マティク・オソブニカル

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マティク・オソブニカル Portal:陸上競技
Matic Osovnikar.jpg
選手情報
フルネーム マティク・オソブニカル
ラテン文字 Matic Osovnikar
国籍 スロベニアの旗 スロベニア
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 60m, 100m, 200m
生年月日 (1980-01-19) 1980年1月19日(37歳)
出身地 スロベニアの旗 クラーニ
身長 179cm
体重 77kg
引退 2012年
公式サイト maticosonvikar.com
成績
オリンピック 100m 2次予選2組4着 (2004年)
200m 準決勝2組8着 (2004年)
4x100mR 準決勝失格 (2000年)
世界選手権 100m 7位 (2007年)
200m 2次予選1組5着 (2007年)
地域大会決勝 ヨーロッパ選手権
100m 3位 (2006年)
自己ベスト
60m 6秒58 (2004年, 2006年) 室内スロベニア記録
100m 10秒13 (2007年) スロベニア記録
10秒04w (2009年)
200m 20秒47 (2004年) スロベニア記録
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2007年
2011年ヨーロッパチーム選手権

マティク・オソブニカルMatic Osovnikar1980年1月19日 ‐ )は、スロベニアクラーニ出身で短距離走を専門にしていた元陸上競技選手。100mの10秒13、200mの20秒47など、複数種目のスロベニア記録保持者。2007年大阪世界選手権男子100mのファイナリスト(7位)である。

オソブニカルは白人選手ながら2007年大阪世界選手権男子100mで決勝に進出し、7位入賞を果たした。この種目において白人選手が決勝に進出したのは1987年ローマ大会以来、実に20年ぶりの出来事だった[1]

経歴[編集]

2000年[編集]

9月のシドニーオリンピックで世界大会初出場を果たすと、男子4×100mリレーに出場した。女子も含めてスロベニア初の出場となったこの種目で、予選を39秒25のスロベニア新記録(当時)で突破したものの準決勝は失格に終わった。しかし、これは現在も4×100mリレーにおけるスロベニア最高成績となっている[2]

2001年[編集]

7月にヨーロッパU23選手権に出場すると、男子100mは3位と0秒02差の4位(10秒47/+2.2)で惜しくもメダルを逃した。しかし、男子4×100mリレーでは2走を務めると、39秒35をマークして3位に入り銅メダル獲得に貢献した。これは女子も含めてスロベニア初となるトラック競技のメダルを獲得という快挙だった[3]

2003年[編集]

3月にバーミンガム世界室内選手権男子200mに出場すると、予選を20秒77のスロベニア新記録、準決勝を20秒87で突破し、この種目ではスロベニア勢初となる決勝に進出した。決勝は21秒17とタイムを落とし、3位のドミニク・デメリットと0秒25差の4位でメダルを逃した。しかし、これは200mにおけるスロベニア最高成績である[4]

2004年[編集]

3月のブダペスト世界室内選手権男子60mに出場すると、予選と準決勝を6秒60のスロベニア新記録(当時)で突破し、この種目ではスロベニア勢初となる決勝に進出した。決勝でもスロベニア新記録となる6秒58をマークしたが5位に終わった[5]。8月のアテネオリンピックには男子100mと男子200mに出場した。両種目においてスロベニア勢初の出場を果たすと、男子100mは1次予選を10秒15(+0.8)のスロベニア新記録(当時)で突破したが、2次予選は準決勝に着順で突破できる組3着と同タイム着差ありの4着に終わり、タイムでも拾われずに敗退した[6]。男子200mは2次予選を20秒47(+0.5)のスロベニア新記録で突破したが、準決勝は組8着で敗退した[7]。男子100mの2次予選2組4着、男子200mの準決勝2組8着という成績は、現在もオリンピック両種目におけるスロベニア勢最高成績となっている[2]

2006年[編集]

