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皆藤幸蔵

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皆藤 幸蔵(かいとう こうぞう、1904年 - 1983年2月5日[1])は、日本の翻訳家、国際ジャーナリスト東京外国語学校英語科卒業[2]

茨城県出身[3]同盟通信ロンドン特派員、時事通信外信部長、リーダーズ・ダイジェスト編集総務などを歴任[4]。戦後は『アンネの日記』の翻訳のほか、国際問題、推理小説などを翻訳した。

著書

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翻訳

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  • 『光ほのかに アンネ・フランクの日記』(アンネ・フランク文芸春秋新社) 1952
  • 『今日のソ連 一科学者の印象記』(S・M・マントン、岩波新書) 1954
  • 『この眼でみたインドシナ ホー・チ・ミンはいかに戦つたか』(ジョゼフ・R・スタロビン、岩波新書) 1955
  • 『アメリカの新聞』(F・L・モット、時事通信社) 1955
  • 『死刑囚2455号』(C・チエスマン、新潮社) 1956
  • 『国際政治と民主主義』(L・B・ピアソン、時事通信社) 1956
  • アンネの日記』【新訂版】(アンネ・フランク、文芸春秋新社) 1956、のち文庫
  • 『ソヴェト全体主義と粛清』(Z・ブルゼジンスキー、時事通信社、時事新書) 1957
  • ジョン・フォスター・ダレス』(ジョン・R・ビール、時事通信社) 1957
  • 『心の晴れやかな生活』(R・V・C・ボドリー、ダイヤモンド社) 1957
  • 『いとしのガブリエル』(ガブリエルソン、大日本雄弁会講談社) 1958
  • ゲバラ』(シンクレア、新潮社、現代の思想家) 1971
  • 『銀塊の海』(ハモンド・イネス、早川書房) 1971、のち文庫
  • 『トッド調書』(コリア・ヤング、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1971
  • 『拳銃をもつジョニー』(ジョン・ボール、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1971
  • 『魔術師が多すぎる』(ランドル・ギャレット、早川書房) 1971、のち文庫
  • 『ガラス箱の蟻』(ピーター・ディキンスン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1971
  • 『静かな罠 中東動乱のユダヤ・スパイ』(ツワイ・オールドビー, ジェロルド・バリンジャー、日本リーダーズダイジェスト、ペガサスドキュメント) 1972
  • 『コルディッツ大脱走 ナチを出し抜いた創意と冒険の記録』(P・リード、光文社カッパ・ブックス) 1973
  • 『この目で見た世界史 動乱の十年回想』(ロバート・ペイン、時事通信社) 1973
  • 『愛と死のイスラエル』(アモス・コレック、早川書房) 1973
  • 『盗まれた情報局』(ビクター・マーケイティー、日本リーダーズダイジェスト) 1973
  • 『空白との契約』(スタンリイ・エリン、早川書房) 1973、のち文庫
  • 『続コルディッツ大脱走』(P・リード、光文社、カッパ・ブックス) 1974
  • 『五つの死の宝石』(ジョン・ボール、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1974
  • 『草原の子ら』(ハーバート・ハーカー、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1975
  • 『日曜日ラビは家にいた』(ハリイ・ケメルマン、早川書房) 1975、のち文庫
  • 『テレフォン指令』(ウォルター・ウェイジャー、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1976
  • 『私立探偵ハリーO』(リー・ヘイズ、早川書房、Hayakawa books) 1976
  • 『空白のシナリオ』(リー・ヘイズ、ハヤカワ文庫) 1977.11
  • 『勝者の世代』(バート・ハーシュフェルド、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1977.12
  • 『A型の女』(マイクル・Z・リューイン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1978.6
  • 『死の演出者』(マイクル・Z・リューイン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1978.11
  • 『コンピューター404の殺人』(エドワード・D・ホック、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1980.6
  • 『デスーザ警部と消された証人』(フレニイ・オルブリッチ、早川書房) 1981.5
  • 『デスーザ警部と殺人組織』(フレニイ・オルブリッチ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1981.10
  • 『ラビとの対話』(ハリイ・ケメルマン、早川書房) 1982.12

パトリシア・モイーズ

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  • 『死の贈物』(パトリシア・モイーズ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1971
  • 『ココナッツ殺人』(パトリシア・モイーズ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1979.4
  • 『サイモンは誰か?』(パトリシア・モイーズ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1980.1

脚注

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  1. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
  2. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
  3. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
  4. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報