橋本槙矩
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橋本 槇矩(はしもと まきのり、1944年11月22日[1] - )は、日本の英文学者、翻訳家。学習院大学名誉教授。
人物・来歴
[編集]キプリング協会会長などを務め、英国20世紀小説が専門。H・G・ウェルズ、怪奇小説などの翻訳も多いが、近年はアイルランド、スコットランド文学に関心を広げている。
1970年東京大学文学部英文科を卒業。1972年、同大学院修士課程を修了。学習院大学助教授を経て教授。2015年定年退職、名誉教授。
著書
[編集]- 『シェイマス・ヒーニー 現代アイルランドの詩神』(国文社) 1998
- 『青い薔薇 キプリングとインド』(松柏社) 2012
共編
[編集]- 『ラドヤード・キプリング 作品と批評』(高橋和久共編、松柏社)2003
- 『キプリング 大英帝国の肖像』(桑野佳明共編、彩流社) 2005
- 『現代インド英語小説の世界 グローバリズムを超えて』(栂正行共編著、鳳書房) 2011.4
翻訳
[編集]- 『夜光死体 イギリス怪奇小説集』(旺文社文庫) 1980
- 「マダム・クロウルの幽霊」(J・S・レ・ファニュ)
- 「獣の印」(R・キプリング)
- 「死体盗人」(R・L・スティーヴンソン)
- 「不吉な渡し舟」(ジョン・ゴルト)
- 「二人の魔女の宿」(ジョゼフ・コンラッド)
- 「夜光死体」(ディック・ドノバン)
- 「月に撃たれて」(バーナード・ケイペス)
- 「故エルヴィシャム氏の物語」(H・G・ウェルズ)
- 「革の漏斗」(コナン・ドイル)
- 「ある古衣の物語」(ヘンリー・ジェイムズ)
- 『恋のお守り』(ウォルター・デ・ラ・メア、旺文社文庫) 1981、のちちくま文庫 1989
- 『サラ・ミッダのガーデンスケッチ』(サラ・ミッダ、サンリオ) 1983
- 『猫は跳ぶ イギリス怪奇傑作集』(福武文庫) 1990
- 「革の漏斗」(コナン・ドイル)
- 「故エルヴィシャム氏の物語」(H・G・ウエルズ)
- 「ある古衣の物語」(ヘンリー・ジェイムズ)
- 「猫は跳ぶ」(エリザベス・ボウエン)
- 「二人の魔女の宿」(ジョゼフ・コンラッド)
- 「マダム・クロウルの幽霊」(J・S・レ・ファニュ)
- 「蠅」(アントニー・ベルコー)
- 「不吉な渡し舟」(ジョン・ゴルト)
- 「月に撃たれて」(バーナード・ケイベス)
- 『ホット・ジャズ・トリオ』(ウイリアム・コツウィンクル、福武書店) 1991
- 『イギリス怪奇傑作集』(宮尾洋史共訳、福武文庫) 1991
- 「園芸上手」(R・C・クック)
- 「黒い沼地のブラウニー」(ジェイムズ・ホッグ)
- 「ハンサムなレディ」(A・E・コパード)
- 「モロウビー・ジュークスの不思議な旅」(ラディヤード・キプリング)
- 「毒瓶」(L・P・ハートリイ)
- 「ラズベリージャム」(アンガス・ウィルソン)
- 「スミー」(A・M・バレイジ)
- 「人殺し」(W・W・ジェイコブズ)
- 『英国畸人伝』(イーディス・シットウェル、松島正一共訳、青土社) 1991
- 『ヨーロッパの神話伝説』(ジャックリーン・シンプソン、青土社) 1992
- 『コールド・ヘヴン』(ブライアン・ムーア、桑野佳明共訳、福武書店) 1992
- 『ことばの考古学』(コリン・レンフルー、青土社) 1993
- 『元型と象徴の事典 アーキタイプ・シンボル研究文庫』(ベヴァリー・ムーン、共訳、青土社) 1995
- 『キプリング短篇集』(ラドヤード・キプリング、編訳、岩波文庫) 1995
- 『フランケンシュタイン伝説 海外ホラーSF短篇集』(スティーヴン・ジョーンズ編、共訳、ジャストシステム) 1996
- 『アイルランド 歴史と風土』(ショーン・オフェイロン、岩波文庫) 1997
- 『アイルランド短篇選』(編訳、岩波文庫) 2000
- 『女王陛下のダイヤモンド インドからの道』(ケヴィン・ラシュビー、中央公論新社) 2004
- 『スコットランド紀行』(エドウィン・ミュア、岩波文庫) 2007
- 『イングランド紀行』上・下(プリーストリー、岩波文庫) 2007
- 『キプリング・インド傑作選』(ラドヤード・キプリング、高橋和久共編訳、鳳書房) 2008
H・G・ウエルズ
[編集]- 『改造人間の島』(H・G・ウエルズ、旺文社文庫) 1977
- 『透明人間』(H・G・ウエルズ、旺文社文庫) 1977、のち岩波文庫 1992
- 『タイム・マシン』(H・G・ウエルズ、旺文社文庫) 1978、のち岩波文庫 1991
- 『モロー博士の島』(H・G・ウェルズ、鈴木万里共訳、岩波文庫) 1993
- 『イカロスになりそこねた男』(H・G・ウエルズ、共訳、ジャストシステム) 1996
脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』