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夢のカリフォルニア (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「夢のカリフォルニア」
ママス&パパスシングル
初出アルバム『If You Can Believe Your Eyes and Ears
B面 いかした娘
マンデー・マンデー
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ロサンゼルス、ウェスタン・レコーダーズ(1965年11月4日)
ジャンル フォークロック
時間
レーベル ダンヒル・レコード
作詞・作曲 ジョン・フィリップスミシェル・フィリップス
プロデュース ルー・アドラー
チャート最高順位
ママス&パパス シングル 年表
Go Where You Wanna Go
(1965年11月)
夢のカリフォルニア
(1965年12月)
マンデー・マンデー
(1966年3月)
ミュージックビデオ
「California Dreamin'」 - YouTube
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夢のカリフォルニア」(California Dreamin')は、ママス&パパスが1965年に発表した楽曲。全米第4位のヒットとなった。

解説

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ジョン・フィリップスミシェル・フィリップスによって1963年にニューヨークに住んでいたころに書かれた[2]。ジョンは、夢の中でこの楽曲にふれ、制作の手伝いをしてもらうためにミシェルを起こした[3][4] 。この時2人はフォークグループ「ニュージャーニーメン」に所属しており、のちにこのバンドはママス&パパスとしてデビューした。また、ナンシー・シナトラも本楽曲のカバーをしている。

ママス&パパスは、バリー・マクガイアの紹介を受け、ダンヒル・レコードの代表であるルー・アドラーと初めて契約を結んだ。 アドラーのおかげで、マクガイアのアルバム『プレシャス・タイム』に収録されたバージョンでは、ママス&パパスがバックコーラスとして参加しているほか、バックバンドにはセッションバンド・レッキング・クルー英語版が参加することができた[5]

その後、ママス&パパスは同じ楽器とバックボーカルを用いたうえで、新たなボーカルを吹き込んだバージョンを制作した[6] このバージョンでは、新しいボーカルのほかにも、P・F・スローンによるギターのイントロや、バド・シャンクによるアルトフルートの伴奏が追加された[7]。ここで聴けるシャンクのソロは、完全なアドリブによるファーストテイクである。

マクガイア版は、冒頭のボーカルが少し左側に寄っており、 音が完全にワイプしきれていない[8]また、マクガイア版のハーモニカのパートは、ママス&パパス版ではアルトフルートのソロに置き換わっている。

1965年に本楽曲が発売された当初は目立つような売れ行きにはならなかった。 この楽曲の発表によってカリフォルニア州に対する注目が少し集まった後、ミシェル・フィリップスはボストンのラジオ局が本楽曲を流したことがきっかけで世界的な大ヒットになったと振り返っている[9]

1966年にチャート入りを果たした後本楽曲は17週間にわたってランクインし、Billboard Hot 100では3月に4位という最高位を記録した[10]。 また、キャッシュボックスのランキングでは20週間にわたってランクインした。

そして、1966年のビルボードでは首位を獲得し、キャッシュボックスでも首位を獲得した。 イギリスでは最初の発売で23位を記録したほか、1997年にもポップ・チャートで9位を記録した。  2002年4月には、日本のテレビドラマ『夢のカリフォルニア』(TBS)で同曲が使用され、シングルが再発された。

カバー・バージョン

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アルバムの一曲として収録

脚注

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  1. ^ Cover versions of California Dreamin' by The Mama's and The Papa's | SecondHandSongs
  2. ^ 1995 Interview (5) - "California Dreaming" - Scott McKenzie
  3. ^ TRIBUT Presents: Monday Night Blues”. Monday Night Blues. 2017年6月21日閲覧。
  4. ^ California Dreamin' by The Mamas & the Papas Songfacts”. 2017年6月21日閲覧。
  5. ^ Hartman, Kent (2012). The Wrecking Crew. St. Martin’s Griffin. pp. 261–263. ISBN 978-1-250-03046-7 
  6. ^ Show 33 - Revolt of the Fat Angel: American musicians respond to the British invaders. [Part 1]”. The University of North Texas Digital Library. 2012年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月6日閲覧。
  7. ^ Dan Daily (2004年7月1日). “Classic Tracks: The Mamas & The Papas' "California Dreamin'"”. Mix Magazine. 2012年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月6日閲覧。
  8. ^ バリー・マクガイアは1999年にBBCで放送されたロック・ファミリー・ツリーズ英語版の中で発言している。
  9. ^ California Dreamin'”. npr.org (July 8, 2002). February 18, 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。April 6, 2012閲覧。
  10. ^ Bronson, Fred (1988). The Billboard Book of Number One Hits (Paperback ed.). New York: Billboard Publications, Inc.. p. 195. ISBN 0-8230-7545-1 
  11. ^ cite web|url=https://www.discogs.com/fr/Richard-Anthony-La-Terre-Promise/master/736736%7Ctitle=Richard Anthony's 1966 eponymous album|publisher=Discogs
  12. ^ cite web|url=https://www.discogs.com/fr/Ed-Maciel-E-Sua-Orquestra-Na-Onda-Volume-2/master/1091125%7Ctitle=Na Onda Volume 2 by Ed Maciel E Sua Orquestra|publisher=Discogs
  13. ^ cite web|url=https://www.discogs.com/fr/Bud-Shank-California-Dreamin/master/388459%7Ctitle=album California Dreamin' by Bud Shank|publisher=Discogs
  14. ^ cite web|url=https://www.discogs.com/fr/Renato-E-Seus-Blue-Caps-Um-Embalo-Com-Renato-E-Seus-Blue-Caps/master/746291%7Ctitle=Renato E Seus Blue Caps, Um Embalo Com Renato E Seus Blue Caps|publisher=Discogs