プラユット・チャンオチャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プラユット・チャンオチャ
ประยุทธ์ จันทร์โอชา
Prayut Chan-o-cha at the Enthronement of Naruhito (1).jpg
2019年のプラユット
生年月日 (1954-03-21) 1954年3月21日(68歳)
出生地 タイ王国の旗 タイナコーンラーチャシーマー県
出身校 タイ王国防衛大学
チュラチョームクラオ陸軍士官学校
所属政党 無所属
配偶者 ナラポーン・チャンオチャ
サイン Signature of Prayut Chan-o-cha.svg

在任期間 2014年8月25日 - 現職
2022年8月24日以降は一時停職
国王 ラーマ9世
ラーマ10世

在任期間 2014年5月22日 - 2019年7月16日
国王 ラーマ9世
ラーマ10世

第37代 陸軍司令官
内閣 アピシット内閣
インラック内閣
ニワットタムロン暫定内閣
在任期間 2010年10月1日 - 2014年9月30日
国王 ラーマ9世
テンプレートを表示
プラユット・チャンオチャ
ประยุทธ์ จันทร์โอชา
生誕 (1954-03-21) 1954年3月21日(68歳)
タイ王国の旗 タイナコーンラーチャシーマー県
所属組織 タイ王国陸軍
軍歴 1972年 - 2014年
最終階級 RTA OF-9 (General).svg 大将
除隊後 政治家
テンプレートを表示

プラユット・ジャンオーチャー<日本政府の表記 またはプラユット・チャンオチャ>(タイ語: ประยุทธ์ จันทร์โอชา, ラテン文字転写: Prayuth Chan-o-chaアユタヤ語声/prā.jút tɕān.ʔōː.tɕʰāː/, クルンテープ語声/pɹɐ̄.ʒʊ́t̚. ʦɐ̄n.ōːʊ.ʃɐ̄ː/1954年3月21日 - )は[1]タイ王国軍人陸軍大将)、政治家首相(第37代)。後述のとおり2022年8月24日以降は首相職が一時的に停職されている。

2014年軍事クーデターにより、2019年3月の総選挙での民政復帰までは軍事政権(軍政)トップの地位にあり、国家平和秩序評議会英語版(NCPO)議長や首相[2]を兼務していた。

経歴[編集]

1954年3月21日ナコーンラーチャシーマー県出身。

2014年5月20日、前年から続いていたタイ反政府デモを巡って、陸軍司令官として戒厳令を発令した[3]。その2日後の5月22日、「国家平和秩序評議会英語版(NCPO)」を結成して軍事クーデターを決行し、同国の実権を掌握した。ニワットタムロン首相代行率いる文民政権を打倒した。これにより、約3年間続いていたタイ貢献党によるタクシン元首相派政権が崩壊した。

同年8月25日国王からの任命を受けて正式に第37代首相に就任した[2][4]

2015年2月に日泰首脳会談のため来日。

2019年3月24日の総選挙ではプラユット率いる国民国家の力党英語版は115議席で第2党となり、同年5月下旬の時点では、少数政党の協力を経て引き続き首相を務める見通しとなっていた[5]。その後、6月5日のタイ王国国会上下院合同による首相指名選挙に於いてプラユットが500票を獲得し、タイ王国首相に選出され、6月11日に就任した[6]。7月16日、新政権閣僚が国王への宣誓式を実施し、正式に国民国家の力党を中心とした19政党による連立政権が発足。これにより、国家平和秩序評議会英語版(NCPO)は解散となり、自動的に議長の任が解かれた。

2021年3月9日、閣議後の記者会見で、報道陣からの内閣改造に関する質問にいら立ち、新型コロナウイルス対策用のアルコール消毒液を記者らに噴射する暴挙を起こした[7][8]

2021年4月26日、プラユットが政府の会議中にマスクを着用していなかったとして、バンコク都から罰金6000バーツ(約2万円)を科された[9][10]

2022年、野党勢力はプラユットが8月25日以降も首相を継続するのは首相任期を8年に制限した憲法に違反するとして憲法裁判所に提訴。プラユット支持者側は8年間のカウントは新憲法が施行された2017年か、あるいは総選挙に勝利した2019年が起点と主張したが、8月24日に憲法裁判所はプラユットを一時的に停職とする判断を下し、このためプラウィット・ウォンスワン英語版副首相が首相代行に就任した[11]

脚注[編集]

  1. ^ 、日本の外務省ではプラユット・ジャンオーチャー (Prayut Chan-o-cha) という表記を使用している日・タイ首脳会談”. 外務省 (2015年2月9日). 2015年2月25日閲覧。
  2. ^ a b タイ、文民から暫定首相 民政復帰へ環境整備
  3. ^ タイ国軍、戒厳令発令…「クーデターと異なる」
  4. ^ プラユット司令官、タイ首相に就任 役職兼任し権力集中 - 朝日新聞(2014年8月25日)
  5. ^ “タイ、小政党が親軍勢力を支持 暫定首相続投の可能性高まる”. 日経電子版. 日本経済新聞社. (2019年5月14日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44755160U9A510C1000000/ 2019年5月26日閲覧。 
  6. ^ “タイ、プラユット氏を首相に選出 親軍政の連立政権発足へ”. Reuter Japan. Thomson Reuter. (2019年6月6日). https://jp.reuters.com/article/thailand-politics-idJPKCN1T62PJ 2019年6月6日閲覧。 
  7. ^ タイ首相 いら立って暴挙? テレビ東京ニュース2021年3月10日閲覧。
  8. ^ タイ首相、記者に消毒液を噴射 会見で質問にいら立ち 沖縄タイムス2021年3月10日閲覧。
  9. ^ Thailand's prime minister fined for breaking face mask rule” (英語). AP NEWS (2021年4月26日). 2021年8月22日閲覧。
  10. ^ Thai prime minister fined $190 for not wearing face mask” (英語). Reuters (2021年4月26日). 2021年8月22日閲覧。
  11. ^ “Prayuth Chan-ocha: Thai court suspends PM and coup leader”. BBC News. BBC. (2022年8月24日). https://www.bbc.com/news/world-asia-62656348 2022年8月25日閲覧。 
軍職
先代
アヌポン・パオチンダ英語版
タイ王国陸軍司令官
第37代:2010年 – 2014年
次代
ウドムデート・シタブットタイ語版
公職
先代
(新設)
タイ王国の旗 タイ国家平和秩序評議会議長
2014年 - 2019年
次代
(解散)
先代
ニワットタムロン・ブンソンパイサン
(代行)
タイ王国の旗 タイ首相
第37代:2014年 - 現在
次代
プラウィット・ウォンスワン英語版
(停職中の首相代行)