篠塚大登
篠塚大登 |
獲得メダル |
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篠塚 大登(しのづか ひろと、2003年12月23日 - )は、愛知県東海市出身の日本の卓球選手。愛称はTリーグのT.T彩たま在籍時につけられた「しのぴ」。愛知工業大学在学中。身長は165cm。血液型はB型。国際卓球連盟のITTF世界ランキングは29位(2022年11月)。※U-19混合ペアは1位。U-19混合個人は3位。U-19個人は6位。左シェークドライブ型。 Tリーグは木下マイスター東京所属。背ネームは「SHINOPI」。現在(2022-2023シーズン)の背番号は49番で、理由は英語で発音した時に響きがいいから(なお、T.T彩たまでプレーした2020-2021シーズンは99番(「一番下から這い上がっていけるように」と本人の思いが込められている)、同2021-2022シーズンは22番(本人のラッキーナンバー))。趣味はYouTube鑑賞。木下グループとスポンサー契約している。タマス(バタフライ)とアドバイザリー契約している。
経歴
高校教師の父がたまたま卓球部の顧問になったことをきっかけに、5歳から近所の卓球クラブに通い始めた[1]。その卓球クラブに勧められ、小学校1年生から卓伸クラブに入った。
小学校高学年から結果が出始め、声がかかり、愛知工業大学附属中学校へ入学、愛工大名電高等学校へと進学した。
2020-2021年シーズンには、愛工大名電の先輩である曽根翔とのダブルスで10勝3敗の成績を収め、ベストペア賞を受賞した。
2022年、愛工大名電高等学校を卒業し、愛知工業大学(経営学科スポーツマネジメント専攻)へと進学した。
2020年にTリーグのT.T彩たまに入団し2シーズン在籍したが、2022年4月に木下マイスター東京に移籍。同時に木下グループとスポンサー契約を締結したことも発表された。
2021年6月にフランスのPro Bリーグのチームである Bayard Argentan tennis de table との契約が発表されたが、コロナ禍での移動制限や国内試合での多忙もあってか、2022年6月時点で試合への出場機会はない。
2022年8月5日にポーランド・スーパーリーグのチームであるDartom Bogoria Grodzisk Mazowieckiとの契約が発表された。 2022年〜2023年シーズンはTリーグとポーランド・スーパーリーグを掛け持ちで参戦する事となった(11月29日現在、未参戦)
2022年8月6日に新潟県の秋葉区総合体育館で戸上隼輔、鈴木李茄と講習会を行い550人の観客を集め、成功をおさめた。篠塚にとって初の講習会となった。
木下マイスター東京に移籍後、シングルス、ダブルス(大島祐哉ペア)2点使いでTリーグに出場し続けている。
人物
- 好きな食べ物は母親が作ったロールキャベツ、サーモン。チョコレートよりも酢イカ等のおつまみ系が好き。
- 苦手な食べ物は辛いもの。オーベルジーヌのカレーは甘口を食べている。
- 遠征の時は必ず普段自分が使っているシャンプーを持っていく。
- 愛工大名電高校の今枝一郎監督がインタビューで「篠塚は部屋はいつもきれいで、練習着は毎日洗濯し、使用済み練習着は畳んで鞄にしまい持ち帰る程、ちゃんとしている」と答えている。
- 身につけている服や靴がおしゃれだとスタッフやファンから言われている。
- 愛工大名電中学、高校共にキャプテンを努めた。
- 卓球ではサウスポーだが、箸を持つ時とものを書く時は右利き。
- 元男子日本代表監督の倉嶋洋介から「水谷二世(水谷隼)と言われるほどボールタッチの柔らかい選手」と評されている。
- 水谷隼から「台湾の林昀儒に似ている。両ハンドが安定し、サービスもチキータも威力がある。これから磨いていけば可能性はある」と高く評価されている。
