アデュー・フィリピーヌ
アデュー・フィリピーヌ | |
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Adieu Philippine | |
監督 | ジャック・ロジエ |
脚本 |
ジャック・ロジエ ミシェル・オグロール |
製作 | ジョルジュ・ド・ボールガール |
出演者 |
ジャン=クロード・エミニ ステファニア・サバティニ イヴリーヌ・セリ |
音楽 |
ジャック・ダンジャン ポール・マテ マクシム・ソリ |
撮影 | ルネ・マトラン |
編集 |
モニク・ボノ クロード・デュラン マルク・パヴォ |
配給 | 紀伊国屋書店 DVD発売 |
公開 |
1962年1月8日 プレミア 1962年4月 カンヌ映画祭 1963年9月25日 商業公開 2004年11月20日 DVD発売 2010年1月23日 商業公開 |
上映時間 | 106分 |
製作国 |
フランス イタリア |
言語 | フランス語 |
『アデュー・フィリピーヌ』(フランス語: Adieu Philippine)は、1962年(昭和37年)に公開されたジャック・ロジエ監督のフランス・イタリア合作映画である。
略歴・概要
1958年(昭和33年)、短篇ドキュメンタリー映画『十代の夏』(Blue Jeans)を撮り、日本でも同作が公開され、同作に注目したジャン=リュック・ゴダールが『勝手にしやがれ』のプロデューサー、ジョルジュ・ド・ボールガールに紹介したことで、『アデュー・フィリピーヌ』は実現した。
ジャン=クロード・ブリアリ、ミシェル・ピコリ、クリスチャンヌ・ルグラン(ミシェル・ルグランの姉)、ロベール・イルシュらがカメオ出演している。
撮影したのは1960年(昭和35年)の夏で、2年後の第15回カンヌ国際映画祭にて上映された。
日本では、東京日仏学院が1970年代から英語字幕付16ミリプリントを所有しており、映画批評家の梅本洋一が「梅本洋一の木曜シネクラブ」を同学院ホールで主宰していた1980年代には、夏になるたびに同プリントを上映していた。2004年と2006年には紀伊国屋書店がDVDを発売した。劇場未公開のままであったが、2010年に行われた特集上映「ジャック・ロジエのヴァカンス」にて本作は、渋谷の映画館ユーロスペースで2010年1月23日から4週間にわたって1日1回上映され[1]、同年3月にも同館でアンコール上映された[2]後、全国で順次上映された。
データ
- 監督:ジャック・ロジエ
- 脚本:ジャック・ロジエ、ミシェル・オグロール
- 規格:白黒映画、モノラル録音、35ミリフィルム
- ジャンル:ドラマ映画
キャスト
- ジャン=クロード・エミニ - ミシェル
- ダニエル・デカン - ダニエル
- ステファニア・サバティニ - ジュリエット
- イヴリーヌ・セリ - リリアーヌ
- ヴィットーリオ・カプリオリ (Vittorio Caprioli) - パシャラ
- ダヴィド・トネリ - ホラーティオ
- アンヌ・マルカン - ジュリエットの声
- アンドレ・タルー - 島のレニエ
- クリスチャン・ロンゲ - クリスチャン
- ミシェル・ソワイエ - アンドレ
- アルレット・ジルベール - 母
- モーリス・ガレル (Maurice Garrel) - 父
- ジャンヌ・ペレス (en:Jeanne Pérez) - 隣の女
- シャルル・ラヴィアル (Charles Lavialle) - 隣の男
物語
1960年(昭和35年)、パリ。ミシェルはもうすぐ徴兵のため、アルジェリアに行かなくてはならない。いっぽう、ミシェルはテレビ局のエンジニアであり、リリアーヌとジュリエットと知り合う。彼女たちは、まるで「フィリピーヌ」というアーモンドのように離れられない友だちどうしである。ミシェルは最後の自由な日々について考え、仕事を辞め、休暇に、彼女たちが参加することに決めたコルシカへの道へいくのだった。
関連事項
脚注
- ^ “ジャック・ロジエのヴァカンス”. ユーロスペース. 2013年6月27日閲覧。
- ^ “ジャック・ロジエのヴァカンス アンコール”. ユーロスペース. 2013年6月27日閲覧。