500メートル球面電波望遠鏡

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建造中のFAST、2015年9月
大きさの比較
上: アレシボ天文台
下: FAST

500メートル球面電波望遠鏡中国語: 五百米口径球面射电望远镜FASTFive-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope)は、中国科学院国家天文台により建設された世界最大の電波望遠鏡である。この計画の責任者は、同天文台の南仁東である。建設費は約12億元(約185億円)といわれている。

1994年に計画が提案され、2008年10月に中華人民共和国国家発展改革委員会に認められた。同年12月26日には定礎式が開催された[1]

2011年3月に着工、2016年7月3日に最後のパネルがはめられ工事が完了し[2]9月25日に稼動を開始した[3]。翌26日、習近平が運用開始を祝賀し書簡を送ったと報じられた[4]

稼動後しばらくは(2,3年と見られる)調整と国内研究者のみの使用に使われるが、以降は世界中の研究者が使用できる見込みである。

中国南西部の貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県にある自然のくぼ地(大窩凼窪地)[5] を利用して作られている[6]

当施設建設に際し、地上からの電波や光の干渉を取り除く為、周囲5kmに渡る「緩衝圏」と称すエリアと、その周囲に観光客の為の公園(博物館や宇宙をテーマにしたホテル及びレセプション施設が入る。総工費15億元(約248億円)と、望遠鏡施設より高い)が建設予定となっており、その実行の為、約1万人(報道によっては約9,000人)とも言われる住民を移住させる方針が発表されたが、当局の強硬なやり方に訴訟も起きている[7]

4,450枚(記事によっては4,600枚)の三角形の反射パネルを組み合わせ、固定球面鏡を形成し、望遠鏡直径は本望遠鏡完成まで世界最大であったアレシボ天文台より300メートル大きい500mである。

球面鏡であり、受信機は500mの鏡面全体をカバーすることはできず、有効直径として機能するのは300m分である。地面に固定されているため、観測可能範囲は天頂から40度の範囲までである。観測周波数は0.3-5.1GHzを、指向精度は4角を見込んでいる[8]

出典[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

座標: 北緯25度39分9秒 東経106度51分24秒 / 北緯25.65250度 東経106.85667度 / 25.65250; 106.85667