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[[ファイル:Besancenot, Bové, Mélenchon - gare Saint-Lazare, mai 2005.jpeg|250px|サムネイル|右|[[オリヴィエ・ブザンスノ]]と[[ジョゼ・ボヴェ]]と談笑するメランション(2005年)]] |
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2017年フランス大統領選挙において、以下の公約を掲げた<ref>{{Cite web|url=https://www.alter-magazine.jp/index.php?フランス大統領選・メランション候補の政策を検証する|title=【オルタの視点】 |
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メランションは基本的に、[[ジャン・ジョレス]]の思想に基づく共和的社会主義者と市場資本主義の危機を理解するために[[カール・マルクス|マルクス]]的な見解を理解する[[唯物史観]]者である。以前は[[ヨーロッパ合衆国|ヨーロッパ連邦構想]]の支持者だったが、メランションは「ヨーロッパ連合はもう解答でなく、経済自由主義が機構を完全に汚職したことで、欧連が必要とする民主化を成し遂げるのを不可能にした、権力が民衆正当性のない技官達にあるから、問題」だとあきらめたことが知られている。そのため、彼は協力的、統一的、民衆主義的なヨーロッパの設立を支えながら、[[リスボン条約]]と[[欧州中央銀行]]の独立に反対している。 |
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フランス大統領選・メランション候補の政策を検証する|accessdate=2021年2月14日|publisher=}}</ref>。( 大統領選挙パンフレット「人民の力」) |
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[第六共和政]大統領権限の縮小、議会の強化、直接民主制の部分的導入(ランダムで選ぶ市民のための議員枠)。 |
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南米で自分で経験したことに基づき、[[ラファエル・コレア]]、[[ウゴ・チャベス]]、[[エボ・モラレス]]と同様に、[[フランス革命]]と[[パリ・コミューン]]からなる思想を土台に、憲法を再び起草できるよう、選挙の勝ちを狙いながら、民衆主義を守る新たな作戦を追加する、公民に付属している値が達成しうる「[[市民革命]]」を目指している。この「市民革命」は現在、証券所有者達に代表されている資本から生み出されている富と労働階層(直接賃金を得るために働く必要のある人々をさして広く理解されている意味で)の[[富の再分配|分け方の逆転]]に達成すべきものである。追加目的として、第六共和政を創立する新しい憲法が含まれている。この第六共和政では、大統領の権力は今より小さく、国会はより大きく、私営銀行の[[国有化]]によって国営銀行が設立され、共同会社を創立する権利を社員らに与える新しい権利の設立によっての会社内民衆主義化、大手会社の国有化、環境計画導入、[[ライシテ]]の強化、[[北大西洋条約機構]]の脱退、[[パレスチナ]]国の設立によって中近東における平和が達成できるようになる。 |
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[労働者の権利強化]人員削減のための労使協議会に猶予拒否権を付与、経営危機時の配当金の支払いの禁止、様々な労働組合の権限強化。 |
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メランションは重大な問題を解決するために国民が投票する事の重要さを強調している。彼はフランス社会における[[世俗主義]]の強化、[[同性結婚]]と[[安楽死]]が法律で認識されるよう、支得することを表現した。 |
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[治安対策]科学警察の強化、警察署の改修促進、対テロ戦争からの撤退、人身売買対策の強化。 |
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[経済]金融取引課税、経営陣や株主の法外な報酬の規制、脱税や不法投機対策としての資本移動の監視強化。 |
