向上高等学校

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向上高等学校
Kojo highschool.jpg
過去の名称 湘北高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人向上学園
校訓 明浄直
設立年月日 1907年
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース 文理コース
選抜コース
特進コース
学期 2学期制
高校コード 14557C
所在地 259-1185
神奈川県伊勢原市見附島411
外部リンク 公式サイト
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向上高等学校(こうじょうこうとうがっこう)は、神奈川県伊勢原市見附島に所在する私立高等学校

概要[編集]

学校行事が多彩。兄弟校として自修館中等教育学校が隣接されているが、交流はほとんどなく、向上高校の学食、自修館中等教育学校のカフェテリアを共同利用するにとどまっていた。しかし、2008年に両校の生徒会が交流をした。

国際教育にも力を入れており、姉妹校を海外3ヶ国に計6校持つ。アメリカへの短期留学を行っているほか、毎年アメリカと韓国の姉妹校から留学生が来校し生徒宅にホームステイをする。

全国で初めてブレザースタイルの制服を導入し、当時新聞等で取り上げられた。

近年では、スポーツに力を注ぎ、レスリング部、女子ソフトボール部は毎年、全国大会の常連であり。後に、オリンピック三大会連続出場を果たすレスリング部出身の笹本睦(1996年卒業、現アルソック)は平成7年度の全国選抜大会で三位に入賞する活躍をしている。平成6年度には、サッカー部が創立以来初の全国高等学校サッカー選手権大会に参加。強豪南宇和高校とPK戦までもつれる接戦を演じた。後に、プロとなる柴崎貴広(2001年卒業、現東京ヴェルディ)はこの試合をみて、向上高校への進学を決めた。直近また新聞委員会は「全国高校新聞コンクール」の常連校で過去に優勝している。近年、生物部によるタイワンシジミの研究が学会で発表され高い評価を受けた。

直近の活躍としては、2009年にレスリング部が奈良県で行われたインターハイ団体戦で地元の強豪大和広陵高校を接戦で破り、歴代最高のベスト8に進出した。硬式野球部は15年ぶりの夏季県大会ベスト8入りを果たすが、準々決勝で強豪横浜創学館高校に2009年春季県大会準々決勝以来のリベンジならず敗れた。

男子バレーボール部は、関東大会5年連続出場。県内では現在8強にはいっている。(今年度春高県予選ではベスト16) 2011年には全国高校総合体育大会に出場。2012年は全国バレーボール高等学校選手権大会に出場した。

韓国への修学旅行は30年以上続いており、2003年には韓国政府から韓国観光の発展に貢献したことを称えられ、清水秀樹理事長に産業褒章が授与された。

尚、2010年4月以降から創立100周年を迎えることを記念して、初期のブレザーを改変し、新しいブレザーを導入した。

2010年度に向上学園創立100周年を記念して100周年の催しを行う。 向上高等学校なおき会と兄弟校の自修館中等教育学校生徒会と100周年を記念して合同で企画を行い、航空写真の撮影と爪楊枝アートの制作が行われた。

2015年度から生徒用に大地震対応マニュアルが配布されている。

2017年10月ラクビー顧問の体罰が発覚。

沿革[編集]

向上学園の前身の自修学会は、神奈川県下曽我に大井龍兆が私財を投じて設立したものである。関東大震災で校舎が壊れ、大井も子息を失うが、地元村民が力を合わせ、学校を再建した。

昭和30年代の終わり、当時経営難に陥っていた湘北高等学校が、同じ曹洞宗の大学に救済を求めたが、不採算性があまりにも高く断られた。そして、同大学に奉職していた宮崎道世が、個人で私財を投げ打ち、学校を引き継ぐことになった。

経営引継ぎ後、校名や法人名を変更し、後述する制服革命〈ブレザーの採用・授業服〉や克己日などの当時としてはユニークな教育方針を行い、また副校長人事に猪熊功(柔道オリンピック代表)を起用するなど、世間の注目を集めた。

