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『[[ミラーマン]]』や『[[ジャンボーグA]]』などの円谷作品を経て、[[矢島信男]]主宰の[[特撮研究所]]で『[[コンドールマン]]』のヒーローデザインを手掛けた後に、企画段階の[[東宝]]映画『[[ゴジラvsビオランテ]]』にも参加し、[[ビオランテ]]の検討用デザイン(実質的なデザイン原案)を手掛けたこともあった。また、[[テーマパーク]]の世界に精通しており、博物館や動物園等の展示プロデュースや[[サーカス]]のアドバイザーも務めている。 |
『[[ミラーマン]]』や『[[ジャンボーグA]]』などの円谷作品を経て、[[矢島信男]]主宰の[[特撮研究所]]で『[[コンドールマン]]』のヒーローデザインを手掛けた後に、企画段階の[[東宝]]映画『[[ゴジラvsビオランテ]]』にも参加し、[[ビオランテ]]の検討用デザイン(実質的なデザイン原案)を手掛けたこともあった。また、[[テーマパーク]]の世界に精通しており、博物館や動物園等の展示プロデュースや[[サーカス]]のアドバイザーも務めている。 |
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== キャラクターデザイン == |
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* 八つ切り怪獣グロンケン<ref>竹内博 編『ファンタスティックコレクション 帰ってきたウルトラマン アルバム』([[朝日ソノラマ]])p140にデザイン画掲載(筆記体で「Y.Yonetani」のサインあり。同じサインがp140のプルーマのデザイン画にも入っている。)</ref> |
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* 光怪獣プリズ魔(検討用デザイン) |
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* 異次元昆虫 テロリンガ{{efn|デザインは、『ミラーマン大全』のインタビューにて大澤哲三が自身の手によるものと発言しており{{Sfn|大全|2004|p=269|loc=「インタビュー 特撮部デザイナー 大澤哲三」}}、これが通説とされていたが{{Sfn|大人の|2014|p=108}}、米谷佳晃は自著の中で自身が手掛けたものとしておりデザイン画や詳細な解説も掲載している{{Sfn|米谷|2014|pp=9、68}}。}} |
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2017年4月12日 (水) 12:02時点における版
米谷 佳晃(よねたに かこう)は、日本のアートクリエイター。
人物・来歴
1970年よりアートクリエイターと称し、円谷プロダクションや東映など、テレビ・映画で企画や特殊美術デザインを担当[1]。『ウルトラセブン』における講談社主催の怪獣デザイン募集企画に、アートサークルMUTANTSの一員として多数の作品を応募したことで、円谷プロから注目され『帰ってきたウルトラマン』の第3クール前後から、本格的に怪獣デザインを手掛けることになる。それまでのウルトラシリーズでは美術スタッフが怪獣デザインも手がけていたため、同シリーズで初の専任デザイナーとなった[1]。
『ミラーマン』や『ジャンボーグA』などの円谷作品を経て、矢島信男主宰の特撮研究所で『コンドールマン』のヒーローデザインを手掛けた後に、企画段階の東宝映画『ゴジラvsビオランテ』にも参加し、ビオランテの検討用デザイン(実質的なデザイン原案)を手掛けたこともあった。また、テーマパークの世界に精通しており、博物館や動物園等の展示プロデュースやサーカスのアドバイザーも務めている。
SSP日本自然科学写真協会にも創立時から参加。現在も会員である。
参加作品
- 帰ってきたウルトラマン
- ミラーマン
- 緊急指令10-4・10-10
- 怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス
- ジャンボーグA
- キカイダー01(ノンクレジット)
- 正義のシンボル コンドールマン(ノンクレジット)
- ゴジラvsビオランテ
キャラクターデザイン
- 1971 - 1972年『帰ってきたウルトラマン』[2][1]
- 1972年『緊急指令10-4・10-10』[14]
- 植獣 ダーリングウツボ
- 地底怪獣 アルフォン
- アマゾンの吸血鬼
- どろ人間 ダムラー
- 半魚人 ギルマー
- ネッシー(未登場)
- 1972年『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』(検討用デザイン)[15]
- ダイゴロウ
- ゴリアス
- ダイゴロウのママ(母)
- ジャンボーグA
- PAT隊員服
- エメラルド星人
- グロース星人
- アンチゴーネ
- マッドゴーネ
