ライン・フリードリヒ・ヴィルヘルム大学ボン

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University of Bonn
Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn
ボン大学本館
種別 公立大学
設立年 18 October 1818
学長 Jürgen Fohrmann
職員数
6,500[1]
学生総数 > 31,000[1]
所在地 ドイツ
ボン
キャンパス Urban
エウロペウム
EUA
公式サイト www.uni-bonn.de
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ライン・フリードリヒ・ヴィルヘルム大学ボンドイツ語: Universität Bonn)は、ドイツボンにある総合大学。通称はボン大学

以降、本項では「ボン大学」と呼称する。

概要

ボン大学図書館

ボン市(旧・西ドイツの連邦首都)は、ライン地方の生活様式を保ち、その芸術と文化を、今に伝えるライン川の中央部に位置している。1989年には、ローマ帝国によって町が開かれてから第2000年目の記念日を祝ったところである。町には、文化的潤いが溢れている。具体的にはルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生誕地があり、また旧市庁舎や毎日開いている市場、博物館があり、その他多くの歴史的建物がある。そして、数多くのドイツ国内におけるイベントの発祥地ともなっている。ボン大学は、現在135以上の異なる国から5,000人以上の外国人学生を含む合計31,000人の学生を受け入れている。学生は、カリキュラムを100以上の異なるテーマの中から選ぶことができる。

なお、Times Higher Education 2018年版の世界大学ランキングにおいて、トップ100にランクインしている。

沿革

フリードリヒ・ヴィルヘルムホーエンツォレルン家)は12世紀からフランケン地方シュヴァーベン地方プロシア公領プロイセン王国などの地域を統治していた氏族である。フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の時代にブルシェンシャフトの弾圧が行われ、その後の1818年に大学が設立された。その後の発展によりプロイセン王国を盟主としたドイツ帝国が誕生した。

ドイツでは、比較的歴史の浅い大学であるが、その名にRheinische Friedrich-Wilhelmsの名を冠しているように、プロイセン王国が大学の充実に努めたため、その規模はドイツの他の大学にひけを取らないものとなっている。1918年ヴァイマル共和政設立以降も大学は存在し、その後のドイツが辿った不幸の歴史を見つめ続けた。1945年の新生ドイツ連邦共和国設立以降も、その陣容と環境の充実に努めたため、自然科学、人文科学系を中心として、比較的充実した環境の大学となっている。

場所

ボンの中央広場にある本館(人文科学部および事務局が使用)ならびに市内に点在する。

日本との関わり

東京農工大学とパートナーシップ協定を結んでおり、同大学内に農工大の研究拠点がある[2]。また、同大学の分子生物学部(MBM:Department of Molecular Biomedicine)などを所管する、LIMES (Life & Medical Sciences Institute) 研究所ともバイオメディカル分野でワーキンググループを形成している。

教育機関

以下の7つの学部を擁する。

  • Katholisch-Theologische Fakultät(カトリック神学部)
  • Evangelisch-Theologische Fakultät福音主義神学部
  • Rechts- und Staatswissenschaftliche Fakultät(法学・国家学部)
  • Medizinische Fakultät(医学部)
  • Philosophische Fakultät(哲学部)
  • Mathematisch-Naturwissenschaftliche Fakultät(数学・自然科学部)
  • Landwirtschaftliche Fakultät(農学部)

なお、国家学 (Staatswissenschaft) は日本語でいうところの社会科学ほどの意味である。

研究機関

著名な学生

著名な研究者

著名な留学生

ノーベル賞受賞者

卒業生

修士課程

脚注

  1. ^ a b University of Bonn (2007年6月). “University of Bonn at a glance”. 2008年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月8日閲覧。
  2. ^ ドイツ・ボン大学の学術交流拠点「コラボレーションラボラトリー」を開設 | 来訪・交流 | ニュース | 国立大学法人 東京農工大学”. www.tuat.ac.jp. 2020年10月4日閲覧。
  3. ^ 吉野正敏(1998)"二〇世紀の地理学者たち 第32回 ヘルマン・フローン"地理古今書院).48(8):86-94.(88ページより)

外部リンク