ワークスアプリケーションズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
株式会社ワークスアプリケーションズ
Works Applications Co., Ltd.
ワークスアプリケーションズ社名ロゴ.jpg
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 4329
2001年12月13日 - 2011年6月15日
略称 ワークス、WAP
本社所在地 日本の旗 日本
107-6019
東京都港区赤坂1丁目12番32号
設立 1996年(平成8年)7月
業種 情報・通信業
事業内容 パッケージソフトの開発・販売・コンサルティング
代表者 牧野正幸代表取締役最高経営責任者)
阿部孝司(代表取締役最高執行責任者)
石川芳郎(代表取締役最高技術責任者)
資本金 36億2650万6千円
(2016年6月末時点)
売上高 407億86百万円(連結)
(2016年6月期)
従業員数 5,631名(連結)
(2016年6月末時点)
決算期 6月30日
主要子会社 株式会社レジェンド・アプリケーションズ 100%
関係する人物 阿部孝司
石川芳郎
外部リンク http://www.worksap.co.jp/ (日本語)
http://career.worksap.co.jp/ (日本語)
http://www.worksap.com/ (英語)
テンプレートを表示

株式会社ワークスアプリケーションズ: Works Applications Co., Ltd.)は、東京都港区に本社を置く、大手企業向けソフトウェアメーカー。大手企業向けERPパッケージソフトとして人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE(海外名称:AI WORKS)」[1]および「COMPANY」の開発・販売・コンサルティングサポートを行う。[2]

概要[編集]

人事、会計、SCM・生産管理、Eコマース、マイナンバーシステム、ビジネスチャット、グループウェアなど企業経営に関わる基幹業務ソフトウェアの提供・コンサルティングサービスを得意分野とする。現在大手企業向けのシェアは3割以上でナンバーワン。

1996年の創業以来、19期連続で増収を実現した。導入企業数は官公庁や大手商社、メーカー、海外企業など1,200企業グループ以上[3]

主な競合ベンダーとしては、ワークスアプリケーションズと同様に基幹業務ソフトウェア(ERP)を得意とする独SAPや米Oracleなどが挙げられる。[4][5]

沿革[編集]

  • 1996年(平成8年)
    • 7月 - 設立
    • 9月 - 「COMPANY」HRシリーズ正式出荷
  • 2001年(平成13年)12月 - JASDAQ(店頭)市場上場
  • 2002年(平成14年)9月 - 「問題解決能力発掘インターンシップ」開始
  • 2003年(平成15年)12月 - HR市場シェアNo.1獲得
  • 2004年(平成16年)12月 - 「COMPANY」ACシリーズ正式出荷
  • 2008年(平成20年)12月 - 先端技術研究部門アドバンスト・テクノロジー&エンジニアリング本部(ATE)を新設
  • 2009年(平成21年)4月 - 「COMPANY」SCMシリーズ正式出荷
  • 2010年(平成22年)
    • 3月 - 「COMPANY」ECシリーズ正式出荷
    • 9月 - 「働きがいのある会社」ランキング第1位
    • 12月 - ERP市場シェアNo.1獲得
  • 2011年(平成23年)
    • 1月 - MBOによる非上場化を発表
    • 2月 - BPO世界最大手ADP社と業務提携
  • 2012年(平成24年)
    • 5月 - 上海拠点開設
    • 7月 - シンガポール拠点開設
  • 2013年(平成25年)5月 - ニューヨーク拠点開設
  • 2014年(平成26年)
    • 2月 - 産学官共同研究プロジェクト/COMPANY Innovation Academy「企業内人的資源配分メカニズムの経済分析」発表
    • 9月 - 「COMPANY Real Estate Management」正式出荷
    • 11月 - 「LaKeel Messenger by WORKS APPLICATIONS」正式出荷[6]
    • 12月 - 世界初の人工知能型ERP「HUE」発表
  • 2015年(平成27年)
    • 2月 - 第1回「アジア地域における働きがいのある会社」ランキング(2015 the Best Workplaces in Asia list)受賞[7]
    • 2月 - マイナンバー管理プラットフォーム「My Number Keeping System Powered by Works Applications(MKS)」無償提供発表[8]
    • 4月 - ロサンゼルス拠点開設
    • 4月 - インド(チェンナイ)拠点開設 / IVTL Infoview Technologies Pvt Ltd.の連結子会社化
    • 10月 - 実務実践型プログラム「エクスターンシップ」開始[9]
    • 12月 - 世界初の人工知能型ERP「HUE」正式出荷
  • 2016年(平成28年)
    • 1月 - 生産管理ソリューション「Dyna Next」販売開始
    • 7月 - 子会社のアリエル・ネットワーク株式会社を吸収合併
    • 9月 - 「平成28年度情報化促進貢献個人等表彰 経済産業大臣賞」受賞
    • 12月 - ワークスアプリケーションズ運営の企業内託児スペース「WithKids」開設
  • 2017年(平成29年)
    • 2月 - ワークス徳島人工知能NLP研究所(WAP Tokushima Laboratory of AI and NLP)開設[10]
    • 2月 - 「働きがいのある会社」ランキング第1位に選出。10年連続ベストカンパニー受賞
    • 4月 - 3年連続「アジア地域における働きがいのある会社」ランキング(2017 the Best Workplaces in Asia list)受賞

