オブザーヴァトリー
オブザーヴァトリー | |
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ハーリド・ビン・アブドゥッラーの勝負服 | |
欧字表記 | Observatory |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 1997年2月17日 |
父 | Distant View |
母 | Stellaria |
母の父 | Roberto |
生国 |
アメリカ合衆国 (ケンタッキー州) |
生産者 | ジュドモントファーム |
馬主 | ハーリド・ビン・アブドゥッラー |
調教師 | ジョン・ゴスデン(イギリス) |
競走成績 | |
生涯成績 |
10戦5勝(総合) 9戦4勝(イギリス) 1戦1勝(フランス) |
獲得賞金 |
32万648UKポンド(イギリス) 50万フラン(フランス) |
オブザーヴァトリー (Observatory) はアメリカ合衆国で生産された競走馬・種牡馬。オブザーバトリーと表記される場合もある。
経歴
1999年(2歳)6月にランフランコ・デットーリが騎乗して競走馬デビュー戦を迎え、デビュー戦で初勝利を挙げた。その後重賞競走初挑戦となった9月のミルリーフステークス(G2)では4着となり、10月に条件戦を制して2勝目を挙げ、休養に入った。
休養を終えて、2000年(3歳)6月に復帰戦となった準重賞競走ではジミー・フォーチュンが騎乗して2着となり、続くジャージーステークス(G3)ではケヴィン・ダーレイが騎乗してレースを制し、重賞競走初勝利を挙げた。以降ダーレイがしばらく騎乗することになり、8月にはレノックスステークス(G3)を制し、続くセレブレーションマイル(G2)ではメディシアンに1馬身差で敗れて2着となったが、9月のG1競走初挑戦となったクイーンエリザベス2世ステークスでは、1番人気で2着となったジャイアンツコーズウェイから半馬身差で先着し、G1競走初勝利を挙げた[1]。しかしその後は休養に入った。
2001年(4歳)、休養を終えて古馬となっての初戦は5月にフランスへ遠征し、新たにリチャード・ヒューズを鞍上に迎えてイスパーン賞に出走した。レースでは2着となったハイトーリを短アタマ差で抑えG1競走2勝目を挙げた[2]。そして6月に引き続きヒューズが騎乗して出走したプリンスオブウェールズステークスでファンタスティックライトに敗れて4着となり、この競走を最後に競走馬を引退した。
種牡馬時代
5歳となった2002年よりハーリド・ビン・アブドゥッラーが所有するイギリスのバンステッドマナースタッドで種牡馬入りしている。
2008年にはアフリカンローズがスプリントカップを制して産駒がG1競走初勝利を挙げている。
日本には、2008年現在競走馬としての産駒は導入されていない。
主な産駒
- 2005年産
- African Rose / アフリカンローズ(2007年スプリントカップ)
- Twice Over / トゥワイスオーヴァー(2009年、チャンピオンステークス、2010年エクリプスステークス、チャンピオンステークス、2011年インターナショナルステークス)
母の父としての主な産駒
血統表
オブザーヴァトリーの血統ミスタープロスペクター系/Northern Dancer 5×3=15.63%、Nashua 4×4=12.50%、Native Dancer 4×5=9.38% | (血統表の出典) | |||
父 Distant View 1991 栗毛 |
父の父 Mr. Prospector1970 鹿毛 |
Raise a Native | Native Dancer | |
Raise You | ||||
Gold Digger | Nashua | |||
Sequence | ||||
父の母 Seven Springs1982 栗毛 |
Irish River | Riverman | ||
Irish Star | ||||
La Trinite | Lyphard | |||
Promessa | ||||
母 Stellaria 1986 栗毛 |
Roberto 1969 鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to | |
Nothirdchance | ||||
Bramalea | Nashua | |||
Rarelea | ||||
母の母 Victoria Star1972 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | ||
Natalma | ||||
Solometeor | Victoria Park | |||
Solar Display F-No.6-d |
- 血統背景
- 半妹、ハイプレイズ(マルレ賞)
- 伯父(母の半兄)、バックスプラッシャー(種牡馬)
脚注
- ^ 鞍上のダーレイとゴスデン厩舎にとっても同競走初勝利となった。
- ^ 鞍上のヒューズとゴスデン厩舎にとっても同競走初勝利となった。
- ^ “プログノーシス”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年3月12日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post