現在の「向上」という校名は、当時、下曽我にあった湘北高校の半ば荒れ果てた校舎を宮崎が見たとき「荒城の月」の歌がとっさに頭に浮かび、そこから這い上がるという意味で命名したという。その後も数十年間ほど学園は幾多の経営難に陥ったが、三浦甲子二(日本教育テレビ報道本部長:現テレビ朝日)が学園の立て直しに尽力し、危機を逃れた。

  • 1907年 - 「自修学会」を組織し、瑞雲寺に始まる。
  • 1910年 - 設立許可を得て「自修学校」と改称。「自修学校」開校。
  • 1941年 - 財団法人「自修学園」設立。
  • 1948年 - 「湘北高等学校」(新制)設立認可。
  • 1951年 - 学校法人自修学園に組織変更認可。
  • 1965年 - 「向上中学校」「向上高等学校」に校名変更。全国で初めてブレザースタイルの制服を導入。
  • 1966年 - 法人名「自修学園」から「向上学園」に変更。
  • 1967年 - 小田原市より伊勢原市沼目に移転。
  • 1968年 - 伊勢原市下粕屋上の台に移転。
  • 1971年 - 伊勢原市沼目に再び移転。
  • 1973年 - 沼目校舎(鉄筋コンクリート6階建)を新築。
  • 1984年 - 見附島新校舎に総合移転。
  • 1987年 - 校章を現在の「K」マークに変更。
  • 1998年 - 自修館中学校併設。
  • 2002年 - 体育コース募集停止。
  • 2005年 - 食堂改築。
  • 2006年 - 完全2学期制実施
  • 2007年 - 選抜クラスを選抜コースと改め、選抜・特進・文理の3コース制に変更。
  • 2010年 - 7月22日、創立100周年を迎える。
  • 2010年 - 創立100周年を記念してスタディーセンターがオープン。
  • 2010年 - 創立100周年を記念し、これまでの制服からデザインを一新。
  • 2011年 - 全職員数が100名を超える。

*沼目校舎時代

1967年から1984年の総合移転まで使用された沼目校舎は、高校としては通常考えられないほど狭隘な敷地に6階建て(1フロア4教室)の本校舎と、プレハブ建ての教室や運動部の部室、倉庫、さらには併設する幼稚園の園舎までが建ち並んでいた。

運動や集会が可能な場はそれらの建築物に取り囲まれた「中庭」と呼ばれるスペースしかなかった(しかも幼稚園の園庭をも兼ねていた)。 この「中庭」もバレーボールのコート2面程度を取るのがやっとで、野球やサッカー、陸上など、広い場所を必要とする競技は不可能であり、体育の授業でも実施できる科目は限られていた。普通の学校なら当然あるべき体育館もなかったため、昭和50年代に在籍した卒業生の回顧によると、体育の授業の日が雨天であった場合、1階玄関ホールで卓球をやるしかなかったそうである。 現在の見附島校舎は当時、本校が所有するグラウンドであったが、徒歩で数十分かかるため、授業で使われえることはあまりなく、ここで授業を行う場合は、効率を考え、2校時続けて行っていた。運動部の練習は主に地元企業等が保有する体育館、グラウンドを借用して行っていた。このような逆境にも関わらず野球部は県内では強豪であり、上位進出の常連であった。1974年の夏季県大会では決勝進出を果たしている(ただしこのときの決勝戦では後に日本ハム入りする津末英明 、巨人入りする原辰徳を擁する東海大相模に19-0という記録的大差で敗れている)。また、総合移転1年目の1984年夏にも再び決勝に進出し、桐蔭学園に延長の末惜敗した。この年のドラフト会議では、エースであった高橋智阪急ブレーブス、捕手の大塚義樹南海ホークスに指名され、入団している。

校訓[編集]

  • 明浄直
    • 「明」…影の無い明るい心
    • 「浄」…けがれのない清らかな心
    • 「直」…素直で正直な、まっすぐな心 …「直」は本校生徒会の『なおき会』の名前にも使われている。

