下谷二助
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下谷 二助(しもたに にすけ、1942年 - )は東京出身のイラストレーター。
経歴
[編集]南多摩生まれ。高校を2年で中退してデザインスクールという専門学校に入り、教師の紹介で銀座の小さな広告代理店「東成社」に勤めると共に夜間部へ転じ、卒業と同時に会社を退社。カレンダー展入賞を経て鶯谷のデザイン事務所に入り、同年、日本宣伝美術会で奨励賞を受賞。22歳頃にこのデザイン事務所を退職し、以後フリーとなる。
1990年、講談社出版文化賞さしえ賞受賞。1991年、年鑑日本のイラストレーション作家賞受賞。
32歳からネズミ捕り器やバケツといった世界の雑貨を蒐集。「素朴な雑貨へのレクイエム・バケツ展」(1987年)、「いちばんラクな姿勢の研究展」(1991年)、「ニスケは何を考えているのか展」(1992年)、「ネズミ捕り器の新しい設計図展」(1993年)、「人じん展」「ギク展」(1997年)、4人の女性イラストレーターとのコラボレーション「下谷二助と東西南北展」(2001年)、「風劇、雨劇、火劇、展」(2004年)など自らのコレクションの展覧会を多数開催している。
著書
[編集]- 『ネズミ事師の仕事と生活』(情報センター出版局)
- 『赤いさだめ』(情報センター出版局)
- 『きみのからだが進化論』(農文協)黒田弘行との共著、全5巻
- 『きみのからだが地球環境』(農文協)小原秀雄との共著、全5巻
- 『だって…』(国土社)石津ちひろとの共著
- 『だって…学校の巻』(国土社)石津ちひろとの共著
- 『しゃべる肉体』(講談社)石津ちひろとの共著
- 『くわずにょうぼう』(フェリシモ)二宮由紀子との共著
- 『三枚のカード』(フェリシモ)谷川俊太郎との共著
- 『あっかんべえ』(旬報社)松兼功との共著
- 『いつもいつもそうかな』(鈴木出版)内田麟太郎との共著
- 『描く書くしかじか』(旬報社)
- 『ニスケダイジェスト』(HBギャラリー)
- BOX絵草紙シリーズVOL.1『幕末ヒーロー伝』坂本龍馬(アートン)大友博との共著
テレビ放映作品
[編集]- NHK母と子のテレビ絵本『人間になりたがった猫』(ロイド・アリグザンダー原作)1991年
- NHKハイビジョン『絵草紙幕末ヒーロー伝』第5話『坂本龍馬』2002年