紙リサイクル
(再生紙から転送)
紙リサイクル(かみリサイクル、英語: Paper recycling)とは、家庭から出る古紙を資源ごみとして回収し、製紙メーカーが再生紙にするプロセスのことを言う。
概要[編集]
厳密には、
- 回収業者が回収
- 古紙問屋に集められ種類分け
- 製紙メーカーが古紙問屋から古紙を購入し、製紙する
というプロセスになっている[1]。
分類[編集]
一般的には、下記の4種類に分類される。
- 新聞や広告チラシ、ルーズリーフなど
- 雑誌や通信販売のカタログなど
- ティッシュの箱など厚紙でできているもの
- 段ボール
古紙は特殊な液体で溶かし成分を抽出するが、紙の性質が違ったり、シールなどの不純物が混ざっていたりすると完全に溶けきらないこともある[2]。 ただし、回収後に紙以外の素材を取り除き、紙の種類ごとに仕分けする工程があるため、一般家庭が資源ごみを出す際に神経質になる必要はなく、大まかな分類で構わない。
その他[編集]
日本では、ホッチキスの針などの存在が紙リサイクルの障害となるとの考えがあるが、製紙を行う過程で異物除去を行う工程があるため大きな障害となることはない。このためマックス社製の針の箱には、「ホッチキス針は古紙再生工程で支障ありません」の注意書きが書かれている[3]。
脚注[編集]
- ^ 紙のリサイクル -古紙の有効利用-:古紙の回収・流通ルート
- ^ 紙のリサイクル -古紙の有効利用-:古紙の分類 Q&A
- ^ ホッチキス針、外す必要ない? 「古紙再生で支障なし」記載の真偽はwith news(2016年12月14日)2016年12月15日閲覧