清水寺 (みやま市)

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清水寺
Kiyomizu-dera Main Hall.jpg
所在地 福岡県みやま市瀬高町本吉
山号 本吉山
宗旨 天台宗
本尊 千手観音
札所等 九州西国霊場第16番。
筑後三十三観音28番札所
法人番号 8290005011873
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清水寺(きよみずでら)は福岡県みやま市瀬高町本吉にある天台宗寺院山号は本吉山(もとよしざん)。院号は普門院。本尊は千手観音九州西国霊場第十六番。また、筑後三十三観音28番札所

歴史[編集]

寺伝によれば、平安時代初期の806年(大同元年)、から帰国してまもない最澄(伝教大師)は、1羽の雉の導きで清水寺のある山に分け入り、合歓(ねむ)の霊木を見つけたという。最澄はこの合歓の立木を刻んで2体の千手観音木像を作り、うち1体を京都の清水寺に安置。もう1体を安置する堂をこの地に創建したのが当寺の起源であるという。

柳川藩藩主田中忠政の治世中と推察されている資料「田中筑後守殿家人数並知行付帳」に『五拾四石弐斗 清水寺』とある。また、「延宝九酉年知行取無足扶持方共」(1681年)に『同(高)五拾四石弐斗 清水寺』とあり、藩内寺社では13位の位置付けで建仁寺の下、水田天神宮社領の上に記載されている。

1745年(延享2年)には当時の柳川藩藩主立花貞則願主となって、山門(福岡県指定有形文化財)が建立され、1836年天保7年)には三重塔(福岡県指定有形文化財)が落成した [1] [2] [3]

伽藍[編集]

山門
三重塔
開基最澄の作と伝承される千手観音菩薩の木像を本尊として安置する[2]
立花貞則を願主として1745年(延享2年)に建立されたもので、釈迦如来文殊菩薩四天王を上層内部に安置している。福岡県指定有形文化財[3]
総高約26.5メートル、本葺の三重塔。大阪四天王寺五重塔を模して1836年(天保7年)に建立された。1984年(昭和59年)に修復されている。1955年(昭和30年)3月5日、福岡県有形文化財に指定された[2][3][4]
  • 乳父観音
開基僧最澄の弟子円仁(慈覚大師)が848年(嘉祥元年)に祀ったのが始まりと伝えられる観音像。母乳の出に効験のある観音といわれ、古来より祈願成就の礼として絵馬千羽鶴を奉納する習わしがある[2]
  • 本坊庭園
本堂や三重塔のある境内から離れた位置にある室町時代に開かれた庭園で、絶景と評される紅葉をみどころとする。雪舟の作と伝えられている。1929年(昭和4年)4月2日に国の名勝に指定されている。拝観は有料[5][6][7]

交通[編集]

周辺[編集]

  • 清水山
  • 清水山荘
  • 清水山ぼたん園
  • 女山史跡森林公園

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『日本歴史地名大系 福岡県の地名』、平凡社
  2. ^ a b c d 清水寺縁起』 - 清水寺
  3. ^ a b c みやま市公式サイト
  4. ^ 清水寺』 - 長谷川周
  5. ^ 歴史』 - 清水寺
  6. ^ 絶景の紅葉庭園 瀬高町清水寺』 - 福岡放送
  7. ^ 福岡・ふるさとの歴史再発見』 - 福岡県教育センター

参考文献[編集]

  • 「日本歴史地名大系第41巻・福岡県の地名」(平凡社2004年10月20日初版)
  • 「柳川歴史資料集成第3集・柳河藩分限帳」(平成10年(1998年3月20日発行)

外部リンク[編集]