甘木鉄道AR100形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
甘木鉄道AR100形気動車
AR106(2006年・太刀洗駅)
AR106(2006年・太刀洗駅)
基本情報
運用者 甘木鉄道
製造所 富士重工業
製造初年 1986年
製造数 6
廃車 2006年
主要諸元
軌間 1067 mm
最高速度 95 km/h
車両定員 110名(座席48名)
自重 23.5 t
全長 15,500 mm
全幅 3,040 mm
全高 3,550 mm
車体 普通鋼
台車 FU34D(動力台車)/FU34T(付随台車)
機関出力 230 PS/1900rpmPE6HT03
搭載数 1基 / 両
駆動方式 液体式
制動装置 SME3管式直通空気ブレーキ
テンプレートを表示

甘木鉄道AR100形気動車(あまぎてつどうAR100がたきどうしゃ)は、甘木鉄道で使用されていた気動車レールバス)である。

車両概説[編集]

1986年(昭和61年)、日本国有鉄道甘木線第三セクター化に際し、富士重工業にて製造された。当初はAR101 - AR104の4両が製造され、輸送需要増に伴い1987年(昭和62年)にAR105が、1989年(平成元年)にAR106が増備されている。

形式記号のARはAmagi Railway(甘木鉄道)を意味する。

老朽化が進んだことから、2001年(平成13年)よりAR300形への取替えによる廃車が進められ、2006年(平成18年)末までに全車が廃車となった。

車体[編集]

形状は当時、富士重工業が第三セクター鉄道向けに製造していたLE-CarIIと呼ばれるタイプの二軸ボギー非貫通形バージョンにあたり、車体長15mで扉はバス用の折扉を車端部に配置し、側窓は上部固定、下部引き違い方式のバス用窓を採用している。また車体側面にはリベットが打ち込まれている。

前面は非貫通形の一枚窓となっている。増備車のAR105・AR106はワイパー形状が他車と異なっている。また全列車が基山 - 甘木間の運転であるため、前面窓下部に「基山 - 甘木」の表示板を掲出しており、方向幕は設けられていない。

車体塗装は白地にピンク色、エメラルドグリーンの帯を配した塗装としている。前面中央下部には甘木鉄道のマスコットキャラクター「レビット君」のイラストを入れている。

外観的には伊勢鉄道イセI形長良川鉄道ナガラ1形に酷似しているが、正面に方向幕がない点が異なる。

台車・機器[編集]

台車は空気ばね台車である。エンジンは直噴式ディーゼルエンジンUDトラックス(旧:日産ディーゼル)PE6HT03(230PS/1900rpm)を搭載している。これも伊勢鉄道イセI形や長良川鉄道ナガラ1形に準ずる。

内装[編集]

座席は扉付近にロングシートを配置し、中間部に一方を1人掛け、もう一方を2人掛けとしたボックスシートを配置したセミクロスシート構造としている。なお、AR103は1992年(平成4年)にオールロングシートに改造された。

冷房装置はエンジン直結式のものを備えている。

運転台は車端中央部に配置しておりワンマン運転に対応している。

保存車[編集]

AR104

AR104は廃車後、朝倉市内の「生い立つ保育園」に保存されている。また、AR106はミャンマーへ輸出された。これ以外の車両は解体処分となった。

参考文献[編集]