目の隈

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目の隈(めのくま、英称:Periorbital dark circles)とは、眼窩)の下にできることがある黒ずんだ部分である。遺伝とあざを含む多くの原因がある[1]

定義[編集]

くまとは目の周り、すなわち上下眼瞼あるいはその一部が黒味がかっている状態[2][3]とされる。

原因[編集]

解剖を伴わない皮膚科学的な研究によれば、血流速度の低下による皮膚毛細血管内の還元ヘモグロビンの増加と、皮膚メラニン量の増加によるものとされている[3]

発生の要因は 「うっ血」 および 「色素沈着」で、「小じわ」「キメの悪化」が目立たせている[3]

疾病のいち症状[編集]

肝疾患[4]など皮膚の色素沈着を起こす疾病の症状が「くま」として認識される事がある。

治療[編集]

目立たせなくする為の治療として、ビタミンKレチノール(ビタミンA)が含まれるクリームによって、有意に腫れや変色を減らすと考えられている[5]。ほかにヒドロキノンがあり、皮膚漂白剤のように機能するオイルフリーの保湿剤で、少なくとも3か月用いられ、一般に5-7か月後に効果が判明する[6]

出典[編集]

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  1. ^ "What causes the dark circles that sometimes appear under my eyes?". Mayo Clinic women's healthsource 7 (6): 8. 2003. PMID 12838
  2. ^ 長島正治, 臨床と研究, 72, 136-139 (1995), NAID 80008034050
  3. ^ a b c 舛田勇二、高橋元次、佐藤敦子 ほか、目の周りのくまに対する皮膚科学的検討とその対処法について 日本化粧品技術者会誌 2004年 38巻 3号 p.202-210, doi:10.5107/sccj.38.202
  4. ^ 中田敬吾、古江増裕、高鍬博 ほか、慢性肝障害の漢方治療 日本東洋医学雑誌 1982年 33巻 3号 p.129-138, doi:10.3937/kampomed.33.129
  5. ^ Elson ML, Nacht S (1999年12月). “Treatment of a periorbital hyperpigmentation with topical vitamin K/vitamin A”. Cosmet Dermatol 1999 (12): 32-34. 
  6. ^ Sarkar R, Ranjan R, Garg S, Garg VK, Sonthalia S, Bansal S (2016年1月). “Periorbital Hyperpigmentation: A Comprehensive Review”. J Clin Aesthet Dermatol 9 (1): 49–55. PMC 4756872. PMID 26962392. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4756872/. 

関連項目[編集]