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[雇用]時短の実現による350万人の新規雇用、最低賃金の上昇、USやカナダとの自由貿易協定の拒否、輸入品に対する距離と炭素の課税。 |
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[年金]40年間の年金拠出による60歳からの年金支給の確約、最低保障年金の増額。 |
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[ジェンダー]男女間の賃金や昇進差別を禁止する包括的社会契約、男女平等を尊重しない企業に対する罰金と刑事罰、公共調達のアクセス禁止。 |
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[住宅]代替地の提示なき立ち退き要求の禁止、ホームレス・ゼロ化、グリーン基準による百万戸の公共住宅の新築。 |
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[税金]高額所得者に対する課税強化、金融・不動産・相続課税の強化、居住住宅の非課税枠の拡大、脱税・資本逃避の対策強化。 |
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[エネルギー]2050年までに再生可能エネルギー100%を実現。化石燃料関連の補助金の停止。新規のシェールオイル、ガス調査の禁止。核融合炉計画の放棄。 |
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[農業]遺伝子組み換え作物の禁止。有害殺虫剤の禁止。若年者の就農支援強化とCAP(欧州共通農業政策)の見直しにより30万人の新規雇用を実現。家畜を虐待する牧場の営業停止措置。 |
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[欧州問題]EUが要求する公共サービスの民営化の停止。EU離脱のための国民投票の実施。財政赤字がGDPの3%を上回ってはならないことを規定するEU協定への不服従。 |
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[平和と独立]国連安保理決議無き軍事介入への不同意。NATOの軍事部門からの離脱。国連指導下における多国間交渉によるイラク、シリアの平和実現。パレスチナの国家承認による中東和平の推進。 |
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[移民]難民を出さないための積極的な平和外交に注力。難民キャンプにおける人間の尊厳の尊重。保護者のいない未成年難民に対する支援強化、家庭生活の保証。 |
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[健康]公立病院のサービス向上。予防医療の充実。農村部や地方における医療アクセスの保障。 |
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[教育]3~18歳までの義務教育化。給食、通学、文具などの無償化。5年間で6万人の教員雇用。幼稚園、保育園における少人数学級の実現。職業専門学校の充実。 |
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[文化]GDPの1%を文化と創造(芸術)に。音楽、映画、文化コンテンツを合法的に提供するプラットフォームを有するオンライン公共図書館の設立。 |
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[宇宙]火星に向けた惑星間ミッションの推進。月面の永久基地の設立を提案。 |
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[自由権]検閲と監視の無い仮想空間の保証。(被疑者の)広範なファイリングの禁止と「誠実な人」のファイル削除。個人データ保護と商業利用の規制。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2021年2月14日 (日) 05:20時点における版
ジャン=リュック・メランション Jean-Luc Mélenchon | |
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ジャン=リュック・メランション(2017年) | |
生年月日 | 1951年8月19日(72歳) |
出生地 | フランス保護領モロッコ、タンジェ |
出身校 | フランシュ=コンテ大学 |
