正書法

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正書法(せいしょほう、Orthography)とは、言語を文字で正しく記述する際のルールの集合のことである。「正書法」を示す英語のOrthographyは、ギリシア語ορθός(orthos、「正しい」)とγραφή(graphe、「書くこと」)から来ている。現在では、スペリング句読点などの約物の打ち方、大文字小文字の使い分けなども含んだ意味となっている。正書法はタイポグラフィとは別個のものである。

基本的には書き言葉(文語など)が話し言葉(口語など)に対して保守的で変化しにくいのに対して、話し言葉は変化が速く、ギャップが生まれ、これを一致させるために生み出されるものである。発音と文字の対応が1対1か、せめて1対多であれば、混乱が起きないのに、英語のように多対多であることが正書法をめぐる議論を生むことになる。

例えば、日本語では助詞の「は」や「へ」などが発音が「わ」や「え」なのにかかわらず、古い表記法を残している。また、「おう」は「おう」(例:追う)であり、「おお」(例:王)でもあるが、表記上は区別されない。

表音文字である英語はさらに深刻で、ジョージ・バーナード・ショーがghotiでfishと同じように発音すべきだと皮肉ったのはghでlaughのf、oでwomenのi、tiでnationのshの音を表すからである。

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