AK-101
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![]() AK-101 | |
AK-101 | |
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種類 | アサルトライフル |
製造国 |
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設計・製造 |
設計:ミハイル・カラシニコフ 製造:イジェフスク機械製作工場 |
仕様 | |
種別 | アサルトライフル |
口径 | 5.56mm |
銃身長 | 415mm |
使用弾薬 | 5.56x45mm NATO弾 |
装弾数 | 30発(箱型弾倉) |
作動方式 | ガス圧作動方式, ロータリーボルト |
全長 |
943mm(銃床展開) 700mm(銃床折り畳み) |
重量 | 3,400g(弾倉を除く) |
発射速度 | 650発/分 |
銃口初速 | 910m/秒 |
有効射程 | 500m |
歴史 | |
設計年 | 1994年 |
製造期間 | 1995年-現在 |
配備期間 | 1995年-現在 |
バリエーション | AK-102 |
製造数 | 25,000+[要出典] |
AK-101は、カラシニコフ系列のアサルトライフルである。AK-100シリーズは、輸出向けに造られたAK-74Mの口径変更型および短銃身型である[1]。
概要[編集]
AK-101は、世界の輸出市場に出すために開発されたため、NATO標準の5.56x45mm NATO弾を用いるように設計されている。その売りは、伝説的な信頼性を持つカラシニコフの設計と標準的で兵站上有利な5.56mm NATO弾の組み合わせである。軽量で高精度な合成樹脂など合成素材を用いた現代的な設計がなされている。AK-101にはAK-74Mと同じくAK-74からの多くの改善点が見られ、それはAK-103など他のAK-100系列のライフルにも見ることができる。
AK-101はストックに黒色のガラス繊維強化ポリアミド製の折りたたみ式ストックを用いており、固定型ストックのように見えるが、レシーバーの左側面にきっちりと固定できる。ハンドガードとグリップの形状はAK-74後期型と同じであるが、成型色がAK-74後期型の焦げ茶色からAK-74Mと同様の黒色になった。
AK-101は、セミオートとフルオートを選択できる。分解の手順はAK-74と同一である。AK-101は、レールをレシーバーの側面に備え付けることができ、スコープやその他多くの種類があるロシアや欧州製の光学照準器もマウント可能である。最大で30発の弾丸をマガジンに装填可能。16インチの銃身を持ち、銃口の跳ね上がり軽減のためAK-74と同様のマズルブレーキを備えている。
AK-102・AK-104・AK-105は、さらにコンパクトなカービン銃として設計されたAK-100シリーズの派生型であり、それぞれ5.56mm NATO弾・M43 7.62x39mm弾・M74 5.45x39mm ライフル弾を用いる。これらのカービンは、それぞれのフルサイズ型と違い、わずか314mmの短い銃身しかない。これらAK-100シリーズのカービンも他と同様に主に輸出用として開発された。
5.56x45mm NATO弾を用いるAK-101とAK-102が、ロシア連邦軍およびロシア国内の法執行機関等に採用された事例は報告されていない。ロシア連邦軍の主力アサルトライフルは、5.45x39mm弾を用いる通常銃身型のAK-74Mが未だその座にとどまっており、予算の関係とAK-74系列の既保有量から当面、アップグレードキットによる既存AK-74Mの改修と後継型のAK-12の調達とを併存させるものと見られる。
7.62x39mm弾を用いるAK-103・AK-104の採用状況の詳細はAK-103の記事、5.45x39mm弾を用いる短銃身型のAK-105の採用状況の詳細はAK-105の記事を参照。
運用国[編集]
脚注[編集]
- ^ Gun Professionals 2021年9月号 2021, p. 36.
- ^ “Norinco AK-2000P: Balada Senapan Serbu “Kalashnikov” Produksi Cina”. 2017年1月18日閲覧。
- ^ “Rosyjska broń dla Fidżi” (ポーランド語). altair.pl. 2016年2月21日閲覧。
- ^ https://www.pri.org/stories/2013-10-08/rangers-kenya-are-outgunned-new-poaching-arms-race
- ^ “EJÉRCITO NACIONAL – Ministerio de Defensa Nacional”. www.mdn.gub.uy. 2019年3月18日閲覧。
関連項目[編集]