豊後葵

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豊後 葵
基本情報
生年月日 (1988-04-20) 1988年4月20日(36歳)
所属団体 日本プロ麻雀協会
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豊後 葵(ぶんご あおい、1988年4月20日 - )は、日本プロ麻雀協会所属の女性プロ雀士東京都出身。愛称は「門前ジャンヌ・ダルク」。鈴木達也が経営する雀荘「麻雀『FUN』」に勤務。タレント事務所としては梶本プロダクションに所属[1]。身長158cm[2]

人物[編集]

  • 女性プロ雀士とは思えないほど「暴走キャラ」として知られており、特にニコニコ生放送の麻雀トーク番組では、前へ前へ出る姿勢と歯に衣着せぬ毒舌マシンガントークで人気を博している。
  • 「マジ(で)」「- ですけど」「- ない?」「ほらね」などの言葉を使うことが多い。
  • 女流プロの中では比較的打牌が強めな傾向にあり、気合が入った時には牌を強打することもある。
  • 梶やんチャンネル「梶とブンゴの麻雀レディオ」では、傍若無人なキャラを演じているためか視聴者からコメントでイジられることが多く「マジでやめてくんない?」とツッこむも楽しんでいるようである。一方で、「お悩み相談コーナー」では視聴者からの投稿に痛快な回答で一刀両断している。また、視聴者と投稿数の少なさに焦っているのか「お願いだから、マジで投稿頼む。絶対終わらせたくないから」という趣旨の発言を毎回していた。しかし、2014年5月に梶本琢程がチャンネル離脱により、上野あいみを新パートナーに迎えて「ブンゴとあいみの麻雀レディオ」にリニューアルするものの、同年12月をもって番組は終了した。
  • 東京出身であるが、東京のグルメはマズイと発言している。また、クリスマスなどの行事にはほとんど興味がない。(テンパリチャンネル「ブンゴとあいみの麻雀レディオ」より)
  • 書道が得意であり、特にしんにょうには自信があるらしく 赤羽では「しんにょうの豊後」とよばれていたらしい。
  • 阿部孝則RMU所属)を師としており、二人麻雀などマンツーマンで厳しい指導を受け続けている。「豊後、これから麻雀プロで生きていくなら運のせいにするな。」「牌を捨てるときは一回で切りなさい。テレビ対局でも(視聴者にとっては)見栄えがいいから。」と激励アドバイスを受けて以降、成績は上昇したという。(テンパリチャンネル「ブンゴとあいみの麻雀レディオ」より)
  • 尊敬する女流雀士は、清水香織朝倉ゆかり
  • 料理を得意としており、女流プロ雀士による「クッキング女王決定戦」(梶やんチャンネル)の初代王者に輝いた。
  • 趣味は競馬ゴールドシップのファン)、福島競馬場馬主席の抽選に応募し当選したことがある。
  • 重要な対局当日は朝食を一切取らず、レッドブルを飲んで対局に挑んでいる。
  • 彼氏はパセリであることになっている。(テンパリチャンネル「サンマ・サバイバル!! 〔Round.17〕王座防衛戦」より)
  • 第11期「プロクイーン決定戦」決勝戦の6回戦目の順番決めで他の連盟雀士が戦略を考えて選択していく中、豊後は「疲れたので、早く帰りたいから」という理由で抜け番を選択し初日を終えて帰宅したエピソードがある。[3]
  • 「麻雀最強戦2015女流代表決定戦・桜の陣」に出場し、予選では親番で門前清一色に続き役満の国士無双をあがり茅森早香宮内こずえ和久津晶の3人全員を一時箱割れに追い込み131000点(放送対局では最高点)を記録した(対局終了時は少し減る)。解説だった2014最強位の藤田晋を驚愕させものの、決勝では見せ場がなく石井あやが優勝した。(予選の役満賞10万円は獲得)この対局を機に「豊後無双」という語が広まった。

悲願のタイトル制覇[編集]

  • これまでプロクイーン決定戦女流雀王戦夕刊フジ杯麻雀女王決定戦など決勝戦に多数進出し惜しくも優勝を逃し続けていた。
  • 2014年の第13期女流雀王決定戦リーグを2位で通過すると、決定戦の初日では2位に、2日目では大きくリードしてトップになる。しかし、最終日には冨本智美に猛追され逆転される。そして、最終戦では一進一退の攻防となり、トップの豊後と2着冨本の差が5100点差の僅差でオーラスを迎える。そのオーラスで冨本がテンパイするものの優勝条件を満たせないために三色同順のフリテンリーチで勝負に出る。しかし、親番の豊後はあがりに向かわずオリに回り、冨本はあがることができなかったため決着。悲願のタイトル制覇となった。
  • あまりにもギリギリの攻防と緊張感があったためか、解説の片山まさゆきは決着の瞬間に涙ながらコメントした。表彰式でも豊後が感極まって号泣し、代表の五十嵐毅も涙をこらえながらコメントするほど感動に包まれていた。

獲得タイトル[編集]

  • 第13期 女流雀王戦 優勝
  • 第10期 夕刊フジ杯 優勝

タイトル戦決勝進出歴[編集]

  • 第10期 女流雀王決定戦4位
  • 第5期 夕刊フジ杯争奪麻雀女王決定戦・個人戦4位
  • 第10期 プロクイーン決定戦・5位
  • 第12回 野口恭一郎賞・女性棋士部門・最終審査4位

出演番組[編集]

  • 梶やんハント!(バンブーちゃんねる)
  • 梶やんチャンネル→テンパりチャンネル(ニコニコチャンネル)

麻雀遊戯王(豊後散歩にて女流プロ雀士のお宅訪問)

脚注[編集]

  1. ^ 豊後 葵
  2. ^ 日本プロ麻雀協会-豊後葵
  3. ^ 第11期プロクイーン決定戦 初日観戦記|日本プロ麻雀連盟(プロクイーン初日は、前半5回戦を終えて成績に応じ順番決めを行った後、後半1回戦を行って初日終了となるため。)

外部リンク[編集]