コンテンツにスキップ

弁護人 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。胃薬 (会話 | 投稿記録) による 2023年6月17日 (土) 18:32個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (あらすじ)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

弁護人
변호인
監督 ヤン・ウソク
脚本 ヤン・ウソク
ユン・ヒョノ
出演者 ソン・ガンホ
イム・シワンZE:A
キム・ヨンエ
配給 大韓民国の旗 ネクスト・エンターテインメント・ワールド
日本の旗 彩プロ
公開 大韓民国の旗 2013年12月18日
日本の旗 2016年11月12日
上映時間 127分
製作国 大韓民国の旗 韓国
言語 朝鮮語
興行収入 大韓民国の旗 828億ウォン[1]
テンプレートを表示
弁護人
各種表記
ハングル 변호인
発音 ピョノイン
日本語読み: べんごにん
題: The Attorney
テンプレートを表示

弁護人』(べんごにん、原題:변호인題:The Attorney)は、2013年公開の韓国映画1981年に軍事政権下の韓国で実際に起きた冤罪事件である釜林事件を題材にしている。ソン・ガンホ演じる主人公・ソン・ウソクは、故・盧武鉉大統領をモデルにしている[2]。韓国国内での観客動員数は1,137万人を突破した[1]

あらすじ

1981年頃の韓国。貧しさから高卒で苦学して弁護士になったソン・ウンソクは、不動産登記や税務を専門にして裕福になりブルジョワ弁護士になる。そこへ、かつて苦学時代に食い逃げして後に交流を持つようになった飲食店主スネから助けを求められる。息子のジヌが公安に反政府運動の疑いで捕らえられたのだ。 当時の韓国は軍事政権下にあって、法の名のもとに学生らの反政府活動を弾圧し、公安は非人道的な拷問まで行っていた。反政府活動被疑者の裁判は、裁判長と検事が事前相談して弁護士は及び腰になっているのが実情だったが、ウンソクはそこに敢然と立ち向かう。 公安側の拷問の事実を追及しようと証人喚問しても、法廷は公安で占められて裁判は紛糾し、逆にウンソクの事務所が容疑をかけられ圧力がかけられてくる。拷問を受けた学生の治療にあたった軍医から証言を得るが、検事側は軍医の冤罪をでっち上げ、証言を無効にしてジヌたちには有罪の刑期が言い渡される。 その数年後、ウンソクはジヌたちと共に民主化運動の先頭に立つが、武力で鎮圧され裁判の被告になってしまう。しかしウンソクの弁護を担当するのは多くの先輩弁護士で、弁護人名簿には99名が名を連ね、傍聴席に駆け付けたそれらの弁護士が一人ずつ返事して起立する様子に、涙をこらえながらウンソクは微笑んだ。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

スタッフ

受賞歴

脚注

  1. ^ a b 韓国映画振興委員会 歴代ボックスオフィス”. 韓国映画振興委員会. 2019年9月15日閲覧。
  2. ^ 映画『弁護人』のソン・ガンホ「盧大統領という素材が負担で…」『中央日報』2013年11月19日、2017年1月3日閲覧
  3. ^ モデルは金光一朝鮮語: 김광일_(1939년)

外部リンク