福永正明

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福永 正明(ふくなが まさあき) FUKUNAGA Masaaki
人物情報
国籍 日本の旗 日本
出身校 Banaras Hindu University
学問
研究分野 インドと南アジアにおける政治社会の動向分析、南アジアにおける核兵器と原発
研究機関 岐阜女子大学南アジア研究センター、上智大学アジア文化研究所
学位 Ph.D.
(Sociology, Banaras Hindu University)
特筆すべき概念 Social Stratification in Rural India, Faction Dynamics in Rural India,
主な業績 「日印原子力協定」締結反対、原発輸出反対の代表的論者
主要な作品 「日本は原発を売るな!」『世界』、2013年12月号。
「日印原子力協定発効は何をもたらすか」『世界』、2017年7月号。                
学会 日本南アジア学会、Indian Sociological Society
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福永 正明(ふくなが まさあき、1955年 - )は、日本のインド南アジア地域の専門家。

南アジア地域研究、南アジアの社会政治動向分析を専門。

近年は「日印原子力協定」、日立製作所による英ウィルヴァ原発に反対の立場から論じ、原発輸出反対の代表的論者である。

人物[編集]

東京都生まれ。明治~昭和期の詩人小説家翻訳家福永挽歌は、伯祖父(大おじ)。父の故福永安祥明星大学名誉教授、その生家は、真言宗御室派一等寺岡山県倉敷市曽原)。

1981年より1983年、北インドワーラーナシー市 (Varanasi) にある国立バナーラス・ヒンドゥー大学(Banaras Hindu University)大学院社会学研究科留学、インド社会成層研究、北インド農村社会構造研究を専攻し、ヒンディー語を習得した。留学中に北インドの小村にて現地定住調査を行い、Ph.D.学位論文として提出、社会学によりPh.D.取得。ヒンドゥー教の聖地・巡礼に関する国際共同研究に参加し、2011年からはブータン王国を対象とする研究・学会活動をすすめる。

活動[編集]

2000年代後半より、インドによる原子力核兵器問題について積極的に発言しており、2008年には米印原子力協力について反対を表明した[1][2]

さらに2010年6月に日印原子力協力協定の締結交渉が開始されると、積極的に反対を論じた[3][4][5]

論壇での活動だけでなく、市民団体である日印原子力協定国会承認反対キャンペーンの世話人、戦略ODAと原発輸出に反対する市民アクションの顧問として、インド現地の原発反対運動とも連携し、日印原子力協定反対運動を継続した。毎週金曜に首相官邸前・国会前で開催する『再稼働反対!首相官邸前抗議(首都圏反原発連合)におけるスピーチ』、「さようなら原発集会スピーチ」などでも強く反対を訴えた。

2017年1月からの第193回通常国会では、「日印原子力協定」の国会承認の審議に関して、4月28日に衆議院外務委員会では野党推薦として反対の立場から参考人として意見を述べた 

衆議院外務委員会における参考人としての意見陳述。

[6]

2018年2月21日、参議院「国際経済と外交に関する調査会」において、参考人として日印関係、インド・中国関係、インド太平洋安全保障問題などについて意見を陳述、質疑応答を行った [7]

著作[編集]

和文[編集]

アジアを中心とする国際関係、社会情勢について、朝日新聞毎日新聞東京新聞時事通信共同通信世界(月刊・岩波書店)、『時事Janet』(週刊・時事通信社)など各種メディアにおいて解説と評論を発表。日本放送協会はじめ民放各局の報道番組、解説番組に出演した。 2007年3月休刊の『世界週報』(時事通信社)では、南アジア関係の論考を多数寄稿した。『インド旅案内』(ちくま新書、筑摩書房)、『インド』(財団法人 海外職業訓練協会)、『ブータン人の幸福論』(2012年、徳間書店)、など多数。

英文[編集]

南アジア各種メディアにおいても多数の論考を発表、脱原発に関するインターネット主要論評サイト(DiaNuke.org)において英文論文Why India-Japan Nuclear Cooperation must be stopped[8]を発表、2016年11月12日版のThe New York Times(ニューヨーク・タイムス)にもコメントした[9]

代表英文著書として'Society, Caste, and Factional Politics : Conflict and Continuity in Rural India', (Manohar Book Service, New Delhi INDIA, 1993) があり、同書は2007年にイギリスより復刊

講演・メディア出演[編集]

インド、ブータン王国、日印原子力協力協定、南アジアの核兵器問題などをテーマとして、日本放送協会、民放各社、TBSラジオJ-WAVEなどに出演した。

アジアを中心とする国際関係、国際交流、ブータンのGNHと幸福論について講演を行う。日本放送協会の海外向け国際放送において、国際問題コメンテーターを務める。

主な現職[編集]

国内[編集]

海外[編集]

  • 国際的な文化遺産に関する研究団体、The Society of Heritage Planning & Environmental Health、Director of *Asian Regionのアジア地区理事。
  • インドのワーラーナシー市における親日友好のための民間組織、Indo-Japanese Friendship Association, Banaras, *IJFAB、バナーラス印日親善協会(インド)の日本側理事。
  • ブータン王国にある、私立の中高等学校RINCHEN HIGHER SECONDARY SCHOOL(リンチェン中高等学校)における国際教育担当の顧問。
  • インド社会学会(Indian Sociological Society)の終身会員(Life Member)。

脚注[編集]

外部リンク[編集]