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鍾家新

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鍾 家新(Jiaxin Zhong 、しょう かしん[1])は、日本の社会学者明治大学政治経済学部教授。研究分野は福祉社会学家族社会学、日中比較社会学、在日華僑華人の現代社会学、中国残留孤児研究。

十五年戦争」が日本の社会保障制度福祉国家体制の形成・発展を促進したことを論証した[2]。「若くして『日本型福祉国家の形成と「十五年戦争」』(ミネルヴァ書房、1998年)というパイオニアワークを発表して学界に不動の地位を築いた」(『福祉社会学研究』15、2018年、P.319)。中国残留孤児に関する研究は英文の単著としてイギリスのRoutledgeという出版社で出版された(Jiaxin Zhong, Japanese War Orphans: Abandoned Twice by the State, Routledge , 2022.)。

略歴

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中国広東省竜川県生まれ(客家[3]

著作

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単著

  • 『日本型福祉国家の形成と「十五年戦争」』ミネルヴァ書房、1998年。
  • 『中国民衆の欲望のゆくえ――消費の動態と家族の変動』新曜社、1999年。
  • 『社会凝集力の日中比較社会学――祖国・伝統・言語・権威』ミネルヴァ書房、2016年。
  • 『在日華僑華人の現代社会学――越境者たちのライフ・ヒストリー』ミネルヴァ書房、2017年。
  • Jiaxin Zhong, Japanese War Orphans: Abandoned Twice by the State, Routledge , 2022.

脚注

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  1. ^ 明治大学 教員データベース
  2. ^ 安立清史鍾 家新著『日本型福祉国家の形成と「十五年戦争」』」『社会学評論』第50巻第1号、日本社会学会、1999年、130-132頁、doi:10.4057/jsr.50.130ISSN 0021-5414NAID 110000226395 
  3. ^ a b c d 『日本型福祉国家の形成と「十五年戦争」』著者略歴
  4. ^ 国立国会図書館. “博士論文『戦時下日本の社会保障制度の社会学的研究 : 福祉国家の形成における戦争の役割』”. 2023年4月17日閲覧。
  5. ^ a b c researchmap

外部リンク

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