校是[編集]

  • 自学・自修・実践
    • この校是は、校歌の歌詞にもなっている。

校歌[編集]

  • 作詞 田代信司
  • 作曲 田代信司
  • 補作 宮崎道世

設置学科[編集]

普通科
  • 特進コース (Tコース)
    • 文系クラス(クラスは文理共通)
    • 理系クラス(クラスは文理共通)
  • 選抜コース (Sコース)
    • 文系クラス(2年生から)
    • 理系クラス(2年生から)
  • 文理コース (Bコース)
    • 文系クラス(2年生から)
    • 理系クラス(2年生から。ただ人数によっては文系もいる混合クラスになる事がある)

行事[編集]

4月
  • 入学式
  • 始業式
  • 身体スポーツ測定
  • なおき総会
5月
  • 米国短期留学生来校
  • 前期中間考査
6月
  • 大学進学相談会
  • スポーツ大会
7月
  • 韓国高校生来校
  • 前期期末考査
  • 前期終業式
  • 夏季長期休暇(7月下旬から)
  • 夏期講習Ⅰ(特進・選抜、文理は希望者のみ)
8月
  • 夏期長期休暇(8月末まで)
  • 夏期講習Ⅱ(特進・選抜、文理は希望者のみ)
  • 夏季クラブ合宿
  • 講座合宿(特進)
9月
  • 後期始業式
  • こゆるぎ祭(学園祭)
10月
  • 8日 創立記念日
  • 心の旅(1年次は信州や東北、飛騨など日本国内旅行を2泊3日)(2年次は韓国、ベトナム、カンボジアより選択)
  • なおき総会
  • 後期中間考査1
11月
  • 全校献血(3年)
  • 学校説明会
  • 芸術鑑賞
12月
  • ありがとうもちつき大会
  • 卒業試験(3学年全コース)
  • 後期中間考査2
  • 冬期講習
  • チャリティー・コンサート
1月
  • 全校献血(2年)
  • 入学試験(推薦)
  • 卒業試験欠点者補講(3学年の対象者のみ)
2月
  • 入学試験(一般)
3月
  • 後期期末考査
  • 卒業式
  • 米国短期留学
  • 新入生登校日
  • 春期講習(特進・選抜、文理は希望者のみ)

上記に加え

毎学期行う行事
  • 勤労日(毎学期1~2回、公共施設等の清掃活動を行っている)
毎月行う行事
  • 克己日(毎月15日前後に全校生徒で約150円の献金を行う。年末のチャリティーコンサートの収益金と合わせて県内の社会福祉施設等に義損金として送っている。生徒の中には不満な生徒もいる。)

部活動[編集]

強化クラブ


運動部
  • 剣道部
  • ラグビー部
  • ソフトテニス部(男女)
  • バレーボール部(女子)
  • 駅伝部
  • ハンドボール部(男女)
  • 水泳部
  • 男子ソフトボール部
  • 卓球部
  • 硬式テニス部(男女)
  • 男女バスケットボール部
  • レスリング部
  • バドミントン部(男女)
  • バトン部
  • 軟式野球部
  • 陸上部


文化部
  • 囲碁部
  • 英語研究部
  • 音楽部
  • 写真部
  • 情報研究部
  • 書道部
  • 吹奏楽部
  • 生物部
  • 美術部
  • 文芸部
  • 放送部
  • 新聞委員会
  • 図書委員会

近年の進学実績[編集]

大阪大学、東京農工大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、東京学芸大学、首都大学東京(3)、神奈川県立保健福祉大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、MARCH、近畿大学、学習院大学、日東駒専、北里(薬)、東海大学、神奈川大学、他多数

姉妹校[編集]

交通[編集]

愛甲石田駅からは神奈中バス(神奈川中央交通)が運行している。「向上学園入口」から徒歩4分

著名な出身者[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]