前田菊子
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まえだ きくこ 前田 菊子 | |
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生誕 |
1903年9月23日 日本 東京府東京市小石川区小石川原町 |
死没 | 1988年10月22日(85歳没) |
出身校 | 学習院女学部 |
職業 | 評論家 |
配偶者 | 前田利為 |
子供 | 前田利弘、酒井美意子 |
前田 菊子(まえだ きくこ、1903年(明治36年)9月23日[1] - 1988年(昭和63年)10月22日[2])は、日本の評論家。旧姓酒井。
伯爵・雅楽頭系酒井家宗家20代当主酒井忠興の次女。母は公爵・三条実美の七女、夏子[3]。久邇宮朝融王および良子女王(香淳皇后)の妹である信子女王と、学習院女学部の同期[4]。侯爵・前田利為の妻。
経歴
- 1917年(大正6年)9月、久邇宮朝融王と婚約内約[5]。
- 1918年(大正7年)1月14日、宮内省から婚約発表[6]。
- 1924年(大正13年)、婚約解消[7]。久邇宮朝融王#婚約破棄事件も参照。
- 1925年(大正14年)2月7日、前田利為と結婚、先妻・渼子(なみこ)を亡くしていた利為の後妻となる[8][9]。
- 1942年(昭和17年)、前田利為と死別[10]。
- 1951年(昭和26年)より評論家として活動した。専門はマナー、エチケット[11]。
親族
- 父:酒井忠興(雅楽頭系酒井家宗家20代当主、伯爵)
- 母:酒井夏子 - 公爵・三条実美七女
- 姉:酒井秋子 - 酒井忠正夫人
- 夫:前田利為(旧加賀藩主16代当主、侯爵)
- 長男:前田利弘 - 旧大聖寺藩主家
- 長女:酒井美意子 - 酒井忠元夫人
- 次女:瑶子
脚注
- ^ 『平成新修旧華族家系大成 下巻』(霞会館、1996年)p.531
- ^ #酒井美意子『華族の肖像』58頁、#酒井美意子『元華族たちの戦後史』167頁。
- ^ #酒井美意子『ある華族の昭和史』84頁。なお、#酒井美意子『華族の肖像』56頁では五女。
- ^ #酒井美意子『ある華族の昭和史』86頁
- ^ #酒井美意子『ある華族の昭和史』87頁
- ^ #酒井美意子『ある華族の昭和史』87-89頁
- ^ #酒井美意子『ある華族の昭和史』92-93頁
- ^ #酒井美意子『華族の肖像』57頁、#酒井美意子『ある華族の昭和史』94頁。
- ^ #酒井美意子『元華族たちの戦後史』111頁
- ^ #酒井美意子『ある華族の昭和史』169-170頁、#酒井美意子『元華族たちの戦後史』139頁。
- ^ #酒井美意子『華族の肖像』57頁、#酒井美意子『ある華族の昭和史』240頁、#酒井美意子『元華族たちの戦後史』139-140、169頁。
参考文献
- 酒井美意子『華族の肖像』清流出版、1995年7月15日。ISBN 978-4916028075。
- 酒井美意子『元華族たちの戦後史』主婦と生活社、1995年8月14日。ISBN 978-4872879049。
- 酒井美意子『ある華族の昭和史』講談社文庫、1986年6月。ISBN 978-4061835283。
関連項目
外部リンク
- 久邇宮朝融王婚約破棄事件と元老西園寺 - 永井和、『立命館文学』542、1995