所属政党 |
社会党(1977年 – 2008年) 左翼党(2008年 – 現在) 左翼戦線(2008年 – 2016年) 不服従のフランス(2016年 – 現在) |
公式サイト | Jean-Luc Mélenchon |
国民議会議員 | |
選挙区 | ブーシュ=デュ=ローヌ県第4選挙区 |
在任期間 | 2017年6月21日 - |
内閣 | リオネル・ジョスパン内閣 |
在任期間 | 2000年3月27日 - 2002年5月6日 |
大統領 | ジャック・シラク |
選挙区 | 南西フランス |
在任期間 | 2009年7月14日 - 2017年6月18日 |
元老院議員 | |
選挙区 | エソンヌ県 |
在任期間 | 1986年10月2日 - 2000年4月27日 |
在任期間 | 2004年10月1日 - 2010年1月7日 |
ジャン=リュック・メランション(フランス語: Jean-Luc Mélenchon(フランス語発音: [ʒɑ̃lyk melɑ̃ˈʃɔ̃])、JLM, 1951年8月19日 - )は、フランスの政治家。現在、国民議会議員。2008年から2014年まで、マルティーヌ・ビヤルと共に左翼党の共同党首を務めていた。
経歴
モロッコのタンジェ[1](詳しくはタンジェ国際管理地域内)に生まれた。父は郵便局員で、スペイン出身の母は学校教師だった。モロッコ北部で育ち、両親の離婚に伴い1962年にフランスへ移住し、ジュラ県ロン=ル=ソーニエのルージェ・ド・リール高等学校で学んだ。フランシュ=コンテ大学では哲学を学び、卒業後はCAPES(フランス文部省の専門の指導資格)に合格して教師となった[1]。
1983年から1995年まで、エソンヌ県マシー市元老院委員・市長。1983年から2001年まで、マシー市長会委員。1998年から2001年まで、エソンヌ県大評議会副議長。1985年から1992年まで、1998年から2004年までエソンヌ県大評議会議員。1998年に再任。
1986年、エソンヌ県選出の元老院議員として当選(35歳での当選は当時最年少)。1995年に再任され、2000年まで務めた。
2000年から2002年まで職業教育大臣を務めた[1]。2004年に元老院議員に再任され、2010年まで務めた。
2008年11月に国民議会議員マルク・ドレズと共に社会党を離党[2][3]して左翼党を創設した。
左翼党の党首として、2009年欧州議員選前に左翼戦線に加わり、南西仏選挙区の候補者として選ばれた。この選挙で8.15%の得票率を収めて欧州議会議員に当選した。
2010年に行われた年金制度改革に抵抗する運動の際、何回か公演やテレビ番組に出た影響で、公に知られるようになった。
選挙
2012年大統領選挙
2012年フランス大統領選挙で、フランス共産党・左翼党・統一左翼党の合同組織「左翼戦線」として立候補[4][5]。憲法を改め「第六共和政」の立ち上げを主張した。
2012年国民議会議員選挙
大統領選挙に敗れた後、メランションは2012年フランス議会総選挙においてパ=ド=カレー県第11選挙区から立候補、ル・ペンとの直接対決に臨んだ[6]。しかし第1回投票で社会党のフィリップ・ケメルに僅差で敗れ3位となり、決選投票へ進むことはできなかった[7]。なお、決選投票ではケメルがル・ペンを破り当選している。
事前の世論調査では第1回投票の上位2人が進出する決選投票への進出はないとされたものの、一時は結果として第1回投票で3位となったマリーヌ・ル・ペン(国民戦線)に迫る支持を集めたが、結果としてル・ペンに得票で倍近い差をつけられた(第4位、得票率11.10%、3,984,822人[8])。
2017年大統領選挙
2017年フランス大統領選挙では事前の世論調査で支持率を伸ばし3位まで浮上し、決選投票に進む可能性も指摘されたが[9]、結局は第1回投票で4位となり、決選投票には残れなかった(得票率19.58%、7,060,885人[10])。
2017年国民議会議員選挙
2017年フランス議会総選挙においてブーシュ=デュ=ローヌ県第4選挙区から立候補し得票率59.85%で当選[11]。
政治思想
2017年フランス大統領選挙において、以下の公約を掲げた[12]。( 大統領選挙パンフレット「人民の力」)
[第六共和政]大統領権限の縮小、議会の強化、直接民主制の部分的導入(ランダムで選ぶ市民のための議員枠)。
[労働者の権利強化]人員削減のための労使協議会に猶予拒否権を付与、経営危機時の配当金の支払いの禁止、様々な労働組合の権限強化。
[治安対策]科学警察の強化、警察署の改修促進、対テロ戦争からの撤退、人身売買対策の強化。
[経済]金融取引課税、経営陣や株主の法外な報酬の規制、脱税や不法投機対策としての資本移動の監視強化。
