鬼塚英昭

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おにずか ひであき[1]
鬼塚 英昭
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生誕 (1938-01-06) 1938年1月6日
日本の旗 日本 大分県
死没 (2016-01-25) 2016年1月25日(78歳没)
国籍 日本の旗 日本
出身校 ?中学校
別府鶴見丘高等学校
中央大学(中退)
職業 竹細工職人、作家

鬼塚 英昭(おにづか ひであき、1938年1月6日 - [2]2016年1月25日) は日本の作家、竹細工職人、郷土史家。家業の傍ら、自費出版で歴史書などの執筆を始める。菊タブーや国際金融、国際情勢分野を執筆し、晩年はタブーを恐れないノンフィクション作家として知られた[3][4][5]

経歴[編集]

大分県別府市生まれ[4]大分県立別府鶴見丘高等学校卒業[3]。別府鶴見丘高校は地元名門校として知られ、同校出身の著名人の一人としても名前が挙がる[3]

卒後は、上京して中央大学法学部に入学する。働きながら大学で学んでいたが学費が払えず中退。故郷の別府にて家業の竹細工職人となる[3][6]。作家デビューは遅く、2002年になってからであった[4]。最初は自費出版であったが、執筆のスピードが速く、しかも著書の多くが上下巻分冊の大作であった[4]

一方の竹細工でも、別府市内でギャラリーで個展を開催するなどしている[7]。竹の技を絵に生かした珍しい作風であったとされる[7]。竹細工の分野でも「豊の国の竹の文化史」という著書を出版している[8]。著書は、大分県内の合計170人もの細工職人や業界関係者から取材を行って纏め上げられ、竹細工や竹宵の祭りなど「大分県民」と「竹」の歴史的関わり合いを紹介したもので[8]、ここでも「現代の竹細工の源流をたどれば、この箕作りの世界に行き着く」と独自の分析を記した[8]。2004年には別府市実相寺に居住していた[7]

2016年1月25日胃癌で死去[4][9]。78歳没。

作風・評価[編集]

成甲書房によれば鬼塚は「超人的な読書量」により「常識を覆す数々の発見」を繰り返した[10]。国際情勢や経済動向、金相場などについて独特の見解を示し、リーマンショックを「八百長」と指摘するなど異色の論調でも知られた[4]。思い切った意見を発表することがあり、熱烈なファンも多かったが[4]、好き嫌いが明瞭となる文章でもあった[4]。経済学者の藤岡惇は鬼塚の著書『原爆の秘密 (国外篇)』のジェームズ・F・バーンズの記述を「正確さに難がある」と評しながらも出典として引用している[11]

鬼塚の著書は紀伊國屋書店札幌本店(2008年11月10日から16日)の政治分野のベスト10、秋田県秋田市の加賀谷書店本店(2007年8月24日)のベスト10に入った[12][13]

著書[編集]

