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田中久志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田中 久志(たなか ひさし、1959年4月 - )は、日本漫画家大垣女子短期大学デザイン美術学科学科長、教授[1][2]。旧名・ひすゎし

来歴

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鳥山明の初代アシスタントを務めたことで知られる。アシスタントになったのは『Dr.スランプ』の連載開始直後で、愛知で執筆活動をしていた鳥山のアシスタント募集の広告を見て、同じ愛知在住の田中が応募したのがきっかけだった。鳥山について「端的に言えば、鳥山さんはいい人…。そのひと言で終わってしまうぐらい。アシスタントをしていても、親戚のお兄ちゃんのところで手伝っているみたいな感じでした」と語っている[3]。鳥山明本人も、「余計なことばかり言ってるやつ」と言ってるが、田中に対し喫茶店でおごるなど根は優しく接していた[4]。アシスタントとして約2年半務めた[5]

アシスタント時代に「乱町ちるど連」で第13回(1980年度下期)赤塚賞準入選を受賞。『週刊少年ジャンプ』、『フレッシュジャンプ』、『スーパージャンプ』などで連載した。

『宅配便のひみつ』(2001年)など、まんがでよくわかるシリーズ学研)の執筆を行っている。

大垣女子短期大学デザイン美術学科の非常勤講師を務めている[1]。2011年8月から小学生向けの週刊新聞『中日こどもウイークリー』で歴史漫画『カコ&ミライ歴史トラベル』を連載している[6]

ひすゎし時代、『サルでも描けるまんが教室』の作中でペンネームを「悪い例」として紹介されたことがある(無論本人公認の上でのネタ)。

2025年7月12日、鳥山明の初代担当編集者である鳥嶋和彦の新刊出版記念トークイベントが名古屋で行われ、鳥山の2代目アシスタントを務めたまつやまたかしと共にサプライズゲストとして登壇。鳥山との思い出話やエピソードなどを語った[7][8][9]

作品リスト

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活動

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日本著作権センター発行の子供向けの著作権学習教材(シナリオ:菅原圭一)

脚注

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  1. ^ a b “大垣女子短期大学 教員紹介”. 大垣女子短期大学. 2025年7月1日閲覧.
  2. ^ “漫画、イラスト 技卓越 一宮で展示”. 中日新聞. (2014年4月30日). http://edu.chunichi.co.jp/?action_kanren_detail=true&action=education&no=4537 2014年7月11日閲覧。 [リンク切れ]
  3. ^ “我が青春の週刊少年ジャンプ(1)修羅場皆無の穏やかな鳥山の仕事場”. アサ芸プラス. 徳間書店. 2013年8月15日. 2025年7月1日閲覧.
  4. ^ 「実話落書き漫画」『Dr.スランプ』単行本[要文献特定詳細情報]
  5. ^ (耕論)鳥山明が変えた世界 田中久志さん、マルコスジュニオールさん、須川亜紀子さん”. 朝日新聞. 朝日新聞社 (2024年6月20日). 2025年7月13日閲覧。
  6. ^ “歴史トラベル作者 漫画家たなかひさしさん ご紹介”. 中日こどもウイークリー(CHUNICHI Web). 中日新聞社. 2015年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2015年11月22日閲覧.
  7. ^ ゆう坊&マシリトのKosoKoso放送局 [@KosoKoso_hoso] (25 June 2025). “🟠☁️名古屋編サプライズゲスト☁️🟠鳥山先生のたった2人の歴代アシスタント🤵‍♂️🤵‍♂️🎙️⚡️まつやまたかしさん🎙️⚡️ひすゎしさん”. X(旧Twitter)より2025年6月27日閲覧.
  8. ^ 【公式】💥 #ボツ by 鳥嶋和彦 [@botsu250522] (13 July 2025). “まつやまくん、ひすゎしくん ありがとう あの頃を思い出し語ることで 鳥山くんと漫画をつくった時間と記憶を辿ることができました また会いましょう”. X(旧Twitter)より2025年7月13日閲覧.
  9. ^ まつやまたかし [@mats4004544] (13 July 2025). “「ボツ 出版記念イベント-名古屋編」鳥山さんへの黙祷から始まり、桂先生や堀井さんらと当時のいろんなエピソードを話した。なによりも嬉しかったのは、鳥嶋さんから出演依頼のコンタクトがあった事、ひすわしくんと再会出来た事。皆さん、ありがとうございました!”. X(旧Twitter)より2025年7月13日閲覧.
  10. ^ ボクが「一宮モーニング」のキャラクターです!
  11. ^ 大垣市制100周年シンボルマークが決まりました!