[雇用]時短の実現による350万人の新規雇用、最低賃金の上昇、USやカナダとの自由貿易協定の拒否、輸入品に対する距離と炭素の課税。
[年金]40年間の年金拠出による60歳からの年金支給の確約、最低保障年金の増額。
[ジェンダー]男女間の賃金や昇進差別を禁止する包括的社会契約、男女平等を尊重しない企業に対する罰金と刑事罰、公共調達のアクセス禁止。
[住宅]代替地の提示なき立ち退き要求の禁止、ホームレス・ゼロ化、グリーン基準による百万戸の公共住宅の新築。
[税金]高額所得者に対する課税強化、金融・不動産・相続課税の強化、居住住宅の非課税枠の拡大、脱税・資本逃避の対策強化。
[エネルギー]2050年までに再生可能エネルギー100%を実現。化石燃料関連の補助金の停止。新規のシェールオイル、ガス調査の禁止。核融合炉計画の放棄。
[農業]遺伝子組み換え作物の禁止。有害殺虫剤の禁止。若年者の就農支援強化とCAP(欧州共通農業政策)の見直しにより30万人の新規雇用を実現。家畜を虐待する牧場の営業停止措置。
[欧州問題]EUが要求する公共サービスの民営化の停止。EU離脱のための国民投票の実施。財政赤字がGDPの3%を上回ってはならないことを規定するEU協定への不服従。
[平和と独立]国連安保理決議無き軍事介入への不同意。NATOの軍事部門からの離脱。国連指導下における多国間交渉によるイラク、シリアの平和実現。パレスチナの国家承認による中東和平の推進。
[移民]難民を出さないための積極的な平和外交に注力。難民キャンプにおける人間の尊厳の尊重。保護者のいない未成年難民に対する支援強化、家庭生活の保証。
[健康]公立病院のサービス向上。予防医療の充実。農村部や地方における医療アクセスの保障。
[教育]3~18歳までの義務教育化。給食、通学、文具などの無償化。5年間で6万人の教員雇用。幼稚園、保育園における少人数学級の実現。職業専門学校の充実。
[文化]GDPの1%を文化と創造(芸術)に。音楽、映画、文化コンテンツを合法的に提供するプラットフォームを有するオンライン公共図書館の設立。
[宇宙]火星に向けた惑星間ミッションの推進。月面の永久基地の設立を提案。
[自由権]検閲と監視の無い仮想空間の保証。(被疑者の)広範なファイリングの禁止と「誠実な人」のファイル削除。個人データ保護と商業利用の規制。
脚注
- ^ a b c “ジャン=リュック・メランションの履歴書”. Frédéric Frangeul, Europe 1 (2014年2月27日). 2014年3月30日閲覧。(フランス語)
- ^ “ジャン=リュック・メランションが社会党を離党宣言。”. 左翼党 (2008年11月7日). 2014年3月30日閲覧。(フランス語)
- ^ “左翼党立党会議日付”. "左翼党" (2008年11月29日). 2009年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月30日閲覧。(フランス語)
- ^ “2012年フランス大統領選挙に憲法委員会が公式に認識した候補者達”. フランス通信社 (2012年3月19日). 2014年3月30日閲覧。(フランス語)
- ^ “候補者としてのメランションの最初の演説会”. Sophie de Ravinel (2011年6月29日). 2014年3月30日閲覧。(フランス語)
- ^ “2012年大統領選挙 – 選挙区別第1回結果”. Politiquemania. 2014年3月30日閲覧。(フランス語)
- ^ “French far-left leader Jean-Luc Melenchon admits defeat by far-right's Le Pen”. 2012年4月14日閲覧。(フランス語)
- ^ “国民議会選挙 – 結果”. フランス内務省. 2014年3月30日閲覧。(フランス語)
- ^ “フランス大統領選3位に急浮上、左翼党メランションの脅威”. ニューズウィーク. (2017年4月13日) 2017年4月26日閲覧。
- ^ “国民議会選挙 – 結果”. フランス内務省. 2017年4月25日閲覧。(フランス語)
- ^ “Résultats des élections législatives 2017”. フランス内務省. 2018年9月17日閲覧。
- ^ “[https://www.alter-magazine.jp/index.php?フランス大統領選・メランション候補の政策を検証する 【オルタの視点】 フランス大統領選・メランション候補の政策を検証する]”. 2021年2月14日閲覧。
外部リンク
- 公式ブログ(フランス語)
- フランス元老院公式サイトページ(フランス語)
- ジャン=リュック・メランションのプロフィール - 欧州議会議員データベース(英語)