FCシャイネン福島

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FCシャイネン福島
原語表記 FCシャイネン福島
呼称 FCシャイネン福島
愛称 シャイネン
クラブカラー  
  黄色
 
創設年 2004年
創設 2004(福島夢集団として)
2007(FCシャイネン福島として)
所属リーグ 福島県社会人サッカーリーグ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン 福島県福島市
運営法人 スポーツクラブSTARTLINE
代表者 渡邊剛充
監督 日本の旗 佐々木宏樹
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

FCシャイネン福島(エフシーシャイネンふくしま、ドイツ語: FC Scheinen FUKUSHIMA)は、福島県福島市をホームタウンとして活動するサッカークラブである。

クラブ概要[編集]

2002年4月、福島に住む10代から20代の若者が集まり、福島からJリーグを目指す団体として「福島夢集団」を創設[1][2]。2004年4月に前身となる「福島夢集団JUNKERS(ユンカース)」が設立された[1][2]。2005年にはU-18チームと女子バレーボールチームも設立され、「福島夢集団」はNPO法人化した[1]。ユンカースは2005年から福島県社会人サッカーリーグに参入し、3年で1部に昇格する。

2006年12月、福島夢集団がFCペラーダ福島東北社会人サッカーリーグ2部所属)の運営を譲り受ける[1][2]。これにより、ペラーダがトップチーム(後の福島ユナイテッドFCの前身となる)、ユンカースはセカンドチームとなった。

2007年の県リーグでは1勝9敗の最下位で2部降格が決定すると、チームは存続の危機に陥る。2008年、福島夢集団から独立し、渡邊剛充がチーム代表に就任。クラブ名もFCシャイネン福島に改め、新たなスタートを切った。シャイネン(scheinen)とは、ドイツ語で「輝く」という意味である。

2009年に県リーグ1部に復帰すると優勝を飾り、南東北3県リーグチャレンジマッチでも優勝。東北リーグ2部南に昇格を果たす[3]

2010年、特定非営利活動法人福島スポーツネットが運営する「FCレグノウァ」(2000年4月設立)の傘下に入り、同クラブのトップチームとなる[4]。東北リーグ2部南では昇格1年目で優勝を果たしたが、2部優勝決定戦では2部北優勝の富士クラブ2003に0-2で敗れ自動昇格を逃すと、塩釜FCヴィーゼとの入替戦では2戦合計5-7で敗れ残留となった。

2016年は降格圏の8位でリーグを終えたが、DUOPARK.FCが活動を休止したため残留。しかしその翌年も8位となり、9年ぶりに福島県リーグに降格となった。

2021年よりチームの名称を下部組織と同じFCレグノウァへ改称した[5]

2022年5月に元クラブ代表の渡邊がFCレグノウァから独立し新たに「FCシャイネン福島」としてジュニアチームを結成、トップチームも一時的にFCシャイネン福島へと名称を戻し[6][7]全国クラブチームサッカー選手権福島県大会にもFCシャイネン福島として出場したが[8]、8月には再びFCレグノウァへ名称を戻している[9]。同年は福島県1部リーグ3位となったが、東北リーグから2チームが降格し、優勝のシャンオーレ郡山FCが東北リーグ参入戦に敗れ昇格を果たせなかったため、福島県2部リーグへの降格が決定した。

2023年にはクラブ組織を法人化し、渡邊が代表を務める「スポーツクラブSTARTLINE」を母体として運営する。4月にはジュニアユースチームを設立、トップチームも福島スポーツネットから移管し、正式に「FCシャイネン福島」へと名称を戻し活動する[10]

戦績[編集]

福島夢集団JUNKERS[編集]

年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失差
2005 福島県3部西ブロック 優勝 28 10 9 1 0 26 4 22
2006 福島県2部 2位 24 10 8 0 2 33 12 21
2007 福島県1部 6位 3 10 1 0 9 5 31 -26

FCシャイネン福島(第1期)[編集]

年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失差
2008 福島県2部 2位 19 10 6 1 3 25 21 4
2009 福島県1部 優勝 25 10 8 1 1 33 15 13
2010 東北2部南 優勝 32 14 10 2 2 35 21 14
2011 東北地方太平洋沖地震により不参加[11]
2012 東北2部南 4位 20 14 6 2 6 30 30 0
2013 7位 24 18 7 3 8 33 33 0
2014 2位 34 18 11 1 6 63 39 24
2015 6位 23 18 7 2 9 31 42 -11
2016 8位 19 18 5 4 9 37 41 -4
2017 8位 20 18 5 5 8 36 39 -3
2018 福島県1部 3位 16 10 5 1 4 27 14 13
2019 2位 17 10 5 2 3 10 10 0
2020 5位 3 5 1 0 4 4 13 -9

FCレグノウァ[編集]

年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失差
2021 福島県1部 4位 6 4 2 0 2 6 7 -1
2022 3位 16 10 5 1 4 22 17 5

FCシャイネン福島(第2期)[編集]

年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失差
2023 福島県2部 優勝 23 10 7 2 1 23 6 17

ユニフォーム[編集]

クラブカラー[編集]

  • 2005年 - 2007年   臙脂、 
  • 2008年 - 2021年   オレンジ
  • 2021年 - 2022年   緑、 
  • 2023年 -   青、  黄色、 

ユニフォームスポンサー[編集]

掲出箇所 スポンサー名 表記 提出年 備考
かまた鍼灸整骨院 かまた鍼灸整骨院 2016年-
鎖骨 なし - -
背中上部 なし - -
背中下部 なし - -
なし - -
パンツ前面 なし - -
パンツ背面 なし - -

ユニフォームサプライヤー[編集]

過去の所属選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d クラブ沿革”. 株式会社AC福島ユナイテッド. 2022年2月25日閲覧。
  2. ^ a b c プロフィール:福島ユナイテッドFC”. 日本プロサッカーリーグ. 2020年8月3日閲覧。
  3. ^ チーム情報”. FCシャイネン福島 (2016年7月2日). 2017年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月2日閲覧。
  4. ^ 概要 福島スポーツネット
  5. ^ 遂に始動レグノウァトップチーム今年から社会人チーム名も統一キッズから社会人まで...”. 福島県福島市サッカークラブ【FCレグノウァ】スタッフブログ (2021年5月7日). 2021年5月7日閲覧。
  6. ^ 22.県社会人リーグ結果1-2部.0529”. 福島県サッカー協会 (2022年5月29日). 2022年9月19日閲覧。
  7. ^ 22.県社会人リーグ結果1-2部.0710”. 福島県サッカー協会 (2022年7月10日). 2022年9月19日閲覧。
  8. ^ 福島民報カップ 第29回全国クラブチームサッカー選手権 福島県大会 組合せ表”. 福島県サッカー協会 (2022年8月25日). 2022年9月19日閲覧。
  9. ^ 22.県社会人リーグ結果1-2部.0825”. 福島県サッカー協会 (2022年8月25日). 2022年9月19日閲覧。
  10. ^ クラブ紹介”. FCシャイネン福島. 2022年12月31日閲覧。
  11. ^ この年、リーグへの参加を辞退したクラブは、本クラブを含め、Cobaltore女川バンディッツいわきいわき古河FCメリーの5クラブであった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]