ワールド・マッチプレイ (ダーツ)

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World Matchplay
初回から会場となっているウィンター・ガーデンズ
概要
開催国 イギリスの旗 イギリス (イングランドの旗 イングランド)
開催地 ランカシャー, ブラックプール
会場 ウィンター・ガーデンズ
初開催 1994年
主催団体 PDC
形式 レグ制
賞金総額 £500,000 (2018)
開催月 7月
現在のチャンピオン
スコットランドの旗 ゲーリー・アンダーソン

ワールド・マッチプレイ (英語: World Matchplay) は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション (PDC) が開催するダーツのトーナメントである。 初開催の1994年から、ブラックプールウィンター・ガーデンズにおいて、毎年開催されており、PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップと同じく、PDC主催大会において、最も長く続いている (厳密には、開催月の関係で2番目)。

歴史[編集]

ワールド・マッチプレイは、1980年代からの名選手であったジョッキー・ウィルスンが最後に参戦したテレビ放送される主要トーナメントとなったり[1]、イギリスにおいてテレビで生放送されている試合中、フィル・テイラーにより初めてナイン・ダート・フィニッシュが達成されたイベントとなったりと[2]、見所も多い。

2012年以前は、他大会とは異なり、予定のレグ数に達しても、2レグ差がなければ無限に延長されるルールであったため、予定よりも大幅に長引く試合があった。2018年大会から優勝者にフィル・テイラー・トロフィーが授与される[3]

歴代優勝回数はフィル・テイラーの16回、次いでロッド・ハリントンとマイケル・ヴァン・ガーウェンの2回。

結果[編集]

決勝の結果は下記の通りである[4]

Year 優勝 (決勝平均) Score 準優勝 (決勝平均) 賞金 スポンサー 会場
総額 優勝 準優勝
1994 アメリカ合衆国の旗 ラリー・バトラー (90.72) 16–12 イングランドの旗 デニス・プリーストリー (91.59) £42,800 £10,000 £6,000 Proton ウィンター・ガーデンズ, ブラックプール
1995 イングランドの旗 フィル・テイラー (90.72) 16–11 イングランドの旗 デニス・プリーストリー (87.63) Webster's
1996 イングランドの旗 ピーター・エビソン (100.51) 16–14 イングランドの旗 デニス・プリーストリー (96.67) £52,000 £12,000 £7,000
1997 イングランドの旗 フィル・テイラー (106.32) 16–11 イングランドの旗 Alan Warriner (98.42) £48,000 £6,000
1998 イングランドの旗 ロッド・ハリントン (95.03) 19–17 イングランドの旗 Ronnie Baxter (94.07) £58,000 £14,000 £7,000 PDC
1999 イングランドの旗 ロッド・ハリントン (85.95) 19–17 イングランドの旗 Peter Manley (86.91)
2000 イングランドの旗 フィル・テイラー (100.32) 18–12 イングランドの旗 Alan Warriner (97.14) Stan James
2001 イングランドの旗 フィル・テイラー (99.57) 18–10 ウェールズの旗 Richie Burnett (90.99) £65,000
2002 イングランドの旗 フィル・テイラー (98.76) 18–16 カナダの旗 ジョン・パート (94.14) £75,500 £15,000 £7,500
2003 イングランドの旗 フィル・テイラー (94.38) 18–12 イングランドの旗 Wayne Mardle (97.44) £80,000 £8,000
2004 イングランドの旗 フィル・テイラー (100.20) 18–8 イングランドの旗 マーク・ダドブリッジ (89.24) £100,000 £20,000 £10,000
2005 イングランドの旗 コリン・ロイド (97.89) 18–12 カナダの旗 ジョン・パート (94.53) £120,000 £25,000 £12,500
2006 イングランドの旗 フィル・テイラー (100.08) 18–11 イングランドの旗 ジェイムズ・ウェイド (90.01) £150,000 £30,000 £15,000
2007 イングランドの旗 ジェイムズ・ウェイド (96.83) 18–7 イングランドの旗 テリー・ジェンキンス (91.62) £200,000 £50,000 £20,000
2008 イングランドの旗 フィル・テイラー (109.47) 18–9 イングランドの旗 ジェイムズ・ウェイド (102.58) £300,000 £60,000 £30,000
2009 イングランドの旗 フィル・テイラー (106.05) 18–4 イングランドの旗 テリー・ジェンキンス (92.32) £400,000 £100,000 £50,000
2010 イングランドの旗 フィル・テイラー (105.16) 18–12 オランダの旗 ライモント・ファン・バルネフェルト (100.11)
2011 イングランドの旗 フィル・テイラー (103.84) 18–8 イングランドの旗 ジェイムズ・ウェイド (98.84) Sky Bet
2012 イングランドの旗 フィル・テイラー (98.97) 18–15 イングランドの旗 ジェイムズ・ウェイド (95.92) Betfair
2013 イングランドの旗 フィル・テイラー (111.23) 18–13 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス (105.92) BetVictor
2014 イングランドの旗 フィル・テイラー (107.19) 18–9 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (101.49) £450,000
2015 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (99.91) 18–12 イングランドの旗 ジェイムズ・ウェイド (90.37)
2016 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (103.93) 18–10 イングランドの旗 フィル・テイラー (101.13)
2017 イングランドの旗 フィル・テイラー (104.24) 18–8 スコットランドの旗 ピーター・ライト (99.74) £500,000 £115,000 £55,000
2018 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (101.12) 21–19 オーストリアの旗 メンサー・スルホビッチ (104.43)