  • 『海の門 別府劇場哀愁編』(2002年10月20日、自費出版)
  • 『石井一郎の生涯 別府劇場任侠編』(2003年3月、自費出版)
  • 『豊の国の竹の文化史』(2003年12月、自費出版)
  • 『天皇のロザリオ』上巻「日本キリスト教国化の策謀」(2006年7月8日、成甲書房ISBN 9784880862019
  • 『天皇のロザリオ』下巻「皇室に封印された聖書」(2006年7月8日、成甲書房)ISBN 9784880862002
  • 『日本のいちばん醜い日』(2007年7月21日、成甲書房)ISBN 9784880862163
  • 『日経新聞を死ぬまで読んでも解らない 金の値段の裏のウラ』 (2007年11月20日、成甲書房)ISBN 9784880862224
  • 『原爆の秘密』国内篇「昭和天皇は知っていた」(2008年7月19日、成甲書房)ISBN 9784880862330
  • 『原爆の秘密』国外篇「殺人兵器と狂気の錬金術」(2008年7月19日、成甲書房)ISBN 9784880862323
  • 『八百長恐慌!「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ』(2008年11月8日、成甲書房)ISBN 9784880862385
  • 『トヨタが消える日 利益2兆円企業・貪欲生産主義の末路』(2009年3月11日、成甲書房)ISBN 9784880862439
  • 『ロスチャイルドと共産中国が2012年、世界マネー覇権を共有する』(2009年11月6日、成甲書房)ISBN 9784880862552
  • 『20世紀のファウスト』上巻「黒い貴族がつくる欺瞞の歴史」(2010年3月11日、成甲書房)ISBN 9784880862606
  • 『20世紀のファウスト』下巻「 美しい戦争に飢えた世界権力」(2010年3月11日、成甲書房)ISBN 9784880862613
  • 『金は暴落する!2011年の衝撃 ロスチャイルド黄金支配のシナリオを読み解く』(2010年8月21日、成甲書房)ISBN 9784880862668
  • 『黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア』(2011年5月21日、成甲書房)ISBN 9784880862774
  • 『鬼塚英昭が発見した日本の秘密』[DVD] (2011年7月15日、成甲書房)ISBN 9784880869018
  • 『世界最終恐慌への3000年史 時間とマネーを支配する怪物の正体』(2011年11月24日、成甲書房) ISBN 9784880862835
  • 『瀬島龍三と宅見勝「てんのうはん」の守り人』(2012年3月29日、成甲書房)ISBN 9784880862880
  • 『八百長クライシス』あらかじめ決められた恐慌(2012年8月22日、成甲書房)ISBN 9784880862927
  • 『日本の本当の黒幕』上巻 龍馬暗殺と明治維新の闇(2013年7月6日、成甲書房)ISBN 9784880863023
  • 白洲次郎の嘘』日本の属国化を背負った「売国者ジョン」(2013年12月10日、成甲書房)ISBN 9784880863092
  • 『海の門 別府劇場哀愁編』(2014年5月9日、成甲書房)ISBN 9784880863146
  • 『「反日」の秘密』朝鮮半島をめぐる巨大な謀略(2014年8月1日、成甲書房)ISBN 9784880863177
  • 『天皇種族・池田勇人』知るのは危険すぎる昭和史(2014年12月12日、成甲書房)ISBN 9784880863221

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ http://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/01071568
  2. ^ 鬼塚英昭『海の門』に学ぶ 中川隆” (2014年6月8日). 2014年12月30日閲覧。
  3. ^ a b c d 〔名門高校の校風と人脈〕/262 別府鶴見丘高校(大分県立・別府市)/大分舞鶴高校(大分県立・大分市)=猪熊建夫 2017.10.31 週刊エコノミスト 第95巻 第42号 通巻4523号 44-45頁 写図表有 (全3,042字)
  4. ^ a b c d e f g h 金属行人 2016.04.19 鉄鋼新聞記事情報 01面 (全519字)
  5. ^ 新刊:社会・政治 『原爆の秘密【国内篇】 昭和天皇は知っていた』=鬼塚英昭・著 2008.08.20 毎日新聞 東京朝刊 15頁 読者面 写図有 (全171字)
  6. ^ 天皇のロザリオ 上 - 鬼塚 英昭【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア” (2006年7月). 2014年12月30日閲覧。
  7. ^ a b c 竹の技生かし絵画展 /大分 2004.03.21 朝日新聞 西部地方版/大分 36頁 大分1 (全171字)
  8. ^ a b c 竹の原点探る文化史を出版 別府の竹工芸家の鬼塚英昭さん /大分 2004.01.12 朝日新聞 西部地方版/大分 28頁 大分1 写図有 (全607字)
  9. ^ [1] 成甲書房 2016年7月8日閲覧
  10. ^ 「反日」の秘密 / 鬼塚 英昭【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
  11. ^ 藤岡惇なぜ米国は2発の原爆を日本に投下したのか : 投下70周年の時点での再考 (PDF) 」 、『立命館経済学』第64巻第4号、立命館大学経済学会、2016年2月、 541.547頁、2018年3月28日閲覧。
  12. ^ 本屋さんのランキング /北海道 朝日新聞 2008.11.27 北海道夕刊 9頁 札情報1 写図有 (全394字)
  13. ^ ベスト10 /秋田県 朝日新聞 2007.08.24 東京地方版/秋田 30頁 秋田全県 写図有 (全316字)