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2011年6月17日 (金) 18:05時点における版
フィリピン海(英語: Philippine Sea, タガログ語: Dagat Pilipinas)は、日本、台湾、フィリピン、ミクロネシアに囲まれた海で、太平洋の付属海である。1952年(昭和27年)に太平洋から区域名が分離された。ただし、日本では一般的にこの名称が用いられることは少なく、太平洋として認識されている。
国際水路機関 (IHO) が定めた境界では、フィリピン海は、伊豆半島・伊豆諸島・小笠原諸島・火山列島・マリアナ諸島・ヤップ島・パラオ諸島で北太平洋と、淡路島・四国で瀬戸内海と、九州・南西諸島で東シナ海と、台湾・ルソン島で南シナ海と、フィリピン諸島南部・ハルマヘラ島で東インド多島海のスル海・セレベス海・モルッカ海と分けられている。日本海とは日本列島西部で隔てられている。よって西日本(伊豆半島より西)の南方の海は、太平洋の一海域であるフィリピン海ということになる。
第二次世界大戦のフィリピン海海戦(マリアナ沖海戦)をきっかけにアメリカ海軍で使われるようになり、1952年(昭和27年)にIHOの決定で太平洋から分離、現在では世界各国で名称が浸透している。一方、日本政府はフィリピン海を公式に認めているものの国内ではほとんど浸透しておらず、海上保安庁の発行する公式海図ですらフィリピン海の名称は使用されていない。ただ、将来に起こる可能性があるプレート境界地震の原因プレートの名称としてのフィリピン海プレートの名は日本でも使用される。
関連項目
- フィリピン海プレート
- マリアナ沖海戦(フィリピン海海戦)
- フィリピン・シー (空母)
- フィリピン・シー (ミサイル巡洋艦)