田中嫺玉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

田中嫺玉(たなか かんぎょく、1925年3月2日 - 2011年7月20日)とは北海道旭川市出身の人物。女性。「田中かん玉」とも表記。

近代インドの宗教家ラーマクリシュナをインドの宗教哲学史における三大巨峰の一角(残る二人は釈迦シャンカラ)とし、その思想に深く傾倒する。

奈良毅と共訳した『不滅の言葉』(ラーマクリシュナの言行録)を1974年に自費出版し、1980年に三学出版より刊行された。同年にラーマクリシュナの生涯を描いた『インドの光』を三学出版から刊行している。

ラーマクリシュナも重んじた聖典『バガヴァッド・ギーター』の翻訳も行い、翻訳特別功労賞を受賞。この翻訳はネット上でも読むことができる。

『インドの光』や『神の歌 バガヴァッドギーター』の著者紹介によれば、『不滅の言葉』で日本翻訳文化賞を受賞したとあるが、日本翻訳家協会(JST)公式サイトのリストでは確認できない。

著書[編集]

  • 『インドの光 聖ラーマクリシュナの生涯』 ブイツーソリューション、2009年
    • 1991年に中公文庫で刊行されたが絶版、2009年にTAO LAB BOOKSで復刊予定だったが、同年11月にブイツーソリューションで変更復刊。

翻訳[編集]

  • 『大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉(コタムリト)』 中公文庫、1992年
マヘーンドラナート・グプターがまとめたラーマクリシュナの言行録の、ベンガル語原典からの抄訳。全体の翻訳そのものは完成している。新版『ギーター』の広告によれば『インドの光』とともにTAO LAB BOOKSから復刊されるとあり、全5冊で1冊目は2010年に刊行される予定と記載されていた。しかし刊行元のブログによればアクシデントが起こってしまったため出版が難しくなった。田中嫺玉の訳書・自著の刊行は他のグループにより行われることになった。彼らの手で刊行されたバージョンが品切れになった時には、再度TAO LAB BOOKSから復刊する予定だという[1]。2011年2月からブイツーソリューションより全訳版の刊行が開始された(全5巻予定)。
  • 『神の歌 バガヴァッド・ギーター』 TAO LAB BOOKS、2008年
三学出版から刊行されていたが絶版になっていた。日本ヴェーダーンタ協会で用いられる『シュリーマッド・バガヴァッド・ギーター(神の歌)』の底本となっている[2]

参照[編集]

  1. ^ TAO LAB BOOKSからのお知らせ
  2. ^ 日本ヴェーダーンタ協会の最新情報 2006年3月 第4巻 第3号PDF

外部リンク[編集]