八目迷

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八目 迷
ペンネーム 八目 迷(はちもく めい)
誕生 1994年 -
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
主な受賞歴 第13回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞・審査員特別賞
デビュー作夏へのトンネル、さよならの出口
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八目 迷(はちもく めい、1994年[1] - )は、日本のライトノベル作家日本SF作家クラブ会員。

経歴・人物[編集]

2019年、投稿作「僕がウラシマトンネルを抜ける時」が第13回小学館ライトノベル大賞にて「ガガガ賞」と「審査員特別賞」をダブル受賞し、同作を改題・改稿した『夏へのトンネル、さよならの出口』でデビューした[2]。『このライトノベルがすごい!2022』新作部門では、『ミモザの告白』が第2位に選出[3]。また、ラノベニュースオンラインが開催している「ラノベニュースオンラインアワード」2021年7月の投票アンケート結果では、「新作部門」「新作総合部門」「総合部門」に『ミモザの告白』が選出[4]

関西の郊外で育ち、現在も関西の港町に在住[5]。中学校在学時より好きな漫画やゲームの二次創作を執筆する習慣があった[6]。20歳のときに自身の作品を公募に出すことを決意[6]。以来、本人曰くコンコルド効果が相まって4年近く執筆にのめり込む[6]。映画『インターステラー』に登場する「ミラー博士の星」に影響を受け、投稿作品「僕がウラシマトンネルを抜ける時」を執筆した[5]

好きな作品として、『時をかける少女』『ほしのこえ』『七回死んだ男』『刻刻』など、時間が関係しているような作品を挙げている[5]。またSCP財団のコミュニティサイトが好きだと述べており、一時期、読み耽っていた時期もあった[5]

作品リスト[編集]

単行本[編集]

  • 夏へのトンネル、さよならの出口』(イラスト: くっか、2019年7月、ガガガ文庫、全1巻)
  • 『きのうの春で、君を待つ』(イラスト: くっか、2020年4月、ガガガ文庫、全1巻、ISBN 978-4-09-451842-9[7]
  • ミモザの告白』(イラスト: くっか、2021年7月 - 、ガガガ文庫、既刊4巻)
  • 『琥珀の秋、0秒の旅』(イラスト: くっか、2022年8月、ガガガ文庫、全1巻、ISBN 978-4-09-453086-5[8]
  • 『小説 葬送のフリーレン ~前奏~』(小学館〈少年サンデーコミックススペシャル〉、2024年4月17日発売[9]ISBN 978-4-09-853236-0) - 漫画『葬送のフリーレン』のノベライズ作品。

アンソロジー収録[編集]

「」内が八目の作品。

雑誌掲載作品[編集]

エッセイ

脚注[編集]

  1. ^ 八目, 迷, 1994”. 国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス. 2021年9月8日閲覧。
  2. ^ 小学館::ガガガ文庫:第13回小学館ライトノベル大賞 最終選考”. 小学館ライトノベル大賞. 2021年9月8日閲覧。
  3. ^ このライトノベルがすごい!2022:『千歳くんはラムネ瓶のなか』が文庫部門2連覇&単行本・ノベルズ部門は『佐々木とピーちゃん』が1位に輝く”. ラノベニュースオンライン (2021年11月25日). 2022年1月23日閲覧。
  4. ^ ラノベニュースオンラインアワード2021年7月刊の投票アンケート結果を発表”. ラノベニュースオンライン (2021年9月5日). 2022年1月23日閲覧。
  5. ^ a b c d 独占インタビュー「ラノベの素」 八目迷先生『夏へのトンネル、さよならの出口』”. ラノベニュースオンライン. 2021年9月8日閲覧。
  6. ^ a b c 集英社文庫編集部 (2020年4月30日). “【インタビュー】作家・八目迷さん”. note. 2021年9月8日閲覧。
  7. ^ きのうの春で、君を待つ”. 小学館. 2021年9月8日閲覧。
  8. ^ 琥珀の秋、0秒の旅”. 小学館. 2022年8月18日閲覧。
  9. ^ 小説 葬送のフリーレン ~前奏~”. 小学館. 2024年4月17日閲覧。
  10. ^ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3”. 小学館. 2021年9月8日閲覧。

外部リンク[編集]