西神吉町
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西神吉町 にしかんきちょう | |
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国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 兵庫県 |
自治体 | 加古川市 |
旧自治体 | 西神吉村 |
面積 |
4.69km² |
世帯数 |
3,336世帯 |
総人口 |
8,661人 (推計人口、2014年1月1日現在) |
人口密度 |
1,846.7人/km² |
隣接地区 |
東神吉町・米田町・志方町 高砂市 |
特記事項:人口のうち男 4,182人、女 4,479人 |
西神吉町(にしかんきちょう)は、兵庫県加古川市の地域である。本項ではかつて同地域に所在した西神吉村(にしかんきむら)についても述べる。
概要
[編集]西神吉町は、加古川市の西に位置する。大字に西神吉町宮前、西神吉町西村、西神吉町中西、西神吉町大国、西神吉町岸、西神吉町辻、西神吉町鼎がある。
歴史
[編集]にしかんきむら 西神吉村 | |
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廃止日 | 1956年(昭和31年)9月30日 |
廃止理由 |
編入合併 印南郡西神吉村、東神吉村、米田町(平津・船頭) → 加古川市 |
現在の自治体 | 加古川市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 兵庫県 |
郡 | 印南郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
面積 | 4.67 km2 |
総人口 |
4,195人 (国勢調査、1955年) |
隣接自治体 | 東神吉村、米田町、志方町、阿弥陀村 |
西神吉村役場 | |
所在地 | 兵庫県兵庫県印南郡西神吉大国 |
座標 | 北緯34度48分29.8秒 東経134度49分22.0秒 / 北緯34.808278度 東経134.822778度 |
ウィキプロジェクト |
- 年表
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により印南郡鼎村・宮前村・西村・辻村・大国村・岸村が合併して印南郡西神吉村が発足[1]。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 印南郡西神吉村・東神吉村・米田町(平津・船頭)とともに加古川市へ編入[1]。
- 1958年(昭和33年)7月5日 - 高砂市阿弥陀町魚橋の一部を加古川市に編入。対象の地域の大字を西神吉町辻に改称[2]。
- 1981年(昭和56年)3月1日 - 高砂市阿弥陀町魚橋の一部を加古川市に編入、西神吉町辻の一部を高砂市へ編入[3]
人口統計
[編集]1901年末の戸数、人口は宮前村84戸、423人[4]。鼎村110戸、480人[4]。西村50戸、272人[4]。中西村60戸、325人[4]。大国村128戸、567人[4]。岸村62戸、287人[4]。辻村88戸、465人[4]。
経済
[編集]- 農業
『大日本篤農家名鑑』によれば西神吉村の篤農家は、「神吉長作、前田辰太郎、原藤作、田中貞太郎」などである[5]。
地域
[編集]教育
[編集]- 小学校
- 加古川市立西神吉小学校
郵便局
[編集]- 加古川西神吉岸簡易郵便局
公共施設
[編集]- 加古川市立総合体育館
- 加古川運動公園陸上競技場
寺社
[編集]- 寺院[6]
- 南宗寺 - 浄土真宗本願寺派の寺院。山号、妓楽山。本尊、阿弥陀如来。1550年(天文19年 )4月開基。
- 妙信寺 - 顕本法華宗の寺院。山号、本覚山。本尊、妙法大曼荼羅。1883年(明治16年)開基。
- 真福寺 - 曹洞宗の寺院。山号、青龍山。本尊、薬師如来。1626年(寛永3年)6月開基。
- 常福寺 - 浄土宗西山派の寺院。山号、聖徳山。本尊、阿弥陀如来。1663年(寛文3年)開基。
- 正岸寺 - 真宗大谷派の寺院。山号、宝国山。本尊、阿弥陀如来。1795年(寛政7年)開基。
- 正念寺 - 浄土真宗本願寺派の寺院。山号、高峰山。本尊、阿弥陀如来。1562年(永禄5年)12月開基。
- 神社[7]
- 八幡神社 - 村社。祭神は誉田別命。
交通
[編集]出身人物
[編集]- 神吉晴夫(出版人) - 光文社社長。かんき出版創業者。
- 原清兵衛 - 法華山より出る谷川の水によって水田を養おうと神吉の大池を改築した[8]。其の功により字赤ヶ谷の田地四反歩を時の領主より下賜された[8]。
- 平岡太吉(農業、金融業) - 宮前村出身。弁護士、政治家・平岡萬次郎、内務官僚・平岡定太郎兄弟の父。農商務官僚・平岡梓の祖父。作家・三島由紀夫の曽祖父。
脚注
[編集]- ^ a b 角川書店 1988.
- ^ “大字名の改称”. 加古川市例規集. 2014年1月27日閲覧。
- ^ “市の境界変更”. 加古川市例規集. 2014年1月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『印南郡誌』私立印南郡教育会、1906年、pp14-15(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年4月26日閲覧。
- ^ 『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年、128頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年1月17日閲覧。
- ^ 兵庫県印南郡 1916, pp. 183–186.
- ^ 兵庫県印南郡 1916, pp. 100.
- ^ a b 『印南郡誌』私立印南郡教育会、1906年、100頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年1月17日閲覧。
参考文献
[編集]- 角川書店 編『角川日本地名大辞典 兵庫県』(初版第1刷)、1988年9月。ISBN 978-4040012803。
- 兵庫県印南郡『増訂印南郡誌』 前編兵庫県印南郡曽根町、1916年 。2013年12月27日閲覧。