中国中車

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中国中車股份有限公司
CRRC Corporation Limited
種類
株式会社
市場情報 SSE: 601766
SEHK1766
業種 鉄道
前身 中国南車股份有限公司
中国北車股份有限公司
設立 2015年
創業者 CRRC Group Corporation ウィキデータを編集
本社 中華人民共和国の旗 中国北京市海淀区西四環中路16号[1]
主要人物
崔殿国[2](Chairman)
奚国華(President)
製品 鉄道車両の製造販売
売上高 214,521,647,000 人民幣 (2018年) ウィキデータを編集
営業利益
46,062,360,000 人民幣 (2018年) ウィキデータを編集
利益
12,998,507,000 人民幣 (2018年) ウィキデータを編集
総資産 3000億元
従業員数
168,600 (2018年) ウィキデータを編集
親会社 中国南車股份有限公司
中国北方機車車両工業集団公司
ウェブサイト www.crrcgc.cc

中国中車(ちゅうごくちゅうしゃ、中国語: 中国中车股份有限公司英語: CRRC Corporation Limited)は、中国中央企業国有企業)であり、世界最大の鉄道車両メーカーである。規模においてアルストムシーメンスの鉄道部門売上を凌ぐ。正式社名は中国中車股份有限公司、略称は中車CRRC2014年12月30日に、中国国務院国有資産監督管理委員会の直接管理下にある中国南車集団と中国北車集団が合併して出来た。

概要[編集]

国有企業改革の一環で中国北車(以下、北車)と中国南車(以下、南車)の2つの鉄道車両製造会社が成立して以降、両社は海外進出で互いに過当競争を続け、消耗戦を強いられていた。しかし近年の国際的な受注競争の中、中国政府のインフラ輸出政策(例えば「一帯一路」など)の転換を受けて合併する運びとなった[3]

合併は南車が北車を吸収する形で行われたが、その理由として中国工程院の劉友梅院士によれば、中国唯一の輸出鉄道車両である 中国高速鉄道CRH380A型電車車両のすべての部品、サブ・システムなどは、いずれも中国の知的財産権で、その国産化は中国南車自身の技術によるものである一方、中国北車の中国高速鉄道CRH3型電車車両は未だ完全な国産化を実現していない。海外進出の競り合いで、技術的実力および高速鉄道の輸出資格を持つ中国南車がより大きな発言権を持つことも一因であると分析している[4]

董事長には、北車の崔殿国・董事長が就任。南車の鄭昌泓・董事長は、新会社の副董事長に着任した[5]6月30日には傘下の大連機車車輛有限公司がケニアに初めて輸出される機関車の交付式を開いた。この機関車は中国国鉄東風4型ディーゼル機関車をベースに現地向けに改良したものである[6]

2018年、アメリカのマサチューセッツ州の車両組立工場が稼働開始した。ボストンマサチューセッツ湾交通局向けの地下鉄車両を生産する予定。

2020年、中国中車傘下の中車唐山が、国際高速列車用フリーゲージトレイン(軌間可変電車)を公開した[7]。時速400キロメートルで走行する車両のフリーゲージ化は世界初。

2022年4月、チェコの鉄道会社レオ・エクスプレスとの間で交わされていた新型電車「シリウス」の納入契約(3編成+オプション30編成)が解消されたことが報道された。この契約は中国中車の欧州進出の足掛かりとなるものとして注目を集めていた[8]

2022年10月6日、 アメリカ国防総省がアメリカ人の投資禁止対象となるブラックリストに追加[9]

子会社[編集]

中国中車は中国南車と中国北車と合併したが、子会社・研究拠点は両社のものを引き継いだ。

研究企業[編集]

制造企業[編集]

商貿企業[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 公司/證券資料
  2. ^ http://news.163.com/15/0601/18/AR1UJV1S0001124J.html 南北车合并收官 崔殿国任中国中车首任董事长
  3. ^ http://economic.jp/?p=48241 南車・北車が合併。中国が鉄道分野で世界進出へ
  4. ^ 鉄道車両大手 2 社の南車・北車が合併~世界最大の軌道交通企業が誕生
  5. ^ http://news.mynavi.jp/news/2015/06/03/193/ 経営統合の南車が8日から取引再開、「中国中車」に社名変更
  6. ^ http://j.people.com.cn/n/2015/0702/c95952-8914538.html 中国中車、ケニアに機関車を初輸出
  7. ^ 中国、時速400キロの国際フリーゲージ列車を公開 河北省唐山市”. AFP (2020年12月7日). 2021年2月13日閲覧。
  8. ^ 中国鉄道メーカー、欧州で「車両契約解消」の衝撃 2年経っても運行認可出ず、今後の展開に暗雲”. 東洋経済オンライン (2022年5月15日). 2022年5月16日閲覧。
  9. ^ 米、中国DJIやBGIゲノミクスも追加 投資禁止対象リスト(ロイター)” (日本語). LINE NEWS. 2022年10月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]