大辻隆弘
誕生 |
1960年8月25日(64歳) 日本三重県松阪市稲木町 |
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職業 | 歌人、文芸評論家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 龍谷大学大学院文学研究科修了 |
ジャンル | 短歌、評論 |
主な受賞歴 |
三重県文学新人賞(1990年) 三重県文化奨励賞(1997年) 現代歌人集会賞(1998年) 寺山修司短歌賞(2003年) 中日歌人会梨郷賞(2009年) 日本歌人クラブ評論賞(2010年) 島木赤彦文学賞(2010年) 佐藤佐太郎短歌賞受賞(2016年) 斎藤茂吉短歌文学賞(2018年) 小野市詩歌文学賞(2023年) 若山牧水賞(2024年) |
所属 | 未来短歌会 |
大辻 隆弘(おおつじ たかひろ、1960年8月25日[1] - )は、日本の歌人、文芸評論家。現代歌人協会会員、現代歌人集会理事、日本文藝家協会会員、中部日本歌人会副委員長、一般社団法人未来短歌会理事長・歌誌「未来」編集発行人・選者、同人誌「レ・パピエ・シアン・Ⅱ」代表、元皇學館大学講師。元津西高等学校教員。宮中歌会始選者。
略歴
[編集]三重県松阪市稲木町に生まれ、松阪市に在住。三重県立松阪高等学校卒業後、1979年4月、龍谷大学文学部哲学科に入学。大学院時代に、NHKの短歌番組をきっかけに作歌を始める[2]。1985年3月、龍谷大学大学院文学研究科(哲学)を修了。翌1986年、未来短歌会に入会し、岡井隆に師事した。その後も、中京短歌会、中の会、「ゆにぞん」などで活動中。
1989年、第一歌集『水廊』を出版。三重県文学新人賞を受賞。1990年、谷岡亜紀、加藤孝男、大野道夫らと共同で同人誌『ノベンタ』を創刊。1993年に第二歌集『ルーノ』を、1996年には評論集の『子規への溯行』を出版。1999年には同人誌「レ・パピエ・シアン」に参加。2007年には、第五歌集『夏空彦』、第六歌集『兄国』、評伝『岡井隆と初期未来』を出版。2008年には時評集『時の基底』を、2009年には評論集『アララギの脊梁』、時評集『対峙と対話』(吉川宏志との共著)を出版している。 1997年、三重県文化奨励賞。1998年、第三歌集『抱擁韻』により第24回現代歌人集会賞。2003年、第四歌集『デプス』により第8回寺山修司短歌賞。2009年、第18回中日歌人会梨郷賞。2010年、『アララギの脊梁』で第8回日本歌人クラブ評論賞、第12回島木赤彦文学賞受賞。2016年、『近代短歌の範型』で第3回佐藤佐太郎短歌賞受賞。2018年、『景徳鎮』で第29回斎藤茂吉短歌文学賞受賞。2019年度NHK‐Eテレ「NHK短歌」の選者。2020年7月、岡井隆の後をうけ、一般社団法人未来短歌会理事長・「未来」編集発行人に就任。2023年、『樟の窓』で第15回小野市詩歌文学賞(短歌部門)受賞。宮中歌会選者に就任。2024年、『橡と石垣』で第29回若山牧水賞受賞。
著書
[編集]- 歌集『水廊』(砂子屋書房、1989)
- 歌集『ルーノ』(砂子屋書房、1993)
- 評論集『子規への溯行』(砂子屋書房、1996)
- 歌集『抱擁韻』(砂子屋書房、1998)
- 歌集『デプス』(砂子屋書房、2002)ISBN 978-4790406457
- 選集『大辻隆弘歌集』(砂子屋書房・現代短歌文庫48、2003)ISBN 978-4790407645
- 選集『大辻隆弘集』(邑書林・セレクション歌人9・2004)ISBN 978-4897094311
- 歌集『夏空彦』(砂子屋書房、2007)ISBN 978-4790410263
- 歌集『兄国』(短歌新聞社、2007)ISBN 978-4803913613
- 評論『岡井隆と初期未来―若き歌人たちの肖像』(六花書林、2007)ISBN 978-4903480107
- 時評集『時の基底』(六花書林、2008)ISBN 978-4903480213
- 評論集『アララギの脊梁』(青磁社、2009)ISBN 978-4861980947
- 時評集『対峙と対話』(吉川宏志共著・青磁社、2009)ISBN 978-4861981296
- 歌集『汀暮抄』(砂子屋書房、2012)ISBN 978-4790413745
- 歌集『水廊』(再版・現代短歌社・第1歌集文庫、2013)ISBN 978-4-906846-34-4
- 評論集『近代短歌の範型』(六花書林、2015)ISBN 9784907891152
- 講演集『子規から相良宏まで』(青磁社、2017)ISBN 9784861983764
- 歌集『景徳鎮』(砂子屋書房、2017)ISBN 978-4790416128
- 評論集『新版 子規への溯行』(増補版・現代短歌社・現代短歌社選書、2017)ISBN 978-4-86534-219-2
- 評論『佐藤佐太郎』(笠間書院・コレクション日本歌人選71、2018)ISBN 978-4-305-70911-0
- 歌集『樟の窓』(ふらんす堂、2022)ISBN 978-4-7814-1465-2
- 評論『岡井隆の百首』(ふらんす堂、2023)ISBN 978-4-7814-1607-6
- 歌集『橡と石垣』(砂子屋書房、2024)ISBN 978-4-7904-1885-6
テレビ
[編集]- 「列島縦断 短歌スペシャル 第20回」(NHK-BS2)(2005年10月22日)
- 「列島縦断 短歌スペシャル 第24回」(NHK-BS2)(2007年10月27日)
- 「ニッポン全国 短歌日和'10秋」(NHK-BS2)(2010年10月24日)
- 「NHK短歌」(NHK-Eテレ)(2019年4月 - 2020年3月)
脚注
[編集]- ^ 『短歌研究 2014年12月号(2015短歌年鑑)』(短歌研究社、2014年)巻末「歌壇名簿」より
- ^ “龍谷人 藤井勇治/田中武志/大辻隆弘(広報『龍谷』2007 NO.63)”. 龍谷大学. 2015年5月24日閲覧。