小金井カントリー倶楽部

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小金井カントリー倶楽部(こがねいかんとりーくらぶ)は、東京都小平市に存在するゴルフ場である。

概要[編集]

小金井カントリー倶楽部付近の空中写真。ゴルフ場の南東側(画像右)の緑地は小金井公園。1989年撮影の3枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

1937年昭和12年)10月3日開場と、日本のゴルフ場の中でも歴史が古い。株主会員制での運営、445名の会員数、恵まれた立地条件と自然環境等から、名門ゴルフコースの一つである。会員権は男性の個人会員のみにあり、女性は会員になることが出来ない。

所在地・アクセス[編集]

東京都小平市御幸町331

エピソード[編集]

  • 長い歴史と立地の好条件から政財界要人の人気も高い。評論家の細川隆元の影響で熱心なゴルフファンとなった内閣総理大臣田中角栄もその一人で、参議院議員で小金井カントリー倶楽部の理事だった内田芳郎[1]の手ほどきを受け、総理大臣在任中に同倶楽部で藤原弘達を交えた4人でプレーするなどの逸話を残した[2]
  • 一方、その伝統は時として社会との軋轢を生む事もあった。1985年には第2次中曽根改造内閣森山眞弓外務政務次官が在日外交団とのプレーを申し込んだが、倶楽部の理事会は「女子には日曜のプレーを認めない」という長年の伝統を理由に森山のプレーを拒否し、一方で外務省の幹部職員達のプレーを受け入れた事が問題となり、森山は外務省を通じて抗議を行った[3]
  • しかし、近年では「敷居が高い」とされた過去からの改革を進め、日曜日の女性プレー不可などは変えないものの、新クラブハウス建設や接客の一新で女性客の増加が見られるという2005年のレポートがゴルフ雑誌「週刊ゴルフダイジェスト」のウェブサイトで掲載されている[4]
  • 同倶楽部の会員権は元々日本でも最高水準だったが、1980年代後半のバブル景気期には同倶楽部の敷地に対する地価評価額の高騰[5]もあり、会員権相場は1990年には4億円を突破していた。その崩壊後は価格が急落し、一時は3500万円まで下落したがその後回復し、最近では2010年に1口6000万円で会員募集を行った[6]

脚注[編集]

  1. ^ 自民党から1965年に全国区で当選、1期6年務めた。
  2. ^ 田中は小金井と霞ヶ関カンツリー倶楽部埼玉県川越市)が気に入り、霞ヶ関では9日間連続でプレーするほどのゴルフ好きだった。出典:三菱ふそうトラック・バス電子ブック「FUSO」2003年5月号 早瀬利之「風たちのレジェンド」「連載41 角さんのゴルフ」(2012年7月11日閲覧)
  3. ^ 参議院議事録 第102回国会外務委員会「第17回昭和60(1985)年5月31日」、小林進議員の質問中。
  4. ^ 週刊ゴルフダイジェスト「Back 9 the WEB」2005年8月2日号 「「柔らかいサービス」で女性客も急増中 新クラブハウスとともに変貌する小金井CC
  5. ^ 同倶楽部が閉鎖されて清算した場合、大半が自社所有であるその敷地が売却され、会員に支払われる。なお、現在に至るまで同倶楽部から閉場の方針が出された事はない。
  6. ^ 週刊ゴルフダイジェスト「Back 9 the WEB」2010年3月9日号 「6,000万円で会員募集始めた小金井CC この金額は高いの? 安いの?」。

座標: 北緯35度42分58秒 東経139度30分27秒 / 北緯35.71611度 東経139.50750度 / 35.71611; 139.50750