さんふらわあ くろしお
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さんふらわあ くろしお | |
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(PANSTAR DREAM) | |
基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 |
日本(1997-2002) 韓国(2002-) |
所有者 |
運輸施設整備事業団 ブルーハイウェイライン パンスターフェリー |
運用者 |
ブルーハイウェイライン ダイヤモンドフェリー パンスターフェリー |
建造所 | 三菱重工業下関造船所[1](1034番船) |
航行区域 | 沿海区域・A2水域[1] |
信号符字 | DSFU2(PANSTAR DREAM) |
IMO番号 | 9162150 |
MMSI番号 | 441178000(PANSTAR DREAM) |
改名 | パンスター・ドリーム(2002-) |
経歴 | |
進水 | 1997年3月21日[1] |
竣工 | 1997年 |
就航 | 1997年7月1日[2] |
運航終了 | 2001年10月1日 |
要目 | |
総トン数 | 9,723 トン[1] |
載貨重量 | 4,249 トン[1] |
全長 | 160.0 m[2] |
全幅 | 25.0 m[2] |
深さ | 16.81 m[2] |
喫水 | 4.49m[1] |
満載喫水 | 6.05m[1] |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | NKK18PC-6V 2基 |
出力 | 27,000 hp[2] |
最大速力 | 25.16ノット |
航海速力 | 22.7ノット[2] |
旅客定員 | 530名[2] |
乗組員 | 40名 |
車両搭載数 | 12mトラック150台、4.5m乗用車70台[2][1] |
さんふらわあ くろしおは、ブルーハイウェイラインが運航したフェリー。
概要
さんふらわあ とさの代船として三菱重工業下関造船所で建造され、1997年7月1日、東京 - 那智勝浦 - 高知航路に就航した。船名は高知航路を流れる太平洋の黒潮に由来する[3]。
しかし乗客定員を従来のさんふらわあ とさの約1100人から490名と大幅に減らした事から収益の圧迫に繋がり年間4億円から6億円・累積で40数億円の赤字となったことから[4]、2001年10月1日、航路廃止により定期航路から引退したが、機関故障で長期離脱したスターダイヤモンドの代船として、2001年10月から12月までダイヤモンドフェリーの神戸 - 別府航路に就航した[5]。
その後、海外売船され、韓国のパンスターフェリーでパンスター・ドリーム(PANSTER DREAM)となり、釜山港と大阪南港を結ぶ国際航路に2002年4月から就航した。 2007年4月からは、元さんふらわあ みとのパンスター・サニー(PANSTER SUNNY)の就航によりデイリー運航となっていたが、2009年5月から本船のみの週3往復の運航となっている。
設計
前船のさんふらわあとさと比較して、やや小型となり総トン数は減少した。航路の利用状況に合わせて旅客定員が削減され、車両積載能力が強化されている。主機出力の増強により航海時間が約1時間短縮され、東京 - 高知の所要時間は20時間30分となった[2]。
船内のコンセプトは「浴衣でくつろぐ船の旅」で、和風旅館をイメージした内装とされたほか、浴衣姿で船内のパブリックスペースを利用することが認められていた[2]。
船内
ブルーハイウェイライン時代
- 特等室(ツインベッド2名 30室)
- 1等室A(ツインベッド2名+ソファベッド1名 30室)
- 1等室B(一段ベッド×4 50室)
- 2等寝台(二段ベッド 4名×25室)
- 2等室(80名)
- 公室
- エントランスホール
- 案内所
- ダンスフロア
- レストラン
- 展望浴室
- パーティルーム(カラオケ設備有)
- 娯楽室
- ゲームコーナー
パンスターライン時代
- 4階コンパスデッキ
- カフェ「夢」VIPラウンジ
- スカイジム
- ヘリデッキ
- 3階ブリッジデッキ
- カフェ「夢」
- カフェテラス
- オーシャンビューガーデン
- インフィニティーゴルフ
- 2階Aデッキ「クルーズゾーン」
- ラウンジ「The PARADISE」(スイートルーム客専用)
- 医務室
- ロイヤルスイート「BLUE」「ORANGE」(各2名・ダブルベッド)
- デラックススイート(2名×33室・ツインベッド)
- スタンダードA(5名×13室・マットレス相部屋)
- 団体客室(2室)
- 1階Bデッキ「フェリーゾーン」
- ロビー
- フロント
- コンビニ「GS25」
- ビジネスセンター
- サウナ大浴場
- レストラン「ムグンファ」
- エンターテイメントステージ「マスカレード」
- 特別レストラン「チェリーブラッサム」
- ラウンジ「大阪」
- 寿司バー「瀬戸内」
- ゲームルーム
- マッサージ・貸切浴室「セラピーハウス」
- 免税店「SEASTAR SHOP」
- カラオケルーム「DREAM」「CHORUS」
- 会議室
- ジュニアルーム(2名×4室・ツインベッド)
- ファミリールーム(4名×9室・マットレス)
- スタンダードA(5名×29室)
- スタンダードB(2名×24室・ツインベッド相部屋)
- 団体客室(1室)
脚注
- ^ a b c d e f g h “貨物営業案内 フェリー部門主要目”. ブルーハイウェイライン. 2001年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 株式会社ブルーハイウェイライン (1997-12-30). “"浴衣"でくつろぐ船の旅 : 大型フェリー「さんふらわあ くろしお」”. らん (日本船舶海洋工学会) (38): 44-46. ISSN 09160981. NAID 110003866502 2016年2月15日閲覧。.
- ^ TOPICS - ブルーハイウェイライン(Internet Archive)
- ^ 長距離フェリー航路廃止復活へ2社と水面下で交渉 - 朝日新聞2001年10月2日朝刊和歌山版
- ^ ダイヤモンドフェリー/「さんふらわあ くろしお」用船へ。投入船ドック入りで。別府-神戸直行便に変更 - 日本海事新聞2001年10月22日
外部リンク
- 船内案内 さんふらわあ くろしお - ブルーハイウェイライン(Internet Archive)
- パンスタードリーム - パンスタークルーズ
- MarineTraffic.com - PANSTAR DREAM - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示