アリエル・ドーフマン
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アリエル・ドーフマン(Ariel Dorfman)は、アルゼンチン生まれチリ国籍の劇作家。苗字はドルフマンと表記されることもある[1] 。
来歴
1942年5月6日、アルゼンチンにユダヤ人夫婦の息子として生まれる。一家はアメリカ合衆国に移民した後、1954年にチリに定住する。アリエル・ドーフマンはそこで成長し、チリ国立大学で大学教員を務めながら、児童書やコミックの分析をする。1973年のチリ・クーデターがきっかけで、オランダ経由で再びアメリカ合衆国に亡命。90年代に帰国[2]。
戯曲『死と乙女』は、ロマン・ポランスキー監督に『死と処女』という邦題の映画として映画化され、日本でも2019年に宮沢りえ、堤真一、段田安則・主演で舞台化された[3]。
邦訳作品
- 『ドナルド・ダックを読む』山崎カヲル訳、晶文社、1984年6月
- 『子どものメディアを読む』諸岡敏行訳、晶文社、1992年8月
- 『マヌエル・センデロの最後の歌』吉田秀太郎訳、現代企画室 (ラテンアメリカ文学選集 14) 1993年7月
- 『谷間の女たち』水谷八也訳、新樹社、1999年7月
- 『南に向かい、北を求めて -チリ・クーデタを死にそこなった作家の物語-』飯島みどり訳[4]、岩波書店、2016年6月
- 『ピノチェト将軍の信じがたく終わりなき裁判 -もうひとつの9・11を凝視する』宮下嶺夫訳、現代企画室[5]2006年9月
脚注
- ^ アリエル・ドルフマン -プロフィール 岩波書店HP
- ^ アリエル・ドーフマン - シス・カンパニー・ドットコム
- ^ オントモマガジン・ドットコム 読みもの2019.08.12 高橋彩子の「耳から“観る”舞台」第15回 シューベルトの響きが記憶を呼び覚ます......宮沢りえ×堤真一×段田安則の3人芝居『死と乙女』
- ^ 岩波書店HP
- ^ アマゾン当該書籍ページ