伊賀忍術伝 五神の書

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伊賀忍術伝 五神の書
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 アーケードゲーム
開発元 ジャレコ
発売元 ジャレコ
音楽 多和田吏[1]
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
発売日 日本 1988年
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 8方向レバー
2ボタン
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伊賀忍術伝 五神の書』 (いがにんじゅつでん ごじんのしょ) は、ジャレコより1988年に稼働されたアーケードアクションゲーム。海外でのタイトルは『NINJA KAZAN』。

ゲーム内容[編集]

奪われた密書「五神の書」を取り戻すという使命を負った忍者カザンを操作し、世界各地を舞台に戦うアクションゲームである[2]。最初は一つの忍法しか使えないが、各ステージをクリアして密書を取り戻す事で、より強力な忍法が使用可能になっていく[2]

1レバーと2ボタンで主人公、「カザン」を操作。レバーでカザンを動かし、Aボタンで攻撃、Aボタン長押しで忍法を発動、Bボタンでジャンプする。ジャンプは押す長さにより高度を変え、また空中制御もきく。ジャンプ中にレバーを斜め上に入力すると回転ジャンプとなり、またジャンプ中に下+攻撃ボタンで下突きを繰り出す。

ステージの特定箇所では老人から武器を貰う事ができ、初期装備のから、手裏剣鎖鎌くないとパワーアップしていく[2]。ただし、くないを所持している状態の時にダメージを受けると鎖鎌にパワーダウンし、ミスをすると武器は初期装備の刀へと戻る。

全6ステージのライフ残機併用制で、ライフが無くなる、または制限時間が無くなると1ミス、戻り復活制で、ミスした場合は特定地点からの再開となる。残機が全て無くなるとゲームオーバー、クレジットを投入しコンティニューすると特定地点からのゲーム再開となる。

忍法[編集]

忍法はAボタン長押しで溜めて放すと発動し、長く押すほどより上位の忍法を使う事ができる。また、忍法で敵をまとめて倒すと入るスコアに倍率が掛かる。

  • 火炎玉 - 1番目の忍法。最初から使用可能。一直線に火の球を放つ。やや射程は短い。
  • 風雪波 - 2番目の忍法。ROUND 2から使用可能。一直線に上下に広がる攻撃を放つ。「火炎玉」より射程が長い。
  • 火山道 - 3番目の忍法。ROUND 3から使用可能。上下左右の4方向に攻撃する。射程は長く画面端まで届く。
  • 爆風電 - 4番目の忍法。ROUND 4から使用可能。自機の周りの敵を爆発で攻撃する。
  • 地神龍 - 5番目の忍法。ROUND 5から使用可能。画面上の敵を攻撃する。

アイテム[編集]

アイテムはステージ中に置いてある宝箱を開けたり、赤い法師姿の敵を倒すと出現する。

  • おにぎり - スコアアイテム。100点。
  • 寿司 - スコアアイテム。500点。
  • - スコアアイテム。1,000点。
  • しゃちほこ - スコアアイテム。10,000点。
  • 力 - ライフを1つ回復させる。「力」の文字が書かれている。
  • 忍 - ライフを全回復させる。「忍」の文字が書かれている。
  • 心 - ライフゲージの上限が増える。青いアイテムに「心」の文字が書かれている。
  • 忍術 - 画面上の敵を一掃する。
  • ジャレコ虫 - 残機が一つ増える。アイテムの中では唯一、自機から逃げるように移動する。

ステージ構成[編集]

ROUND 1 アメリカ
ネイティブ・アメリカン達と戦う。ボスは大岩を投げてくる男。
ROUND 2 アフリカ
現地の原住民達と戦いを繰り広げる。ボスはトーテムポールのようなもので、下段、中段、上段と計3体を相手取る。
ROUND 3 ギリシア
鎧姿の闘士や、有翼人、鳥が襲ってくる。ボスはケンタウロス。人、爬虫類、竜のような顔と形態が3つあり、それぞれ攻撃手段も異なる。
ROUND 4 インド
妖怪が襲ってくる。ボスは阿修羅のような敵で、3つの攻撃形態を駆使してくる。
ROUND 5 日本
忍者や、ROUND 3に現れた鳥が登場する。ボスはの面を付けた赤い装束の忍者。ボスとの戦闘中ひっきりなしに鳥が襲ってくる。
ROUND 6 日本
引き続き日本が舞台。雑魚敵もROUND 5と同じものが出現する。ボスは2人組の禿げ頭の忍者。これを倒すとラストボスである骸骨姿の敵が登場する。

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 伊賀忍術伝
五神の書
日本 2021年2月4日[3][4][5]
PlayStation 4
Nintendo Switch
ジャレコ ハムスター ダウンロード
(アーケードアーカイブス)
- 海外版(NINJA KAZAN)も収録

関連作品[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]