麻雀ウォッチ シンデレラリーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ」(まあじゃんウォッチ シンデレラリーグ)とは、麻雀スリアロチャンネル・麻雀ウォッチにより共催される、女流プロによる麻雀の大会である。

概要[編集]

これまで各団体のリーグ戦や、主催麻雀大会を配信してきたスリアロチャンネルによる、「初の本格女流リーグ戦」。これまでもスリアロチャンネルの番組に出演してきた、最高位戦日本プロ麻雀協会日本プロ麻雀協会RMU所属選手が出場している。

初年度となる2017シーズンでは、タイトル経験者や各団体のリーグ戦上位ランカーを含む、20名の女流選手が参戦した。

翌2018年、麻雀ウォッチ プリンセスリーグ(2020年よりPrincess of the yearに改称[1])が新設され、タイトル経験者や上位ランカーによって争われるようになった。それに伴い、シンデレラリーグの2018シーズンは、まだタイトル経験のない(あるいは少ない)若手の女流が主体の大会となっている。

方式[編集]

2020[編集]

予選[編集]

全16選手を、2ブロック各8名に分け実施され、各グループ内で各節4半荘を4節実施、各選手8半荘実施。

  • 各ブロック1位の選手は、決勝進出(2名)
  • 各ブロック2位の選手は、プレーオフ3に進出(2名)
  • 各ブロック3位の選手は、プレーオフ2に進出(2名)
  • 各ブロック4位・5位の選手は、プレーオフ1に進出(4名)

プレーオフ[編集]

各プレーオフでは4半荘行い、上位2名が次のプレーオフに進出

決勝[編集]

4半荘を実施し、優勝者を決定する。

2019[編集]

予選[編集]

全24選手を、3ブロック各8名に分け実施された。各グループ内で各節4半荘を3節(1選手あたり12半荘)を実施。

  • 各ブロック上位2名そのまま準決勝進出(6名)
  • 各ブロック3位の選手は、プレーオフ2ndに進出(3名)
  • 各ブロック4位の選手及び、5位の選手のうち最もポイントの多い1名は、プレーオフ1stに進出(4名)

プレーオフ[編集]

まず、「プレーオフ1st」として、2半荘を実施。上位1名のみ、各ブロック3位選手が待つ「プレーオフ2nd」に進出。

「プレーオフ2nd」も2半荘実施。上位2名が準決勝進出。

準決勝[編集]

準決勝進出者8名を2卓に分け、それぞれ2半荘を実施。上位2名が、決勝に進出。

決勝[編集]

4半荘を実施し、優勝者を決定する。

2018[編集]

予選[編集]

全20選手1リーグで争われた。各節5半荘を4節(1選手あたり20半荘)実施。上位16名が点数を持ち越して準々決勝に進出、下位4名は脱落。

準々決勝[編集]

1節分の4半荘を実施。予選と合わせた5節合計の上位8名が点数を持ち越して準決勝に進出、下位8名は脱落。

準決勝[編集]

1節分の4半荘を実施。準々決勝までと合わせた6節合計の上位4名が決勝進出、下位4名は脱落。

決勝[編集]

これまでのポイントはリセットし、4半荘を実施し、優勝者を決定する。

ルール[編集]

  • 東南戦
  • クイタン、後ヅケあり
  • 25,000点持ち30,000点返し(トップ者に+20)
  • 順位点は +20、+10、▲10、▲20
  • 一発、裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラあり
  • 赤牌あり(萬子、筒子、索子に各1枚)
  • アガリ連荘
  • オーラス、親のアガリやめ、テンパイやめなし
  • ダブロン、トリプルロンなし

決勝成績[編集]

優勝 準優勝 3位 4位 出典
氏名 所属団体 決勝成績 氏名 所属団体 決勝成績 氏名 所属団体 決勝成績 氏名 所属団体 決勝成績
1 2018 中山百合子 協会 134.4 水谷葵 協会 -3.6 水口美香 協会 -56.1 高橋樹里 最高位戦 -74.7 [1]
2 2019 山本ひかる RMU 184.7 涼宮麻由 協会 26.8 柚花ゆうり 協会 18.4 与那城葵 最高位戦 -229.9 [2]
3 2020 梅村日奈子 麻将連合 46.1 都美 協会 13.5 塚田美紀 最高位戦 -5.8 与那城葵 最高位戦 -53.8 [3]

出場選手[編集]

準決勝進出者経験者のみを対象。

最新出場年度が新しい順、最高成績が上位の順にソートした。また、2019年以降プリンセスリーグに出場し、シンデレラリーグに出場しなくなった者は「P」を記載した。

氏名 所属団体 最高成績 各シーズン成績
2018 2019
山本ひかる RMU 優勝 優勝
涼宮麻由 日本プロ麻雀協会 準優勝 準優勝
柚花ゆうり 日本プロ麻雀協会 3位 3位
与那城葵 最高位戦日本プロ麻雀協会 4位 17位 4位
塚田美紀 最高位戦日本プロ麻雀協会 5位 5位
夏目智依 RMU 5位 19位 5位
川又静香 日本プロ麻雀協会 7位 7位
里中花奈 RMU 7位 7位
中山百合子 日本プロ麻雀協会 優勝 優勝 16位
水谷葵 日本プロ麻雀協会 準優勝 準優勝 9位
水口美香 日本プロ麻雀協会 3位 3位 P
高橋樹里 最高位戦日本プロ麻雀協会 4位 4位 13位
吉田葵 最高位戦日本プロ麻雀協会 5位 5位 22位
瑞原明奈 最高位戦日本プロ麻雀協会 6位 6位 P
日向藍子 最高位戦日本プロ麻雀協会 7位 7位 P
樋口清香 最高位戦日本プロ麻雀協会 8位 8位

脚注[編集]

  1. ^ 麻雀ウォッチ編集部 (2020年8月17日). “プリンセスリーグがリニューアルして開幕!「Princess of the year 2020」が8月18日12時より放送!”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2020年10月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201010132019/https://mj-news.net/news/princess/20200817149565 2020年10月10日閲覧。 

外部リンク[編集]