3月のモスクワ世界室内選手権男子60mでは2大会連続で決勝に進出したが、決勝ではスロベニアタイ記録の6秒58をマークするも3位と0秒04差の4位でメダルを逃した[8]。これは現在もこの種目におけるスロベニア勢最高成績となっている[4]。8月のヨーロッパ選手権では男子100mでスロベニア勢初となる決勝に進出すると、決勝で10秒14(+1.3)のスロベニア新記録(当時)を樹立。フランシス・オビクウェル(9秒99)、アンドレイ・エピシン(10秒10)に次ぐ3位に入り、全種目を通じてスロベニア男子勢初のメダルとなる銅メダルを獲得した[9]

2007年[編集]

3月のヨーロッパ室内選手権男子60mに出場すると、この種目ではスロベニア勢初となる決勝に進出したが、決勝では3位のロナルド・ポニョンと0秒03差の4位に終わりメダルを逃した。8月の大阪世界選手権には男子100mと男子200mに出場すると、男子100mは2次予選を10秒13(+1.8)のスロベニア新記録、準決勝を10秒17(+0.3)で突破。この種目ではスロベニア勢初、白人勢20年ぶりとなる決勝に進出し、決勝は10秒23(-0.5)で7位入賞を果たした[10]。男子200mでは初めて2次予選に進出したが、準決勝に進出できる組4着と0秒25差の5着で敗退した[11]。男子100mの7位、男子200mの2次予選1組5着という成績は、現在も世界選手権両種目におけるスロベニア最高成績となっている[12]

自己ベスト[編集]

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒13 (+0.8) 2007年8月25日 日本の旗 大阪 スロベニア記録
10秒04w (+3.2) 2009年7月25日 オーストリアの旗 ヴォルフスベルク 追い風参考記録
200m 20秒47 (+0.5) 2004年8月24日 ギリシャの旗 アテネ スロベニア記録
室内
60m 6秒58 2006年3月10日
2004年3月5日
ロシアの旗 モスクワ
ハンガリーの旗 ブダペスト
スロベニア記録
100m 10秒41 2006年2月4日 フィンランドの旗 タンペレ
200m 20秒77 2003年3月14日 イギリスの旗 バーミンガム スロベニア記録

主要大会成績[編集]

