加古宜士

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加古 宜士(かこ よしひと、1937年6月30日 - 2006年12月6日)は、日本の会計学者。専門は財務会計論。商学博士。

来歴[編集]

愛知県西尾市出身。1956年、愛知県立西尾高等学校卒業。1960年、早稲田大学第一政治経済学部卒業。1966年、同大学大学院商学研究科博士課程満期退学[1]。 82年「物価変動会計論の研究」で商学博士。66年流通経済大学助手、講師、助教授、教授。1989年筑波大学教授。97年早稲田大学商学部教授[2]

早稲田大学大学院会計研究科長、大蔵省企業会計審議会委員、金融庁公認会計士審査会委員、公認会計士第二次試験委員、税理士試験委員、不動産鑑定士第二次試験委員、文部科学省会計分野の専門職大学院に関する検討会主査などを歴任。

日本会計研究学会・学会賞、太田賞を受賞。

人物[編集]

早稲田大学名誉教授の新井清光の弟子にあたり(ただし、修士課程は新井の師である佐藤孝一であり、博士課程から新井に師事)、新井とともに企業会計審議会にて各種会計基準の策定の中心的役割を果たしていた。新井の引退以降は、早稲田系会計学者のトップとして、企業会計審議会会長を務めた。

2006年12月6日、胆管がんのため死去。享年69。

著書[編集]

  • 『物価変動会計論』中央経済社 1981
  • 『財務会計概論』中央経済社 1994

共編著[編集]

  • 『リース取引会計基準詳解』新井清光共編著 中央経済社 1994
  • 『新検定簿記講義1級会計学 新版』染谷恭次郎,新井清光,岡本清監修 渡部裕亘共編著 中央経済社 2000
  • 『新検定簿記講義1-4級商業簿記 新版』染谷恭次郎,新井清光, 岡本清監修 渡部裕亘共編著 中央経済社 2000
  • 『新検定簿記ワークブック1級会計学 第3版』渡部裕亘共編著 中央経済社 2001
  • 『段階式日商簿記3級商業簿記』穐山幹夫共監修 税務経理協会 2001
  • 『最新商業簿記 改正商法対応 3訂版』新井清光,川村義則共著 実教出版 2004
  • 『会計全書』金子宏,斎藤静樹共監修 中央経済社 2005
  • 『公益法人会計基準の解説』編著 公益法人協会 2005
  • 『ファーストステップ簿記を学ぶ』渡部裕亘共編著 中央経済社 2005

翻訳[編集]

  • R.K.ジェディキ, R.T.スプラウス『利益と資金の会計 アカウンティング・フロー』古川栄一監訳 矢沢秀雄共訳 東洋経済新報社 1968
  • R.G.シュレーダー, M.W.クラーク, J.M.キャシー『財務会計の理論と応用』大塚宗春共監訳 中央経済社 2004

門下生[編集]

  • 山内暁(早稲田大学大学院商学研究科教授時代の教え子)
  • 白田佳子(筑波大学時代の教え子)

脚注[編集]

  1. ^ 加古宜士先生企業倒産予知の専門研究 白田佳子研究室
  2. ^ 加古宜士先生を偲んで