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旅館数14軒ほどのこぢんまりした温泉街が、柴山潟南岸に見える。かつては北陸有数の歓楽温泉として発展し、大小30軒以上の観光旅館が林立していたが、次々に廃業。それらの廃屋が問題となっていたが、2006年に加賀市が廃業旅館の解体助成制度を整備すると撤去が進み、代わりに[[老人ホーム]]などの福祉施設や新たに総湯が建てられるなど町並みに変化が起こっている<ref name="yomiuri20090814">{{cite news |title=廃業旅館 一掃再起に光 |author= |newspaper=読売新聞 |date=2009-08-14 |url=http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1249918995728_02/news/20090814-OYT8T00173.htm |accessdate=2011-06-23}}</ref>。尚、近年になり廃業等の宿泊施設を買収して再生させる「格安観光旅館」の進出が著しい。 |
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発見は[[承応]]2年([[1653年]])だが、本格的に開発されたのは[[明治]]になってからである。北陸最大級の[[山代温泉]]と同じ最寄り駅であり、山代と共に歓楽温泉として発展を遂げていった。全盛期の1980年には151万人の温泉客が訪れたが、バブル崩壊後 |
発見は[[承応]]2年([[1653年]])だが、本格的に開発されたのは[[明治]]になってからである。北陸最大級の[[山代温泉]]と同じ最寄り駅であり、山代、そして山中と共に歓楽温泉として発展を遂げていった。全盛期の1980年には151万人の温泉客が訪れたが、バブル崩壊後による消費低迷や、団体客から個人客へのニーズ変化とその対応の遅れなどで低迷し、2007年には32万人にまで落ち込んだ<ref name="yomiuri20090814" />。今日では柴山潟の花火打ち上げやサイクリングロード整備によるレジャー開発、また[[中谷宇吉郎]]「雪の科学館」の建設、[[総湯]]の新設などで巻き返しを図っている。 |
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* 加賀温泉駅および大聖寺駅から、[[まちづくり加賀]]が運行する観光周遊バス「[[キャン・バス]]」で「片山津温泉西口」または「片山津温泉湯の元公園」下車。約60分。前述のタクシーよりも所要時間が長いのは、周辺の観光地を片方向循環して運行するためである。<br /><del>かつては小松駅や動橋駅、加賀温泉駅から一般の路線バスが多数運行されていたが、[[2008年]][[3月]]に加賀温泉駅を結ぶ[[加賀温泉バス]]運行の路線が廃止されたの |
* 加賀温泉駅および大聖寺駅から、[[まちづくり加賀]]が運行する観光周遊バス「[[キャン・バス]]」で「片山津温泉西口」または「片山津温泉湯の元公園」下車。約60分。前述のタクシーよりも所要時間が長いのは、周辺の観光地を片方向循環して運行するためである。<br /><del>かつては小松駅や動橋駅、加賀温泉駅から一般の路線バスが多数運行されていたが、[[2008年]][[3月]]に加賀温泉駅を結ぶ[[加賀温泉バス]]運行の路線が廃止された。その後、旅館組合の要望により、2010年秋頃から、加賀温泉駅から「温泉片山津線」が試験的に復活しており、現在は加賀温泉駅から一般のバス路線で10分程度で結ばれている。 |
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2011年11月12日 (土) 01:16時点における版
片山津温泉 | |
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柴山潟を望む温泉街 | |
温泉情報 | |
所在地 | 石川県加賀市 |
交通 |
空路 - 小松空港 鉄道 - JR西日本北陸本線:加賀温泉駅 車 - 北陸自動車道:加賀IC |
泉質 |
塩化物泉 (ナトリウム・カルシウム) |
泉温(摂氏) | 72.5 °C |
湧出量 | 400 リットル/分 |
pH | 7.3 |
液性の分類 | 中性 |
浸透圧の分類 | 高張性 |
宿泊施設数 | 13(旅館) |
総収容人員数 | 4,734 人/日 |
年間浴客数 | 39.5万 |
統計年 | 2005年 |
外部リンク | 片山津温泉観光協会 |
片山津温泉(かたやまづおんせん)は、石川県加賀市(旧国加賀国)にある温泉。温泉街は柴山潟の一部を埋め立てられて作られている。加賀温泉郷のひとつで、北陸を代表する歓楽温泉として知られた。
泉質
ナトリウム・カルシウム塩化物泉。和倉温泉同様、無色透明で塩分が非常に高い。
温泉街
旅館数14軒ほどのこぢんまりした温泉街が、柴山潟南岸に見える。かつては北陸有数の歓楽温泉として発展し、大小30軒以上の観光旅館が林立していたが、次々に廃業。それらの廃屋が問題となっていたが、2006年に加賀市が廃業旅館の解体助成制度を整備すると撤去が進み、代わりに老人ホームなどの福祉施設や新たに総湯が建てられるなど町並みに変化が起こっている[1]。尚、近年になり廃業等の宿泊施設を買収して再生させる「格安観光旅館」の進出が著しい。
歴史
発見は承応2年(1653年)だが、本格的に開発されたのは明治になってからである。北陸最大級の山代温泉と同じ最寄り駅であり、山代、そして山中と共に歓楽温泉として発展を遂げていった。全盛期の1980年には151万人の温泉客が訪れたが、バブル崩壊後による消費低迷や、団体客から個人客へのニーズ変化とその対応の遅れなどで低迷し、2007年には32万人にまで落ち込んだ[1]。今日では柴山潟の花火打ち上げやサイクリングロード整備によるレジャー開発、また中谷宇吉郎「雪の科学館」の建設、総湯の新設などで巻き返しを図っている。
アクセス
- 鉄道
- JR北陸本線加賀温泉駅からタクシーで約10分。ただし、最も近い駅は動橋駅(普通列車のみ停車)であり、かつては北陸鉄道片山津線が通じていた。1965年に片山津線が廃止され、さらに1970年に動橋駅と大聖寺駅の間の作見駅(現:加賀温泉駅)が特急停車駅となったため、事実上加賀温泉駅が最寄駅となっている。
- バス
- 加賀温泉駅および大聖寺駅から、まちづくり加賀が運行する観光周遊バス「キャン・バス」で「片山津温泉西口」または「片山津温泉湯の元公園」下車。約60分。前述のタクシーよりも所要時間が長いのは、周辺の観光地を片方向循環して運行するためである。
かつては小松駅や動橋駅、加賀温泉駅から一般の路線バスが多数運行されていたが、2008年3月に加賀温泉駅を結ぶ加賀温泉バス運行の路線が廃止された。その後、旅館組合の要望により、2010年秋頃から、加賀温泉駅から「温泉片山津線」が試験的に復活しており、現在は加賀温泉駅から一般のバス路線で10分程度で結ばれている。
- 車
脚注
- ^ a b “廃業旅館 一掃再起に光”. 読売新聞. (2009年8月14日) 2011年6月23日閲覧。