- サタンゴーネ
- デモンゴーネ
- 巨腕怪獣 キングジャイグラス
- サーベル怪獣ルバンガーキング
- 毒煙怪獣 チタンガー
- 巨大ロボット ジャイアント・ロボット(ゼロ)
- パンダ怪獣デスコングキング
- 霊媒怪獣ウータン
- 凶悪破壊獣テロキング[17]
- 神輿怪獣 ストーンキング
- サイボーグ海獣 ガメレオンキング
- 黄金サイボーグ ガイアグネス
- ノンビリ怪獣ノンビリゴン
- 強敵ロボット ジャンキラー
- 怪獣ロボットエアドルメン
- 偽装サイボーグ にせジャンボーグA
- 双子怪獣 ダブルキラー
- アルマジロ怪獣 アルマジゴン
- グロース蝶獣 バタフライング
- クサリ怪獣 ゴールドドラゴン(NGデザイン)
- インクスミイカ
- ビッグゴリラ
- ミニゴリラ
- キチガイバト[注釈 6]
- 1975年『正義のシンボル コンドールマン』[20]
- コンドールマン(修正指示)
- ゴールデンコンドル
- ドラゴンコンドル
- その他
- ゴッドアラジン - 円谷プロダクションの未制作企画。
- デビルマンタ[21] - 1970年代後半に企画された東映の怪獣映画。1977年の『スター・ウォーズ』ブームで『宇宙からのメッセージ』に企画変更された[22]。
著書
- 『華麗なる円谷特撮デザインの世界 ミラーマン☆ジャンボーグA 米谷佳晃デザインワークス 1971〜1973』講談社、2014年4月14日。ISBN 978-4-06-364953-6。
雑誌連載
その他
- 「野生動物大百科」(ケイブンシャ) - イラスト担当
脚注
注釈
- ^ 原案は小林晋一郎[1]。
- ^ 特記のない限り米谷の自著に基づく[4]。
- ^ デザインは、『ミラーマン大全』のインタビューにて大澤哲三が自身の手によるものと発言しており[10]、これが通説とされていたが[11]、米谷佳晃は自著の中で自身が手掛けたものとしておりデザイン画や詳細な解説も掲載している[12]。
- ^ 特記のない限り米谷の自著に基づく[16]。
- ^ a b 『大人のウルトラマン大図鑑 第二期ウルトラマンシリーズ編』ではババラスとオネストキングは大澤哲三によるものと記載しているが[11]、米谷は自著の中でラフ画を提示したものとしており、現存するデザイン画は当時の美術スタッフが米谷のラフ画を彩色加工したものと述べている[18]。
- ^ 米谷は自著の中で「クレージーピジョン」という名称を用いている[19]。
出典
- ^ a b c d 「70's円谷怪獣リスペクト検証 栄光の怪獣王国、狂乱のデザイン史 第3回] シリーズ初の専任デザイナー・米谷佳晃の革新と核心」『宇宙船』vol.155(WINTER 2017.冬)、ホビージャパン、2016年12月29日、pp.102-107、ISBN 978-4-7986-1360-4。
- ^ 米谷 2014, pp. 31–45, 「ウルトラ級怪獣デザインへの挑戦と回帰」.
- ^ 竹内博 編『ファンタスティックコレクション 帰ってきたウルトラマン アルバム』(朝日ソノラマ)p140にデザイン画掲載(筆記体で「Y.Yonetani」のサインあり。同じサインがp140のプルーマのデザイン画にも入っている。)
- ^ 米谷 2014, pp. 47–75, 「鏡の世界での瞑想とデザイン革命」.
- ^ 大全 2004, p. 9.
- ^ a b 大人の 2014, p. 100.
- ^ 大全 2004, p. 10.
- ^ 大全 2004, p. 12.
- ^ a b 大人の 2014, p. 101.
- ^ 大全 2004, p. 269, 「インタビュー 特撮部デザイナー 大澤哲三」.
- ^ a b 大人の 2014, p. 108.
- ^ 米谷 2014, pp. 9、68.
- ^ 大全 2004, p. 14.
- ^ 米谷 2014, pp. 13–15.
- ^ 米谷 2014, pp. 146–147, 「高山画伯と、その仲間たちの回願録」.
- ^ 米谷 2014, pp. 77–118, 「エメラルド星からの贈り物と共に」.
- ^ a b c d e 大人の 2014, pp. 102–103.
- ^ 米谷 2014, p. 3.
- ^ a b 米谷 2014, pp. 124–129, 「キカイダーの時代」.
- ^ 米谷 2014, pp. 130–134, 「鳥人コンドールマン」.
- ^ 米谷 2014, pp. 152, 「特撮★四方八方-あとがきに代えて その壱」.
- ^ 平山亨『泣き虫プロデューサーの遺言状 ~TVヒーローと歩んだ50年~』、講談社、2012年、230頁
参考文献
- 白石雅彦 編著『ミラーマン大全』円谷プロダクション監修、双葉社、2004年2月。ISBN 978-4575296525。
- 『大人のウルトラマン大図鑑 第二期ウルトラマンシリーズ編』マガジンハウス〈MAGAZINE HOUSE MOOK 大人のウルトラシリーズ〉、2014年1月25日。ISBN 978-4-8387-8882-8。