制度・取り組み[編集]

Works Applications Internship[編集]

2002年8月、「問題解決能力発掘インターンシップ」として開始した。当該インターンシップの参加者には報酬として日当の支給と、優秀上位者には所属する教育機関(大学など)の卒業後、最大3年以内であれば時期を問わず、当人の意思に応じて入社できる入社権利として「入社パス」を発行している。2016年、 「Works Applications Internship」と称され、最難関のインターンシップである。

入社パス[編集]

ワークスアプリケーションズが実施するインターンシップにおいて、優秀な成績を修めた参加者に発行される入社権利。卒業後3年間であれば、当人の意思に応じて入社できる。

カムバック・パス[編集]

退職理由を問わず、ワークスアプリケーションズを卒業する社員の復職を認める再雇用制度。退職後の活動は一切問わないため、より自由度の高いキャリアメイクを実現でき、退職後に起業や海外留学、他社への転職を行うことができる。また、 復職時には、退職時点の役職・報酬あるいは、現職のものを保証する。一度、退職しても自社に戻ってくることで、当人の新たなる知見や経験を社内に還元することにつながっている。

ワークスミルククラブ[11][編集]

妊娠判明時点から出産後子どもが小学校を卒業するまでの約12年間、段階的なサポートを行う出産・育児支援制度。2004年、有志で集まった社員が「いかに子どもと付き合い・向き合える制度にするか」という点を重要視し、ワーキングマザーが働くことを楽しめる理想の制度として、内容や運用方法を設計した。年俸の15%を支給する職場復帰ボーナスのほか、 妊娠判明時から子どもが3歳まで延長可能な育児休業制度、子どもが小学校を卒業するまで選択できる短時間勤務制度などがある。

WithKids[12][編集]

ワークスアプリケーションズ運営の企業内託児スペース。「カイシャde子育て」を掲げ、自社で運営することで、従来の概念に縛られずに新しい保育のあり方を実現している。

  • 親子で幸せごはんタイム:子どもの食事だけではなく、大人の食事も提供。管理栄養士が作る栄養満点で家庭的なごはんを、親子一緒に食べることができる。昼食だけではなく夕食も提供することで、帰宅後の夕食の準備、片付け、お風呂、寝かしつけといった忙しい親の負担を軽減する。
  • 社員みんなで“1日先生”:多国籍な社員が特技を活かし、英語やプログラミング、各国の遊戯等、バラエティ豊かな授業を行い、子どものたちの成長を支える。
  • 手ぶらで通勤:一般的に通園に必要なおむつや着替え、シーツ等、大量の重い荷物を持っての通勤する必要ない。保育に必要なものをWithKidsが用意することで、通勤や洗濯等の家事の負担を軽減する。
  • 保育時間を自由に選択できるフレキシブルな保育:延長保育の概念がないため、追加料金が発生することなく、保育時間を柔軟に選択できる。その日その時のニーズに合わせて、預かり時間を柔軟に対応できることで、生産性の高い働き方が可能。また、裁量労働制/フレックス制を導入しているため、子どもと一緒にゆとりを持った出退勤ができる。
  • 当日申込でもOK!一時保育:空枠を活用し、当日駆け込みの一時保育も受け入れている。申込や準備の手間なく簡単に予約ができるため、「子どもは元気なのに園が学級閉鎖で預け先がない」「夕方に重要な会議が入り、お迎えに間に合わない」といったワーキングマザーの悩みが解決される。

ライト・パス制度[編集]

マネジメントクラス以下の若手社員を対象に、成長スピードを軸に早期昇進を実現する飛び級制度。従来のプロセス評価に加えて、当人の成長度合を評価する独自の評価手法によって、経験値や知識の有無に関わらず、高いポテンシャルを有する社員を選抜する。最短で入社2年目でマネジメントクラスへとキャリアアップを図ることができる。[13]

ワークス☆キッズ[編集]

社員の子どもや家族がオフィスを訪れるファミリーデー。2012年春より、社員の家族により会社を理解してもらい、ファンになってもらうことを目的に、毎年開催している。[14]

わくわく運動会[編集]

部署を超えて社員が交流する場として、連帯感やコミュニケーションの促進を図るスポーツイベント。海外拠点でも開催される。

WAP Christmas Party[編集]

日頃、社員を支えてくれている家族やパートナーに感謝の意を伝え、仕事や会社そのものへの理解を深めるために、毎年クリスマスパーティーが開催される。社員はホスト役となって、両親をはじめ、夫や妻、息子、娘、親戚から婚約者、恋人を迎え、子どもにはクリスマスプレゼントも贈っている。

スカンクワーク[編集]