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
1997 ヨーロッパジュニア選手権 (en スロベニアの旗 リュブリャナ 200m 予選2組7着 21秒74 (+0.6)
4x100mR 5位 41秒08 (2走)
1998 世界ジュニア選手権 フランスの旗 アヌシー 4x100mR 予選1組7着 41秒18 (2走)
2000 オリンピック オーストラリアの旗 シドニー 4x100mR 準決勝失格 DQ (2走) 予選39秒25:スロベニア記録
2001 ヨーロッパU23選手権 (en オランダの旗 アムステルダム 100m 4位 10秒47 (+2.2)
200m 予選3組3着 21秒41 (-1.0)
4x100mR 3位 39秒95 (2走)
地中海競技大会 (en チュニジアの旗 ラデス 100m 6位 10秒32 (-2.5)
2002 ヨーロッパ室内選手権 (en オーストリアの旗 ウィーン 200m 予選3組3着 21秒26 (-1.0)
ヨーロッパ選手権 (en ドイツの旗 ミュンヘン 100m 準決勝1組7着 10秒49 (0.0)
200m 1次予選2組6着 21秒55 (-0.2)
4x100mR 予選1組6着 39秒71 (2走)
2003 世界室内選手権 イギリスの旗 バーミンガム 200m 4位 21秒17 予選20秒77:スロベニア記録
世界選手権 フランスの旗 パリ 100m 2次予選3組7着 10秒35 (0.0)
2004 世界室内選手権 ハンガリーの旗 ブダペスト 60m 5位 6秒58 スロベニア記録
200m 予選棄権 DNS
オリンピック ギリシャの旗 アテネ 100m 2次予選2組4着 10秒26 (0.0) 1次予選10秒15:スロベニア記録
200m 準決勝2組8着 20秒89 (+0.2) 2次予選20秒47:スロベニア記録
2005 ヨーロッパ室内選手権 (en スペインの旗 マドリード 60m 準決勝1組5着 6秒66
200m 準決勝棄権 DNS
地中海競技大会 (en スペインの旗 アルメリア 100m 優勝 10秒35 (-0.4)
200m 優勝 20秒75 (+0.6)
4x100mR 3位 39秒57 (2走)
世界選手権 フィンランドの旗 ヘルシンキ 100m 2次予選3組7着 10秒48 (+0.7)
200m 1次予選4組5着 20秒94 (+1.3)
2006 世界室内選手権 ロシアの旗 モスクワ 60m 4位 6秒58 スロベニア記録
ヨーロッパ選手権 スウェーデンの旗 イェーテボリ 100m 3位 10秒14 (+1.3)
200m 準決勝1組8着 21秒08 (+1.1)
4x100mR 予選途中棄権 DNF (4走)
2007 ヨーロッパ室内選手権 (en イギリスの旗 バーミンガム 60m 4位 6秒63
世界選手権 日本の旗 大阪 100m 7位 10秒23 (-0.5) 2次予選10秒13:スロベニア記録
200m 2次予選1組5着 20秒65 (+0.3)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
ドイツの旗 シュトゥットガルト 100m 7位 10秒35 (-0.3)
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 100m 2次予選3組6着 10秒24 (-0.2)
200m 2次予選2組8着 20秒95 (+0.2)
2009 ヨーロッパ室内選手権 (en イタリアの旗 トリノ 60m 予選4組5着 6秒74
世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 100m 1次予選1組5着 10秒52 (-0.4)
2010 ヨーロッパ選手権 スペインの旗 バルセロナ 100m 準決勝3組5着 10秒51 (-1.0)
200m 予選2組7着 21秒36 (0.0)
4x100mR 予選失格 DQ (2走)
2012 ヨーロッパ選手権 フィンランドの旗 ヘルシンキ 100m 予選1組6着 10秒60 (+1.4)

脚注[編集]

  1. ^ We Are Here to Stay”. スロベニアタイムズ (2007年9月7日). 2015年9月22日閲覧。
  2. ^ a b Rio 2016 Olympic Games Athletics Statistics Handbook (ebook) (BEST NATIONAL PLACINGS参照)”. 国際陸上競技連盟 (2016年). 2016年8月25日閲覧。
  3. ^ European Athletics U23 Championships - Tallinn 2015 Statistics Handbook(Country index参照) ヨーロッパ陸上競技連盟 (PDF, 6.9 MB) 2016年08月25日閲覧
  4. ^ a b World Indoor Championships Portland 2016 Athletics Statistics Handbook (ebook) (BEST NATIONAL PLACINGS参照)”. 国際陸上競技連盟 (2016年). 2016年8月25日閲覧。
  5. ^ 第10回世界室内選手権男子60m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年8月25日閲覧。
  6. ^ 第28回オリンピック男子100m2次予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年8月25日閲覧。
  7. ^ 第28回オリンピック男子200m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年8月25日閲覧。
  8. ^ 第11回世界室内選手権男子60m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年8月25日閲覧。
  9. ^ European Athletics Championships - Amsterdam 2016 Statistics Handbook(Country index参照) ヨーロッパ陸上競技連盟 (PDF, 16.54 MB) 2016年08月25日閲覧
  10. ^ 第11回世界選手権男子100m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年8月25日閲覧。
  11. ^ 第11回世界選手権男子200m2次予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年8月25日閲覧。
  12. ^ World Championships Beijing 2015 Athletics Statistics Handbook (ebook) (BEST NATIONAL PLACINGS参照)”. 国際陸上競技連盟 (2016年). 2016年8月25日閲覧。

外部リンク[編集]