輪舞

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1900年時の自費出版本

輪舞」(りんぶ、Reigen)は、アルトゥール・シュニッツラー戯曲1920年12月23日、ベルリン小劇場にて初演された。ウィーンを舞台に、それぞれ2人の男女の情事前の会話劇が中心となる10景からなる。はじめは娼婦と兵卒、次の景はその兵卒と女中、次はその女中と若旦那…というふうに、相手が順繰りに入れ替わってゆき、最後に伯爵と最初に出てきた娼婦との組み合わせになって「輪舞」が完成するという構成。また景同士の間には情事をあらわす中断が入る。

シュニッツラーは1900年にはこの戯曲を完成させていたが、当時の性道徳や階級理念に露骨に反した内容のために上演も出版も諦め、200部の自費出版本のみを知人に配っていた。第一次世界大戦後に検閲がなくなったため上演が可能になったが、その際にも上演をめぐって法廷論争を引き起こしている。1950年マックス・オフュルス監督により映画化(輪舞 (1950年の映画))、その後もロジェ・ヴァディム監督(輪舞 (1964年の映画))、オットー・シェンク監督(輪舞 (1973年の映画))でそれぞれ映画化されている。

参考文献[編集]

  • シュニッツラー 『輪舞』 中村政雄訳、岩波文庫、1987年
  • 岩淵達治編 『現代演劇101物語』 新書館、1996年、96-97頁