丹沢恵

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丹沢 恵(たんざわ めぐみ)は、かつて活動していた女性4コマ漫画家。大阪府出身[1]いて座[1]血液型はB型[1]

来歴[編集]

1985年、みのり書房の『アニパロコミックス』で『スタートレック』のパロディマンガでデビュー。当時のペンネームは「とみいみく」。

1988年秋頃、「とみいみく」名義にて『花のくみちゃん』が芳文社まんがタイムファミリー』にて掲載され4コマ漫画家としてデビュー[1]。同作で1989年芳文社まんがホーム』3月号にて「女流新人4コマまんが展」に入選。同年、『まんがタイムファミリー』5月号にて上記入選作を『ごめんあそばせ』と改題しペンネームも「丹沢恵」と改名し4コマ漫画家として本格的に活動開始した。時期をほぼ同じくして『まんがタイムスペシャル』でも同作品が連載開始された[2][3]。以降芳文社、竹書房をはじめとした各4コマ漫画雑誌などで執筆活動を行った。2010年に『ごめんあそばせ』の連載が終了後は、活動がみられない。代表作は上述の『ごめんあそばせ』のほか、『トラブルカフェ!』、『あしたもゲンキ!』などがある。

概要[編集]

1998年、竹書房の『まんがライフ』7月号から『トラブルカフェ!』にて約5年間表紙及び巻頭作品を担当していた[4]

本人単行本折り返しのプロフィールなどによるとかなりの沖縄好きのようで、作者の近況としてよく沖縄の関連情報などを記している。特に喜納昌吉のファンのようである。

連載終了した主な作品リスト[編集]

  • アシタのアタシ(まんがタイムジャンボ(芳文社))全2巻
  • あしたもゲンキ!(まんがライフオリジナル(竹書房))全5巻
  • いつも心に南風(まんがライフ(竹書房))全1巻
  • ガールズ・ブラボー!(まんがタイムラブリー(芳文社))全1巻
  • カレと呼ばないで(まんがアロハ(ぶんか社))※単行本「パパtheライバル」に収録
  • ご機嫌いかが?(まんがタイムジャンボ(芳文社))
  • ごめんあそばせ(まんがホーム ほか(芳文社))1~16巻
  • ただいま!(まんがライフ(竹書房))全1巻
  • 天使じゃないもん(まんがライフオリジナル(竹書房))全2巻
  • トラブルカフェ!(まんがハイム(徳間書店)→まんがライフ(竹書房)[5])全8巻
  • 猫実カフェ(まんがライフオリジナル(竹書房))全1巻
  • 花咲け乙女(まんがタイムラブリー(芳文社))全2巻
  • パパtheライバル(まんがタイムジャンボ(芳文社))全1巻
  • 晴れ予報・恋予報(まんがタイムラブリー(芳文社))全1巻
  • Helloマイ・シスター(まんがライフMOMO(竹書房))全1巻
  • 本日も上場なり(まんがライフオリジナル(竹書房))全1巻
  • 笑って愛して(ぶんか社)1巻

トラブルカフェ![編集]

竹書房『まんがライフ』などで連載された喫茶店漫画。1992~2005年、バンブーコミックス1~8巻。とある地域の商店街にある本格的な喫茶店「珈琲倶楽部」、そこの従業員と客が繰り広げられる日常的なやり取り。

登場人物[編集]

とある町の喫茶店「珈琲倶楽部」の従業員と客。

珈琲倶楽部[編集]

リエたちが勤務する喫茶店。メニュー・カトラリーなどはマスターのこだわりが表れている。入りやすく落ち着く店なので、様々な人が出入りしている。マスターを含めて従業員は徒歩通勤のため、職住近接といえる。マスターの家(石和家)にも喫茶店関係者(客も含める)が出入りすることが多く、暇なのでマスターはすぐ店を開けたがる。