業務時間の20%を、日々の業務や自分の業務の範疇外の時間に使うことが認められている制度。プロフェッショナル人材としての働き方を推奨し、働き方や時間等を社員の裁量に任せ、自発的に働ける環境を提供することで、個人のやりがいや生産性の向上につながっている。

MBM賞[編集]

Most Breakthrough Member賞のこと。1年間で最も優れたブレイクスルーをした社員に与えられる最高名誉賞。CEO賞、COO賞、CTO賞の3賞があり全社員が参加する決起大会「Grand CLOWS」内で表彰式が行われ、優れた仕事・ブレイクスルーが全社員に共有される機会となる。

ワークス徳島人工知能NLP研究所[編集]

自然言語処理(NLP)の業務活用に向け、主に「秘書エージェントシステム」「オフィスエージェントシステム」として、形態素解析や固有表現抽出技術・依存構造解析、重要語抽出・同義語抽出技術、対話エージェントの研究開発を行う。また、日本の自然言語処理研究の第一人者である、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の松本裕治教授を技術顧問として招聘。徳島大学との共同研究を進めている。

表彰[編集]

働きがいのある会社 第1位・ベストカンパニー賞[編集]

Great Place to Work Institute Japanが実施する同調査において第1位に選出され、10年連続ベストカンパニーを受賞。2015年度に初めて実施された「アジア地域における働きがいのある会社」ランキング(the Best Workplaces in Asia list)では、3年連続してアジア9カ国1,430社以上の中からベストカンパニー賞を受賞。[15]。「働きがいのある会社」として、「信用」「誇り」「尊敬」「公正」「連帯感」のすべての要素で高い評価を獲得。年次に関係なく手を挙げればチャンスが与えられる、チャレンジのための失敗は許容するといった企業文化や、単なる成果主義ではなくプロセスを最重要視した「多面評価制度」。時間に縛られず働ける「フレックス」、社員たちの手でゼロから創り出された最長13年間の出産・育児支援制度「ワークスミルククラブ」、業務時間の2割を自主的活動にあてる「スカンクワーク」の奨励、自ら考える力を鍛える独自の新人研修「Starter Mission」[16]といったユニークな制度が評価された。

情報化促進貢献個人等表彰 経済産業大臣賞[17][編集]

平成28年度は、トヨタ自動車とならび、以下の評価を得て受賞。「ERPシステムでは誰もチャレンジしてこなかった応答速度0.1秒という卓越したユーザエクスペリエンスや、ユーザー業務を学習するAI機能等を実現するため、従来型のリレーショナル・データベース技術から脱却し、NoSQLデータベース型のクラウド分散技術を採用した革新的な人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE」を開発した。ERPソフト分野でグローバル市場を獲得するべく、世界で初めての製品を市場に投入したことは高く評価できる。」

グッドデザイン賞[編集]

世界初の人工知能型ビジネスアプリケーション「HUE」が2015年度の同賞を受賞。大企業向けソフトウェアとして初の受賞となった。人工知能を使った自動解析と自動学習によって、「エンドユーザーの利便性を向上し、無駄なルーティンワークをなくす」ことがコンセプト。AIを活かした新しい操作性、利便性が評価された[18]

後輩にオススメしたいインターンシップ 第1位[19][編集]

ユニークなインターンシップを、アメリカ、中国、シンガポール、インド、日本など世界各国で実施していることで知られ、6年連続第1位に選出(ジョブウェブ調べ)。一般的な就業体験型ではなく、ビジネスパーソンとしての能力を見極め成長の機会を与える、本格的な能力発掘型インターンシップと言われる[20]。修了時点で優秀な成績を修めたインターン生には、特別報奨金と任意の期間いつでも入社可能な「入社パス」が付与される。

脚注[編集]

  1. ^ 人工知能型ERP「HUE」[1]
  2. ^ ワークスアプリケーションズ
  3. ^ えらばれる理由[2]
  4. ^ 国内外の主要ERPパッケージのまとめ/エンジニア
  5. ^ 大企業向けERP
  6. ^ LaKeel Messenger by WORKS APPLICATIONS[3]
  7. ^ 「アジア地域における働きがいのある会社」ランキング[4]
  8. ^ My Number Keeping System Powered by Works Applications(MKS)[5]
  9. ^ 実務実践型プログラム「エクスターンシップ」[6]
  10. ^ ワークス徳島人工知能NLP研究所
  11. ^ ワークスミルククラブ
  12. ^ WithKids
  13. ^ ライト・パス制度
  14. ^ ファミリーデー「ワークス☆キッズ」
  15. ^ 「アジア地域における働きがいのある会社」ランキング[7]
  16. ^ Starter Mission[8]
  17. ^ 情報化促進貢献個人等表彰 経済産業大臣賞
  18. ^ グッドデザイン賞受賞[9]
  19. ^ 「後輩にオススメしたいインターンシップ」ランキング[10]
  20. ^ 能力発掘型インターンシップ[11]

関連項目[編集]