- T.T彩たまの坂本竜介元監督は、篠塚が中学生の頃からT.T彩たまの獲得候補の有望選手としてリストアップしていた。シングルス初戦後「初めてで少しは緊張するかと思ったが関係なかった。そこが大物なところ。光るものがたくさんある。日本卓球界の為にも強くならないといけない選手」と語っていた。
- 男子ダブルス、混合ダブルスの巧者でもあり、木原美悠、戸上隼輔、及川瑞基、田中佑汰、谷垣佑真、濱田一輝、大島祐哉らとペアを組み、結果を残している。
(木原美悠ペアではU-19混合ダブルスWR1位。日本卓球協会の強化本部推薦にも選ばれている)
プレースタイル
左シェーク裏裏のオールラウンド攻撃型。特に台上技術では天才肌とも言われる繊細なボールタッチで、そこから繰り出される意外性のある台上プレーに加え、安定した両ハンドの速攻、大胆な回り込み、威力のあるチキータなど思い切りのよいプレーが特徴。
自らの3球目攻撃を優位にするサウスポーらしい高いサービス技術や両ハンドのラリー能力、また10代とは思えない落ち着いた試合運びなど、卓越した技術と戦術の幅を持つ。
近年は筋力作りにも力を入れ、よりパワフルなプレーを見せている。
主な戦績
- 2017年
- 全日本卓球選手権大会カデットの部 14才以下男子シングルス 優勝、男子ダブルス優勝(濱田一輝ペア)
- 2018年
- ジュニアサーキット カデット男子シングルス 優勝
- 2019年
- 第88回全国高等学校総合体育大会(インターハイ)男子団体 優勝、男子シングルス 準優勝
- 世界ジュニア卓球選手権 男子団体 3位
- 2021年
- 全日本卓球選手権大会 ジュニア男子シングルス 3位
- 第90回インターハイ 男子ダブルス 優勝(谷垣佑真ペア)、男子団体 優勝
- 世界ユース卓球選手権 U-19混合ダブルス 優勝(木原美悠ペア)、U-19男子団体 3位
- 2022年
- 2022 LION CUP TOP32(第1回パリオリンピック選考会(Road to Paris))6位[2]
- WTTフィーダーフリーモント大会 男子シングルス 優勝、男子ダブルス(田中佑汰ペア) 準優勝
- WTTフィーダーウェストチェスター大会 男子ダブルス(田中佑汰ペア) 準優勝
- WTTコンテンダーザグレブ大会 男子ダブルス(及川瑞基ペア) 3位
- 2022年 第91回 全日本大学総合卓球選手権大会 団体の部 愛知工業大学 準優勝(篠塚本人はシングルス、ダブルス全ての試合に出場し、全勝した)
- WTTフィーダーブダペスト大会(ヨーロピアンサマーシリーズ2022)男子シングルス 3位
- 2022 全農 CUP TOP32 福岡大会(第2回パリオリンピック選考会) 3位
- WTTコンテンダーアルマトイ大会 男子シングルス 3位
- 2022年 第77回 国民体育大会 団体戦 愛知県 優勝(田中佑汰、谷垣佑真チーム)(愛知県の優勝は6年振り3度目)
- 2022年 全日本卓球選手権大会(団体の部) 愛知工業大学 優勝(横谷晟、谷垣佑真チーム) (愛知工業大学は初の優勝)
- WTTコンテンダーノヴァ・ゴリツァ大会 男子シングルス 優勝、男子ダブルス(戸上隼輔ペア) 優勝(2冠)
- 2022 全農 CUP TOP32 船橋大会(第3回パリオリンピック選考会) 3位
関連項目
脚注
出典
- ^ “篠塚大登インタビュー 天才肌が目指す正統派”. 卓球レポート (2019年6月11日). 2021年10月1日閲覧。
- ^ “2022 LION CUP TOP32”. 2022年7月25日閲覧。
外部リンク
- SHINOZUKA Hiroto - ITTFプロフィール (英語)
- 篠塚大登 - Tリーグ
- 篠塚大登の使用用具・大会成績・プロフィール - Rallys
- 篠塚大登(JPN) - バタフライ
- 篠塚大登 (@shinozukahiroto) - X(旧Twitter)
- 篠塚大登 (@shinozukahiroto) - Instagram