青井陽治
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青井 陽治(あおい ようじ、1948年3月3日 - 2017年9月1日[1])は、日本の翻訳家・演出家。日本演出者協会理事。
人物
[編集]神奈川県出身。国際基督教大学中退。1969年劇団四季の演劇研究所に入り、俳優、翻訳者として活動。1976年フリーとなり、アメリカ現代劇やミュージカルの翻訳・演出にとりくむ。
1982年から1985年、千葉真一が企画・演出したジャパンアクションクラブのミュージカルに参画し、『ゆかいな海賊大冒険』では作・作詞、『酔いどれ公爵』ではミュージカル構成・演出協力を担った。
1996年、第3回湯浅芳子賞受賞(舞台での「ジェフリー」「ジェミニ」「ソフィストリー(詭弁)」「ラブ・レターズ」「セイムタイム・ネクストイヤー」などの翻訳)。
上演作に「真夜中のパーティ」「陽気な幽霊」「ラヴ・レターズ」など[2]。
2017年9月1日、膵臓がんのために死去[1]。69歳没。 戒名は、遇劇院釋導陽(ぐうぎゃくいんしゃくどうよう)[3]。
共著
[編集]翻訳
[編集]- J・G・ノヴェール『舞踊とバレエについての手紙』小倉重夫,ダン・ケニー共訳 春秋社 1968年
- ハーニック・ボック脚本 シェルドン・ハーニック作詞『アップル・トゥリー』堤孝夫共訳 劇書房 1979年
- アンソニー・ニューリー、レスリー・ブリッカス『地球を止めろ 俺は降りたい』堤孝夫共訳 劇書房 1979年
- ポール・オズボーン『朝は、七時』劇書房 1981年
- マーク・メドフ『ちいさき神の,作りし子ら』劇書房 1981年
- マーテイン・シャーマン『ベント 』劇書房 1981年
- ジャック・ハイフナー『ヴァニティーズ』劇書房 1982年
- バーナード・スレイド『セイムタイム、ネクストイヤー 来年の今日もまた』堤孝夫共訳 劇書房 1983年
- マート・クローリィ『真夜中のパーティ』劇書房 1983年
- アーネスト・トンプソン『黄昏』堤孝夫共訳 劇書房 1984年
- 『ニール・サイモン戯曲集 2』酒井洋子、鳴海四郎、福田陽一郎共訳 早川書房 1984年
- ハーヴィ・ファイアスティーン『トーチソング・トリロジー 3部作』劇書房 1987年
- スタンリー・グリーン『ブロードウェイ・ミュージカルfrom 1866 to 1985 Show by show』ヤマハ音楽振興会 1988年
- A・R・ガーニー『ラヴ・レターズ』劇書房 1990年
- アリエル・ドーフマン『死と乙女』劇書房 1994年
- ポール・ラドニック『ジェフリー』劇書房 1995年
- スタンリー・グリーン著、ケイ・グリーン追補『ブロードウェイ・ミュージカルのすべて』ヤマハミュージックメディア 1995年
- 『GODSPELL』 2001年[4]
訳詞
[編集]- What I Did For Love(作詞 : E.KLEBAN、作曲 : M.HAMLISCH。梶賀千鶴子と共訳
脚注
[編集]- ^ a b 名作舞台「ラヴ・レターズ」翻訳・演出の青井陽治さん急逝 - ウェイバックマシン(2017年9月2日アーカイブ分). スポーツ報知.報知新聞社(2017年9月2日) 2017年9月2日閲覧。
- ^ デジタル版日本人名大辞典
- ^ 演出家、故青井陽治さんの人柄 30年来の友だった奥田瑛二さんは2年前の舞台卒業を“撤回”/芸能ショナイ業務話 - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ) 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
- ^ “ミュージカル『GODSPELL』 インタビュー”. ニフティ (2001年11月20日). 2022年3月8日閲覧。