大会記録[編集]

ナインダートフィニッシュ
2002年大会で、フィル・テイラーが準々決勝で全英生中継で初めて達成。
2010年大会1回戦、ライモント・ファン・バルネフェルトが達成。
2011年大会1回戦でジョン・パートが達成するも敗れる。
2012年大会は2度のナインダートフィニッシュが誕生し、2回戦でマイケル・ヴァン・ガーウェンが、同じくウェン・ニュートンも達成している。
2014年大会では2回戦でフィル・テイラーが再びナインダート達成。
2018年大会では準々決勝でゲーリー・アンダーソンが達成しその後優勝を貢献している。
最長試合
2018年決勝で40レグの記録がある。ゲーリー・アンダーソンとメンサー・スルホビッチが対戦した。アンダーソンが21-19で優勝した。

試合形式[編集]

ワールド・マッチプレイは全試合レグ制で行う。

1994[編集]

  • 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝・準決勝: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)

1995–1997[編集]

  • 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝・: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)

1998[編集]

  • 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで)

1999–2012[編集]

  • 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 2回戦: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで)

2013–2015[編集]

  • 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで; 12–12の場合はサドンデス)
  • 2回戦: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで; 15–15の場合はサドンデス)
  • 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで; 18–18の場合はサドンデス)
  • 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで; 19–19の場合はサドンデス)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで; 20–20の場合はサドンデス)

2016–present[編集]

  • 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで; 12–12の場合はサドンデス)
  • 2回戦: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで; 13–13の場合はサドンデス)
  • 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで; 18–18の場合はサドンデス)
  • 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで; 19–19の場合はサドンデス)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで; 20–20の場合はサドンデス)

中継[編集]

イギリス国内では第1回大会からSky Sportsで中継されている[5]

同名のトーナメント[編集]

1980年代、BDOは、このトーナメントと直接的には全く関係のないMFI ワールド・マッチプレイというトーナメントを開催していた。 このトーナメントは、初回の1983年に、ジョン・ロウがテレビ放送史上初のナイン・ダート・フィニッシュを達成した歴史的意義のあるトーナメントである。 また、優勝賞金は、当時のワールド・チャンピオンシップを超えて、最も高かった[6]。 ロウは、この偉業により、£102,000を獲得し、さらにこの大会の初代チャンピオンにもなった[7]

脚注[編集]

  1. ^ Darts Event Calendar Darts Database
  2. ^ PDPA - 9 DART CLUB Archived 2010年4月17日, at the Wayback Machine. Professional Darts Players Association
  3. ^ https://www.pdc.tv/news/2018/01/02/taylor-receives-world-matchplay-honour
  4. ^ http://www.mastercaller.nl/en/tournaments/pdc/world-matchplay/1996
  5. ^ PDC & Sky Sports Extend Partnership”. Professional Darts Corporation. 2013年7月28日閲覧。
  6. ^ BDO MFI World Matchplay[リンク切れ] The darts specialist in the Netherlands (英語 / オランダ語)
  7. ^ Fourth world crown and £1MILLION! Legend of Darts

外部リンク[編集]