佐藤正 (衆議院議員)
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佐藤 正(さとう まさし、1884年(明治17年)9月8日[1] - 1951年(昭和26年)1月12日[2])は、日本の衆議院議員(立憲民政党)、拓務参与官。教育者。実業家。
経歴
[編集]宮城県仙台市出身。1909年(明治42年)に早稲田大学哲学科を卒業し、翌年に同研究科を修了した[3]。鉄道院総裁官房嘱託を経て、1912年(大正元年)から東北帝国大学講師や宮城県立工業学校講師を務め、1915年(大正4年)に早稲田大学学長秘書に転じ、1920年(大正9年)からは教育新聞社社長となり、さらに日本社会教育協会専務理事を務めた[3][4]。
1928年(昭和3年)、第16回衆議院議員総選挙に出馬し当選。第19回に至るまで4回連続当選を果たした。その間、岡田内閣で拓務参与官を務めた。
その後、海外教育協会常務理事、日本特殊繊維株式会社社長、南洋特殊繊維株式会社社長、ボルネオ殖産株式会社社長を務めた[1]。
著書
[編集]- 『人物監督之研究』(1910年、求光閣)
- 『日本人長所短所論』(1913年、東亜堂書房)
- 『オイケンの宗教思想』(1914年、アカギ叢書)
- 『近世社会運動』(1914年、アカギ叢書)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 大石末吉『普選の勝者 代議士月旦』東京平和新報社出版部、1928年。
- 『宮城県名士宝鑑』宮城県名士宝鑑発刊事務所、1940年。
- 『第一回乃至第二十回総選挙 衆議院議員略歴』衆議院事務局、1940年。
- 『新訂 政治家人名事典 明治~昭和』日外アソシエーツ、2003年。