足立リエ
主人公。「珈琲倶楽部」で働く長い黒髪のウエイトレス。ファッションに無頓着な方で、マスター曰く「色気より食い気」。一人暮らしをしていて、家と「珈琲倶楽部」を行き来する生活がほとんどである。入社してから1年目。大食いでドジっ子、掃除はあまり得意でない、万年金欠病と苦悩は絶えないが、店のムードメーカーとして人気ある(マスターが彼女の保護者みたいになっていて、ミユキに夫婦になればといわれたこともある)。姓はマスターからの電話を受けたときに判明。のちにミユキの助言が現実となり、マスターに求婚して結ばれる。
石和雅人(いさわ まさと)
「珈琲倶楽部」のマスター。ひげを生やして長い茶髪を束ねて髷のようにしている。お客様優先主義でお店に対するこだわりは強い。リエによれば「いい年をしているのに独身」らしい。通常はリエをはじめ「マスター」と呼ばれるため、実名はあまり出てこない。年齢は30歳ぐらい(風貌から老けて見える)。男として「安全牌」とみられ、リエたちが石和家に出入り、逆にマスターが料理を届けることもある(それはそれでマスターの奥手さが露呈されていて、根気が遅れている原因でもある。女に無頓着な代わりに仕事中毒なので、リエに逆に心配される。ずっと独身であったが、リエを受け入れて結婚する。
ケーコ
本名は山科景子。同店のウエイトレス。茶髪のツインテールで眼鏡をかけている。リエと似たような生活をしている。京都弁。店でのキャリアはリエより先輩にあたり、入社4年目にあたるが、お互いに下の名前にちゃん付で呼ぶ(さすがにこれだけのキャリアだとリエよりしっかりしている)。勤務している店への愛は強く、ナンパする男や山形さんを店に引き込む策士となっている。見た目とは裏腹に酒豪で競馬好き。マスターの結婚後、独立して「珈琲倶楽部」を離れる。
石和ミユキ
マスターの妹。ショートヘアの女子で、24歳の会社員ではあるが店の経理を担当している。兄の店を改造して客を増やそうとたくらむが、その計画が怪しいものらしく、毎度マスターに却下されてしまう。なお、マスター曰く「家事は苦手」なので、石和家の家事はすべてマスターがしているという。山形と仲良くなり、結婚する。

その他[編集]

「珈琲倶楽部」に出入りする客など。

山形智巳(やまがた ともみ)
常連客。ケーコを慕っている、職業は小説家。現実逃避をしに来店することが多い。猫の「お町」を飼っていて、その溺愛ぶりはリエたちに「猫バカ」と呼ばれるほどである。マスターには「山ちゃん」と呼ばれる。「フェニックスのママとの写真」から年齢は46歳と判明する(初盤から「山形さん」で通してきたが、フェニックスのママによる話で下の名前が判明する)。その後、ケーコをあきらめてミユキと結ばれる。
フェニックスのママ
バー「フェニックス」の店長(源氏名はレイカ)。見た目と心は女性だが、実は元男。本名は黒田哲也。ママの免許証を拾ったリエがそれを知った。すっぴんだと美男子に見えるため、「珈琲倶楽部のメンバーも知る事になる(山形さんは旧知の仲なので、最初から当人の正体を知っていた)。ひげを生やしているマスターに惚れている、実はマスターと同い年(山形さんが暴露した)。
よしさん
常連客。山形さんと一局、将棋を打つ事もある。
エミ
ミユキの同僚。出番は少ない。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 本人単行本「ごめんあそばせ」その他芳文社出版コミックスの折り返しによく記載されている。
  2. ^ 『まんがタイムスペシャル』分は1998年連載終了。『まんがタイムファミリー』分は2001年に連載終了。
  3. ^ 1994年頃から連載開始された『まんがホーム』への掲載分は2010年7月号にて連載が終了するまで続いていたため通算すると20年を超える長寿連載となっていた。
  4. ^ 2003年8月号まで。2003年9月号以降は後藤羽矢子の『耕して♥フォーリンLOVE』と交替。
  5. ^ まんがハイムが雑誌休刊したことにより竹書房の4コマ漫画雑誌の再録増刊誌などに数回ゲストとして掲載後「まんがライフ」にて連載開始された。

外部リンク[編集]