LGCソフト

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LGCソフト
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
交配 NM391×エルジーシー1
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種 LGCソフト
開発 近畿中国四国農業研究センター
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LGCソフト(エルジーシーソフト)は、2002年平成14年)に近畿中国四国農業研究センターで育成されたイネ(稲)の品種[1]。旧系統名は「中国173号」[1]。「ニホンマサリ」の低アミロース突然変異系統である「NM391」を母、低グルテリン米である「エルジーシー1」を父とする交配によって育成された[1]。低グルテリン性と低アミロース性の特徴を併せ持っている[1]

熟期は「コシヒカリ」並みで、収量はやや少収[1]玄米は通常白濁する[1]。グルテリン含有率は「エルジーシー1」並だが、アミロース含有率が5〜7%と低いため粘りが強く、食味は明らかに良い[1]。そのため、「エルジーシー1」と混米して好みの粘りで喫食することもできる[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 石谷 2009, p. 158.

参考文献[編集]

  • 石谷, 孝佑 編『米の事典 -稲作からゲノムまで-』(新版)幸書房、2009年11月20日。ISBN 9784782103388 

関連項目[編集]