「学術称号」の版間の差分
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学術研究能力を証明する称号としては、主として[[博士]]・[[修士]]・[[学士]]・[[短期大学士]]・[[専門職学位]]などの学位及び[[準学士]]・[[高度専門士]]・[[専門士]]などの学位に準ずる称号である、いわゆる学位と学位に準ずる称号が代表例といえる。ただし、学術研究能力ではなく技術的な評価により授与している[[専門職大学院]]が授与する[[専門職学位]]は別として[[専門学校]]で授与する高度専門士・専門士の称号を含めるか否かは時と場合により解釈が分かれるところである。また、実績に応じ[[学会]]等が付与する[[フェロー|フェロー称号]]も学術研究能力を証する称号も学術研究能力を証明する称号の一種といえる。 |
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=== 教員または研究員等、研究職の職務・職位を付与する称号 === |
=== 教員または研究員等、研究職の職務・職位を付与する称号 === |
2021年1月13日 (水) 03:34時点における版
学術称号(がくじゅつしょうごう、英:academic title)とは、大学、政府あるいは研究所、学会などが授与あるいは贈呈する学術分野の称号。
学術称号とは
学術称号とは学術分野の称号の総称であり、主として学位や大学の名誉称号、名誉学位、学会や研究機関の付与する資格能力を証明するもの、あるいは功績を讃えるものなどがそれにあたる。明確な類型はないが、おおよそ、学術研究能力を証明する称号、教員または研究職の職務及び職位を付与する称号、顕彰を目的とした称号の3種類に大別することができ、大半は顕彰を目的とした性格ものが多い。特に後者については本来、学術能力を評価する学術称号に対して、社会的功績を讃えることを目的としており多分に名誉称号としての性格が強い。ゆえにこうした名誉称号的性格の強い学術称号を名誉学術称号という。
学術研究能力を証明する称号
学術研究能力を証明する称号としては、主として博士・修士・学士・短期大学士・専門職学位などの学位及び準学士・高度専門士・専門士などの学位に準ずる称号である、いわゆる学位と学位に準ずる称号が代表例といえる。ただし、学術研究能力ではなく技術的な評価により授与している専門職大学院が授与する専門職学位は別として専門学校で授与する高度専門士・専門士の称号を含めるか否かは時と場合により解釈が分かれるところである。また、実績に応じ学会等が付与するフェロー称号も学術研究能力を証する称号も学術研究能力を証明する称号の一種といえる。
教員または研究員等、研究職の職務・職位を付与する称号
教員または研究員等、研究職の職務・職位を付与する称号(職務称号とも)としては、客員教授、特任教授、あるいは客員研究員などがそれで、大学や研究機関が一定の地位や実績、能力のある人物を招聘する際に一定の処遇を付与することを目的としてこれらの称号を付与するのが一般的である。
顕彰を目的とした称号
名誉学術称号に同じ。以下で解説する。
名誉学術称号
学術称号には上記のほか、その功績を讃える目的で栄誉称号ないし、名誉称号を贈る例がある。栄誉称号としては学校教育法において定められ大学より授与される名誉教授がその例であり、大学や学術機関独自の規程で授与される名誉称号として名誉客員教授、特別栄誉教授、特別功労教授をはじめ名誉学長、名誉学員、名誉研究員、名誉フェローなどがあり、それぞれ学術研究の功績に応じて授与または贈呈されるのが一般的である。 同じく功績を讃える称号のうち異色といえるのが、名誉博士、名誉修士、名誉学士などのいわゆる名誉学位であり、学術上の成果や功績によらず、国際社会をはじめ国家或いは社会への貢献の著しい人物、特に政治家、外交官、起業家、宗教家など学界に属さない者に対する顕彰を目的とした称号としても用いられる。
こうした学術称号は一般に著名で功績顕著な者とされる人物に授与または贈呈されることが多いことからきわめて権威が高いが、一方でディプロマミルのような架空の学位や名誉教授称号が捏造されることがある。また、正式な学術称号が意図的に特定の利害集団の目的のために買収される例[要出典]や、金銭によって称号を斡旋する事例[要出典]が後を絶たず、一部において問題となっている側面がある。