青い蓮

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青い蓮
(Le Lotus bleu)
発売日 1934
シリーズ タンタンの冒険 (Les aventures de Tintin)
出版社 カステルマン
制作陣
ライター エルジェ
アーティスト エルジェ
オリジナル
掲載 20世紀子ども新聞
掲載期間 1934年8月9日 – 1935年10月17日
言語 フランス語
翻訳版
出版社 福音館書店
発売日 1993
翻訳者 川口恵子
年表
前作 ファラオの葉巻 (1934年)
次作 かけた耳 (1937年)

青い蓮フランス語:Le Lotus bleu )は、ベルギー漫画家エルジェによって描かれたコミック、タンタンの冒険シリーズの5番目の作品である。満州事変当時の上海が舞台であり、この作品で作者エルジェの中国人の友人をモデルとしたチャンがタンタンの友人として登場する。

概要[編集]

前作『ファラオの葉巻』から引き続きシリーズ初の前後編の後編。このため冒頭で前作のあらすじをのせ、本編開始も前作最後のインドからである。 ただし、日本語訳では『ファラオの葉巻』が第8巻でこちらが第14巻と大きく巻数が開いているため、他の前後編(日本語訳でも連番で訳されている)と違ってつながりが分かりにくいためか、本編中に「『ファラオの葉巻』参照」という注訳が数か所ある。

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

タンタン
ルポ記者。インドのマハラジャの邸宅で休息をとっていた時、ある人物による言葉を手掛かりに上海に向かう。
スノーウィ
タンタンの相棒の犬。
デュポンとデュボン
「ファラオの葉巻」に引き続き登場。タンタンが指名手配されたことによりやむを得ずタンタンを逮捕しようとするが、失敗。その後、ミツヒラトとラスタポプロスの逮捕することに成功した。
マハラジャ・ガイパジャマ
シパシャルヴィシュニ師
ミツヒラト(Mitsuhirato)
日本人。実業家として上海でブティック経営等、事業を手がけているが、実は日本軍の秘密諜報部員である。上海のアヘン窟「青い蓮」の代表者という裏の顔を持つ。
ヤマトという名の手下がいる。タンタンの行動を幾度も妨害するも、最後は逮捕され、割腹自殺を遂げる。
ドーソン
ギボンズ
ワン・チェンイー(Wang Jen-Ghie)
対アヘンを目的に創設された中国の秘密結社「小龍会(シャオロンホイ)」の代表者。中国語版では「王仁杰」と漢字が当てられている。タンタンに協力を要請する。事件解決後、チャンを養子に迎える。
ディーディー(Di-di)
ワンの息子。ラジャイジャの毒矢にかかり、タンタンの命を狙う。中国語版では「迪迪」と漢字が当てられている。事件解決後はファン教授が作成した解毒剤を服用し正気を取り戻した。
チャン
中国人の少年。本名は張仲仁 (Chang Chong-Chen)。孤児院にいたが嵐に流されたところをタンタンに救助され、行動を共にする。
ラスタポプロス
「ファラオの葉巻」に引き続き登場。「ファラオの葉巻」でタンタンの警察に引き渡そうとしたり、インドにてタンタンの命を狙おうとして崖に落ちた人物の正体はこの男だった。
ファン教授(Fang Se-Yeng)
上海在住の精神科医。中国語版では「方世英」と漢字が当てられている。ミツヒラトらに誘拐されるも最後は救出され、ラジャイジャの毒矢から解毒剤を作成に成功した。

脚注[編集]